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yamwataritabi
登山歴は20年余り。スタイルは基本ボッチ登山です。 無雪期は、低山ハイクからテント泊縦走まで、雪山は日帰りハイクとテレマークでのBCスキーを楽しんでます。
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2024年03月15日

【登山初心者の疑問にお答えします!】登山リュックのヒップベルトは必要??

みなさん、山渡ってますか!

登山リュックとカジュアルデイパックのデザイン的に最も異なるパーツが
ヒップベルトです。
25リットル以下の小型の場合はテープのタイプですが、
本格的30リットルサイズになると幅広でクッションのついたベルトになります。

最近は減りましたが、時折子のヒップベルトを締めないで辛そうににしているハイカーを見かけます。

今回は、日常では馴染みのないヒップベルトについて解説します。
tozanryuku1.jpg



@ヒップベルトあれこれ


先にお話ししたように、ヒップベルトは登山リュック独特のパーツです。
形状としては、
1.幅2〜3pのベルトタイプ

2.クッション付きの幅10p以上のタイプ

があります。

Aヒップベルトのメリット


1.幅2〜3pベルトタイプ

DSC_0003-EDIT.jpgこのタイプは一部スポーツメーカーでも採用されています。
登山リュックでは主に25リットル以下の小型モデルで使用されています。
このベルトが、一般的に存在理由が伝わっていないパーツです。

そのため、
「このベルトいらない」「このベルト邪魔」
といったように邪険に扱われ、一部のモデルでは着脱可能になっています。
しかし、酔狂で取り付けられているわけではありません。ちゃんとした機能があります。

その機能とは、
リュックのボトム部が無駄に動かないようにするため腰に密着させる
です。

登山時には、ハイカーはいろいろな体勢になります。
前かがみになったり、左右どちらかに傾いたり。。

その時、ベルトの無い状態では、
リュックが背中で前後にバタついたり、左右に揺れたり、上下に動いて肩を圧迫したりします。
もともと装備自体が軽いので、あまり気にしない方も多いですが、実はこれ
じわじわと体力を奪っています

また、登山道の状況ではバランスを強要される場合があり、その際リュックが動くと上半身の重心がズレるので、思わぬ転倒を引き起こすリスクがあります。

頼りなそうな細いベルトですが、登山時にはしっかり締めましょう。

2.クッション付きの幅10p以上のタイプ

このタイプは、いかにも登山リュックです!といった30リットルのモデルにほぼ使われています。
装備重量が増してくると、肩だけでその重みを支えることに限界が来ます。
肩がつらくなるとたいていの人は、前かがみになって上半身全体を使って背負います。
すると今度は腰にも負担がかかります。

そこで、このヒップベルトが活躍します。
このヒップベルトのメリットは、
背負っている装備重量の負担を肩と腰に分散することで、正しい姿勢で歩けるようになり、
身体全体の疲労軽減につながる

ということです。
DSC_0004~2-EDIT.jpg


肩の筋肉(主に僧帽筋)は荷物を担ぐための筋肉ではありません。筋繊維は横に走っていてその上にショルダーベルトを食い込ませているのですからダメージがあって当たり前です。

荷物を担ぐためには、背中の脊柱起立筋を使いますが、この筋肉は骨盤の真上にあります。
この脊柱筋をサポートすれば、肩のダメージを和らげることができます。

そして、重い荷物はさらに大きい筋肉で支えれば脊柱起立筋のダメージも回避できます。
その大きな筋肉とは、お尻と太もも(大殿筋と大腿四頭筋)です。

登山リュックは腰(下半身)で背負う

といわれるのはこのためです。
それをサポートするのが、ヒップベルトなのです。

ベルトを強くしっかり締めて骨盤を固定させることで、背負った装備の重量を腰に乗せられるので、リュックの重心が腰より下方へ引っ張られなくなります。重量は下半身全体で支えるようになるので、肩・背中の疲労緩和ができます。

イメージとしては、人をおんぶしたとき、乗った人のお尻が下がると実体重以上に重く感じるので、自分の腰の上に背負い直しますよね。それと同じ理屈です。

また、薄くて細いベルトで強く締めるとわき腹に食い込んでしまい、肌や筋肉を傷めるので、ヒップベルトにクッションが付いています。

Bヒップベルトの正しい締め方


1.幅2〜3pベルトタイプ

バックルがセンター(おへそ辺り)に来るように締めます。
モデルによって、センターバックルから外側へ引っ張るタイプとゆっくのボトムの左右から前方へ占めるタイプがあります。
あまり強く締めずに、リュックの背面パッドが骨盤に密着すればOKです。

2.クッション付きの幅10p以上のタイプ

まず、骨盤上部の一番出っ張ている部分をヒップベルトのクッションの真ん中に合わせます。
バックルをはめてベルトを締めます。タイプは細いタイプと同様センターから締めるタイプとリュックから締めるタイプがあります。

締める強度は重量によりますが、重ければ重いほど強く締めます。パッドがあるので相当強く締めても痛くありません。
10s前後なら片手で締められる限界まででいいと思います。
20s前後になるなら、片手である程度締めてから、両手を使って左右それぞれ締めあげます。
時間が足ると自然に緩んでくるので、重い荷物の場合は強く締めることをおすすめします。

Cまとめ


最後までお読みいただきありがとうございました。

登山リュックにとってヒップベルトは、かなり重要なパーツだということをご理解いただけたでしょうか。

私も始めたころは、「締めるのが面倒」「形だけで機能性ある?」とおもっていましたが、いろいろな山を歩くようになり、装備も重くなっていくうちにヒップベルトの重要性を感じました。

皆さんはどう感じますか?

それでは、安全・装備でクライムオーーーーン




posted by yamwataritabi at 09:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 登山

【登山初心者の疑問にお答えします!】トレッキングポールは必要?

