平清盛 第45回「以仁王の令旨」
この世の頂に立ち、もはや怖いものなしの清盛は、意のままに都の政を操る。
そんな清盛の横行ぶりに、各方面から不満がくすぶり始めて──。
後白河法皇(松田翔太)を幽閉し、ついにこの世の頂点に立った平清盛(松山ケンイチ)。反平家を一掃してからは、朝廷の人事も思いのままに。強引に高倉天皇(千葉雄大)に譲位させると、孫の東宮・言仁(ときひと・貞光奏風)が安徳天皇として即位する。
一方、今回の政変で長年の所領を奪われてしまったのは、後白河法皇の子・以仁王(もちひとおう・柿澤勇人)。ふさぎ込む彼の様子を見かねた猶母の八条院ワ子(あきこ・佐藤仁美)は、源頼政(宇梶剛士)を呼びだし、武力決起して平家討伐をせよとたきつける。
奥州平泉では、遠縁の義経(神木隆之介)を迎え入れていた藤原秀衡(ひでひら・京本政樹)が、近頃の清盛の動きを警戒。そして、もし今後平家が平泉に押し寄せることがあれば、平泉の武力と財力を好きに使って応戦するがよいと、義経に言い含める。
福原にいながらにして、都の政を意のままに動かす清盛。しかしその陰では、各地で反平家の火がくすぶり始めていた──。
東宮・言仁(貞光奏風)の即位に際し、朝廷で何かと物入りになると、伊豆には早速増税の命が下る。国のためのはずの租税が、平家のためにばかり使われている現実に、北条時政(遠藤憲一)は、このままでは暴動が起きるのではと危惧する。
言仁が正式に即位して安徳天皇となると、清盛(松山ケンイチ)は、公卿たちの反対を押し切り高倉上皇(千葉雄大)の嚴島参詣(さんけい)計画を進める。しかし、寺社勢力は猛反発。日頃は仲悪しき寺同士も手を組み、結束を強めていく。
(2012年11月16日 NHKネットステラ)
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