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2016年07月19日

たまにはABSや異素材でも・・・。

明生化学さんのABSフィラメントを入手したので使ってみました。アンダーや突起が多く、ベンチマークにぴったりなトリケラさん50%サイズです。
0.2mmノズルの0.05mm積層です。ベッド80度、押し出し210度(推奨最高温度)

20160717_113133.jpg

私がABSをあまり使わないのは、収縮が大きすぎて嵌め合いや穴位置が大事な部品が作りにくいと言うことと、ABS特有の匂いが苦手だからです。

このフィラメントは、推奨温度で使用する限りABSっぽい匂いがしません。また、糸引きや割れも起こりにくいように思います。
しっぽのサポートはちょっとだけ剥がれちゃいましたが、造形には影響がなく助かりました。

20160717_113153.jpg

サポートだらけになりましたが、ABSなので除去が楽ですね。
灰色のと並べて記念撮影。

20160717_150343.jpg

ちなみに灰色は0.4mmノズル、0.05mm積層のNgen(コポリエステル)製トリケラです。
色のおかげで随分男前に見えますが、近寄ると0.2mmノズルの白の方が綺麗ですよ。


NgenはPLA並みに収縮しにくく、耐熱性も備えた素材です。
ベッド温度が80度程度ないと第一層の貼りつきが悪い事以外はPLAと同じ感覚で使えます。
ABS同様サポートも取りやすかったです。造形中の匂いも気になりませんし、やすり掛けも普通にできますね。

20160717_150442.jpg


それぞれのフィラメントの特徴をまとめてみます。
明成ABS
 温度がPLA並みで造形可能。匂いも少ない。
 造形温度が低いためか、材料の特性か、反り、収縮が少ない。
 層間の接着がPLAよりも弱い上になすり付け抵抗が大きい。小さな造形を高速で行うと途中で折れることがある。
 180度程度の低温でも長時間造形すると焦げ玉ができやすい印象第一層が240度だったのが悪さしたかも。
 ラインナップが白のみなので、造形の良し悪しが分かりにくい。

Ngen
 ベッド温度が80度であること以外はPLAに近い感覚で造形できる。
 出来上がったものはABSに近い感覚で扱える。アセトン蒸しは試していないので不明。
 層間の接着がPLAよりも弱い、強度が必要なら推奨最高温度(240度)で、あまり高速にノズルを動かさず使いたい。
 色のラインナップが豊富で、造形の良し悪しを見やすい色が選べる。


どちらも層間で割れが起きやすいのですが、それはPLAに比べたらの話で、ABSになれている人であれば違和感が無く使えると思います。
PLA以外にも大物に使える可能性がある素材が出てきましたね。
FDMの大きな利点に、素材が自由に選べることがあると思います。選択肢が増えるのは大歓迎ですね。


私も理想の素材を求めるべく、フィラメントメーカーさんに声をかけてみようかなあ。
日本のメーカーさんも頑張ってると思うのですが、フィラメント由来じゃない問題までユーザーの声を拾おうとして、方向感の無い素材になってしまっている気がします。
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ないものづくりエージェント 多夢
今までになかったものや、他にないものをつくる ないものづくりエージェント です。 「工夫」が私のテーマです。 「工夫」とは生きる力であり、奪われることのない自由。 価値を生むプロセスであり、価値のあるプロセス。 できると信じて、想像と創造、思考と試行を続けること。 そんな「工夫」の楽しさや価値を伝える仕事をしたいと思っています。
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