平清盛 第34回「白河院の伝言」
清盛危篤という一大事に、平家一門は大混乱におちいっていた。
熱病にうなされる清盛の意識は、はるか胎児のころへと飛んでいき……。
突然高熱におかされ意識を失い、病床に伏した平清盛(松山ケンイチ)。薬師(くすし)の診断で原因は寸白(すばく・寄生虫)と判明したものの、手元の薬では治せず、祈るよりほかに手だてはない。万一の事態も覚悟し、今は落ち着いてなすべきことをせよと、時子(深田恭子)は一門に命じる。
清盛危篤の知らせは、たちまち都のみならず、きさきの滋子(成海璃子)とともに熊野詣でに向かう途上の後白河上皇(松田翔太)や、はては源頼朝(岡田将生)の暮らす伊豆・蛭ヶ小島(ひるがこじま)にまで届く。そして平家一門のみならず、朝廷や貴族、諸国の武士など多くの人々の心に波紋を呼ぶ。それは、清盛が今や、国を揺るがす無二の存在であることを示していた。
死の淵(ふち)をさまよう清盛の意識は、時をさかのぼって胎児のころに飛び、生母・舞子(吹石一恵)の腹の中へとたどりつく。そして、白河院(伊東四朗)や祇園女御(ぎおんのにょうご・松田聖子)らとのやりとりを見聞きするのだが……。
(2012年8月31日 NHKネットステラ)
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