2016年03月14日
3Dプリントはイマジネーションが活きるローテク!?
ハイテク機器と思われがちな3dプリンターですが、FDMに関しては
ケーキのデコレーションや左官に近いアナログなローテクが出口です。
設計も出力も、そこを意識するだけで、品質が大きく変わります。
私が意識していることとアプローチ法をつらつらと書きます。
自分に合っていると思ったら参考にしていただければ幸いです。
・3Dプリントはマシンとユーザーの二人羽織り!
3Dプリンター(パーソナルFDM)は、綺麗に作ろうと考えてくれる機械ではありません。
剥がれようが、ずれようが、詰まろうがお構いなしで動き続けます。
慣れないうちは、焦げた造形物、宙に浮いた物体X、かた焼きそば、エア造形の量産機です。
意中の女の子がつくる炭化した手料理を想像し、やすっぽいラブコメの主人公になったつもりで
対処するのが3Dプリンターと楽しく付き合うコツだと思います。
手取り足取り正しく指導してやると、造形が正確に、綺麗に、早くなってきます。一種の育てゲーですね。
そのためには使い手が正しく現状を観察し、把握し、対処法を知っている必要があります。
・論より証拠、目の前の現物が一番確かな情報
3Dプリンターの情報はネットを探せば色々でてきます。
でも、自分の目の前で起こっていること、自分の作った物以上の情報源はありません。
機種の個性、気温など環境の違い、バラつきのある材料特性、サーミスタの不確かさ・・・全てが関係して結果があります。
同じ環境でない限り、目安にはなっても再現性の保証は無いのです。
参考にすべきは、様々な機種や材料を知る人、同じ機種を使っている人、安定して美しく正確な造形が出来ている人の情報ですが、やはり自分の機械と造形を徹底的に観察し、仮説、実践を繰り返しながら
知識と経験を積むのが一番です。 応用力がつきます。
・ドロッとした熱いものをなすりつけているというイメージを持つ。
結局のところFDMのやっていることはこれだけです。
押し出された後の樹脂は、ドロッとしている間は流れるし垂れます。
冷却でその時間をコントロールできますが、長い直線と、突起などの小さなループでは挙動が変わります。
また、垂れないように早く冷えればよいというものでもありません。
層間の密着が悪くなり、壊れやすい造形になってしまいます。
・樹脂量は適正に!押し出された樹脂は、増えないし消えない。
つくりたいものの形ピッタリに樹脂が収まってくれるのが理想です。
どこかが出っ張ると、どこかが足りなくなります。またその逆もありです。
はみ出し、ブツブツ、糸ひきなどコントロールから外れる樹脂は少ないほど良いのです。
ただ、コントロールが甘いのであれば、若干足りない目から調整する方がトラブルは減ります。
樹脂が多めの状態で造形を続けると、余った樹脂の塊とノズルがぶつかります。
結果、造形物の破損や脱調というやっかいなトラブルが起こります。
・機械の潜在能力を活かすために、材料、量、温度、速度、冷却をきっちり指導してあげるのが使い手の務め。
紙の印刷でも公正という工程があります。
でも、3Dプリントにはまだ確立されたチェック法が存在していません。
パーソナル3Dプリンターは作るものも用途も多様だからこそ、最適解もパーソナルだったりします。
自由で開かれた可能性と、制限だらけだけどお任せできるブラックボックス(業務用機の方針はこっちです)。
私には苦労つきの自由の方がむいていたようです。
ケーキのデコレーションや左官に近いアナログなローテクが出口です。
設計も出力も、そこを意識するだけで、品質が大きく変わります。
私が意識していることとアプローチ法をつらつらと書きます。
自分に合っていると思ったら参考にしていただければ幸いです。
・3Dプリントはマシンとユーザーの二人羽織り!
3Dプリンター(パーソナルFDM)は、綺麗に作ろうと考えてくれる機械ではありません。
剥がれようが、ずれようが、詰まろうがお構いなしで動き続けます。
慣れないうちは、焦げた造形物、宙に浮いた物体X、かた焼きそば、エア造形の量産機です。
意中の女の子がつくる炭化した手料理を想像し、やすっぽいラブコメの主人公になったつもりで
対処するのが3Dプリンターと楽しく付き合うコツだと思います。
手取り足取り正しく指導してやると、造形が正確に、綺麗に、早くなってきます。一種の育てゲーですね。
そのためには使い手が正しく現状を観察し、把握し、対処法を知っている必要があります。
・論より証拠、目の前の現物が一番確かな情報
3Dプリンターの情報はネットを探せば色々でてきます。
でも、自分の目の前で起こっていること、自分の作った物以上の情報源はありません。
機種の個性、気温など環境の違い、バラつきのある材料特性、サーミスタの不確かさ・・・全てが関係して結果があります。
同じ環境でない限り、目安にはなっても再現性の保証は無いのです。
参考にすべきは、様々な機種や材料を知る人、同じ機種を使っている人、安定して美しく正確な造形が出来ている人の情報ですが、やはり自分の機械と造形を徹底的に観察し、仮説、実践を繰り返しながら
知識と経験を積むのが一番です。 応用力がつきます。
・ドロッとした熱いものをなすりつけているというイメージを持つ。
結局のところFDMのやっていることはこれだけです。
押し出された後の樹脂は、ドロッとしている間は流れるし垂れます。
冷却でその時間をコントロールできますが、長い直線と、突起などの小さなループでは挙動が変わります。
また、垂れないように早く冷えればよいというものでもありません。
層間の密着が悪くなり、壊れやすい造形になってしまいます。
・樹脂量は適正に!押し出された樹脂は、増えないし消えない。
つくりたいものの形ピッタリに樹脂が収まってくれるのが理想です。
どこかが出っ張ると、どこかが足りなくなります。またその逆もありです。
はみ出し、ブツブツ、糸ひきなどコントロールから外れる樹脂は少ないほど良いのです。
ただ、コントロールが甘いのであれば、若干足りない目から調整する方がトラブルは減ります。
樹脂が多めの状態で造形を続けると、余った樹脂の塊とノズルがぶつかります。
結果、造形物の破損や脱調というやっかいなトラブルが起こります。
・機械の潜在能力を活かすために、材料、量、温度、速度、冷却をきっちり指導してあげるのが使い手の務め。
紙の印刷でも公正という工程があります。
でも、3Dプリントにはまだ確立されたチェック法が存在していません。
パーソナル3Dプリンターは作るものも用途も多様だからこそ、最適解もパーソナルだったりします。
自由で開かれた可能性と、制限だらけだけどお任せできるブラックボックス(業務用機の方針はこっちです)。
私には苦労つきの自由の方がむいていたようです。
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