みなさん、山渡ってますか?

登山に誘われた時、装備のアドバイスで
「トレッキングポール用意したほうがいいよ」
と言われることがあると思います。
また、実際登山に行ってみたり、富士登山の報道を見たりすると、
かなりの割合でトレッキングポールを使っている登山者を見ます。

果たして、トレッキングポールは必要か
トレッキングポールの特徴と使用上のメリット・デメリットを解説します。

tozansha2.jpg




@トレッキングポールの種類


トレッキングポールは大きくグリップのデザインで2種類に分けられます。
丁字になっているT型とストレートなI型になります。

●T型グリップの特徴と使用方法
T型グリップは、一般的な歩行用の杖のような感じで使います。
基本的に一本使いです。
グリップの上部を握り込んで、歩行時に体を支えるような感じになります。
快適なグリップ位置は、自分のベルトの高さにセットすると長さを持てあますことが無いでしょう。

●I型グリップの特徴と使用方法
I型グリップの場合は、左右のバランスを取りながら、転倒防止し、
推進力が増す動きになります。
その為、基本的に2本使いです。
ニュートラルなグリップ位置は、肘を90°に曲げた手の高さです。
これを基準に登りは短く、下りは長く調整して、快適なポジションで使います。


A価格の違い


価格の違いは、シャフトとグリップの素材の違いで変わります。
シャフトの素材は、主にアルミとカーボンになります。
アルミは加工しやすく、比較的安価。
カーボンは、柔軟性があって非常に軽量。
登山用品で同機能なら軽量なものが神なので、この場合はカーボンの方が高価になります。

グリップの素材ですが、主にプラスチック、樹脂(ゴム)、コルク、サーモスポンジ
ですが、ここは快適さで価格が変わります。
プラスチック<樹脂<コルク≒サーモ
といった感じでプラスチック製が一番安価です。ただし、硬いためマメができやすく滑るといったマイナス面があります。

Bメリット


トレッキングポールを使うメリットとは、

1.転倒防止
トレッキングポールの最大の役割は「転倒防止」です。
荒れた登山道を歩くと、つまづいたり、スリップしたり、転倒の危険性があります。
なぜなら、歩くとき人は毎歩一本足で立っていて不安定だからです。
そこにポールを使うと支点が増え、バランスをとることが出来ます。
これによって、転倒防止につながります。

2.下半身の疲労軽減
荷物を背負って坂道を登ったり、降りたりすることは、日常生活と比較して、
かなり下半身に負担をかけています。
人は毎歩一本足で全体の8割以上を支えているので、かなりの筋疲労です。
よく、下山時に膝が笑うのはこのためです。
ポールを使うと支点が増え、荷重が分散し、足だけではなく上半身(腕や肩)の筋力を使う為、
下半身に負担が集中しなくなります。
よって下半身の疲労軽減につながります。
ロングトレイルや装備重量が増した場合は、トレッキングポールのありがたさが身に沁みます。

3.歩行スピードアップ
特にI型グリップのダブルポール使いの場合、進行方向に突いて体を支えるだけではなく、後方に突いて体を押し出し、推進力をアップさせる歩き方ができます。
また、上り坂でも片足で体を押し上げるよりも、両手を使って3つの力で押しあげた方が楽ですし、スピードも増します。
歩行スピードが上がってくればば、今まで以上のコースタイムの山にチャレンジでき、さらなる世界へ歩いていけるでしょう。

Cデメリット


トレッキングポールを使うデメリットとは、

1.登山道を疲弊させる
これは、よく言われる登山道維持問題で、ポールを使わなくでも人が大勢歩く登山道は削れていき疲弊します。そこに、ポールを突き立てることで、さらに道が掘り返されて疲弊は進みます。また、高山植物の植生を荒らしてしまうこともあります。
また、人工物ですが、木道や階段もポールによって穴が開いたり削れてしまいます。

対策としては、
特に日本の登山では登山保護の観点から、ポールキャップをはめて使用することが推奨されています。
ポールキャップを外して使う状況は、主に雪上とされています。

2.荷物になる
スタートからゴールまでトレッキングポールを使うスタイルならば荷物とは感じませんが、公共交通k機関で移動する際は、「荷物になる」「邪魔」「他人に迷惑をかけているのでは」と感じます。

対策としては、
トレッキングポールケースを用意して、リュックに取り付ける方法があります。
私の対処は、ポールを3つのパーツにばらしてリュックの中入れてしまいます。

3.適切に使わないと逆に危険
フラットな登山道からある程度荒れた登山道の登り降りではトレッキングポールは活躍しますが、はしごや鎖場、ロープ場といった急坂では使用を控えるべきでしょう。

トレッキングポールは身体を支えるギアですが、全体重を預ける使い方はNGです。

また、ポールを手首からぶら下げたまま鎖やロープを握ったり、はしごを使うとポールが行動を邪魔したり、引っかけて滑落の危険性があります。
鎖場、ロープ場、はしごでは面倒でもトレッキングポールはリュックに取り付けましょう。

Dまとめ


最後までお読みいただきありがとうございました。

登山を始めたばかりのころ、やはり後半の疲れがあり、あまりコースタイムの長い登山や高所は苦労しました。
そこで、その対策としてトレッキングポールを使った時の衝撃は今も色褪せません。
トレッキングポールが私の登山の世界を広げてくれました。

私はトレッキングポール使用肯定派です。
ただし、今はポールのメリットを最大限に活かすため、低山や訓練的な課題登山の時は敢えてポールに使用を控えています。

皆さんはどうでしょうか?

それでは、安心安全装備でクライムオーーーーン!!



posted by yamwataritabi at 09:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 登山