平清盛 第47回「宿命の敗北」
1180(治承4)年8月、源頼朝(岡田将生)が打倒平家を掲げて挙兵した。平治の乱後、みずから助命した者に謀反を起こされた清盛(松山ケンイチ)。しかし、その知らせを受けた彼の顔は、憤るよりもむしろ生気に満ちあふれていた。武士の心を取り戻した清盛は、すぐさま孫の維盛(井之脇海)を総大将、忠清(藤本隆宏)を軍師に任命し、頼朝の追討を命じる。
一方、各地で次々と源氏武士が決起。奥州平泉の義経(神木隆之介)も、義兄・頼朝のもとへ馳(は)せ参じたいと望む。義経は、後見人の秀衡(ひでひら・京本政樹)に兵を授けてほしいと願い出るが、その身を案ずる秀衡は猛反対。両者一歩も譲らず、一向に結論が出ない。そのとき、弁慶(青木崇高)がすっくと立ち上がり、あろうことか自身の頭上の的を義経に射させ、自分たちの運と度胸を試すと言いだす。
同年10月。駿河国の富士川をはさんで、頼朝率いる源氏軍と平家軍が対峙(たいじ)する。しかし平家軍の兵は、駆り集められたばかりで士気も上がらず、空腹でぐったりしていた。それを見かねた維盛は、陣に遊び女(め)を連れてこいと命じ、忠清をあぜんとさせる──。
貴族としての暮らしが長く、武を忘れた平家と、打倒平家で結束を固める源氏。戦う前から決まっているかのような勝負の行方。それに対して、清盛は!?
(2012年11月30日 NHKネットステラ)
NHK大河ドラマ 平清盛 完全版 Blu-ray-BOX 第弐集 新品価格 |