今回は富士登山に必要な持ち物や道具選びにについて解説します。
入山時期やスタイルで若干差がありますので、ご参考にしてください。
もくじ
@基本装備10選!
A山小屋泊ご来光登山
Bタイパ日中日帰り登山
Cまとめ
@基本装備10選!
これだけは天候や時期に関係なく、登山における安心材料なので、省略せず用意して欲しいアイテムです。
1.登山靴
ガチガチのハイスペック登山靴は必要ありませんが、長時間の未舗装の坂道を歩き続けるので、一般の方はある程度サポートのあるハイキングシューズを使用したほうが、怪我の防止と疲労軽減になります。
サンダルやスニーカーでもやってやれないことはありませんが、怪我のリスクが高いということを計算してください。
2.リュック
行動中に必要なものを収納するリュック。ショルダーバッグや手提げバッグは、必要装備の量と重さから非常に運動効率の悪いバッグになりますので、できるだけ両肩で背負うリュックを使用しましょう。
ヒップベルトやチェストベルトがあるタイプですと更に動きやすく、疲労を軽減します。
3.レインウェア
基本雨具ですが、富士登山では「防寒着」としての役割もあります。
山の天気は変わりやすいので、天候が急変して雨が降ることは当たり前にありますし、標高が高くなるにつれ、気温はどんどん下がっていきます。
その時に程よく雨や寒さから身を守るアイテムがレインウェアとなります。
4.水
水分補給ならスポーツドリンクの方が効果的ではありますが、登山における持ち物としての水は水分補給だけではなく、洗浄に使ったり、体温を下げることに使用することを前提にしますので、
最低限1リットルはミネラルウォーター(鉈は水道水)を用意しましょう。
富士山に水は全くありませんが、山小屋で販売していますので(400~500円)、荷物を軽量化する方は上手に利用しましょう。
5.食料
登山はカロリーの消費量が高いレジャーでもあります。坂道を長時間歩くにはエネルギー補給が必要です。
そこで行動食(おやつ)を用意しましょう。
チョコレート系のお菓子や、ナッツ類など、油分や塩分、糖質を摂取できるようなものはすぐにエネルギーになるのでおススメです。
また、アミノ酸系サプリも効率よくエネルギー補給できるのでいいと思います。
あまりお勧めしないのは、カロリーメイトやクッキー系のパサついた食品。
こいつらは口の中の水分が持っていくので、口の中がねばついたりするので余分に水分を摂取するからです。
6.小銭
富士登山中のトイレは、原則山小屋のトイレを使用します。その際トイレチップとして200~300円支払います。近年はQR決済もできますが、対応していない山小屋もあると思いますので、小銭は用意しましょう。
7.帽子、日焼け止め、サングラス
標高が高いと、その地点から上空の大気の量は少ないので、紫外線は散乱を受けにくくなり、その地点で受ける紫外線は強くなります。標高が1000m高くなると約10%強くなります。
したがって、富士山山頂の紫外線量は地上の4割増し
実は、海より山の方が日焼けしやすいんです。
UV対策はしっかりと。。
8.手ぬぐい(ハンカチ、タオル、バンダナ)
汗を拭いたり、濡らして首に巻いて体温を冷やしたりなどマルチに活躍します。1枚では足りないので2,3枚は用意したほうがよいでしょう。
9.ゲーター(スパッツ)
富士山の下山道は小石がゴロゴロしていたり、砂地が続いたりします。
ハイカットシューズは比較的小石や砂は侵入しにくいですが、ローカットシューズは確実に侵入します。
靴に中で小石や砂粒がゴロゴロ動いているとストレスになりますし、アタリが強いと靴ずれになったりします。
その予防手段として、ゲーターを靴の足首をカバーするのが一番効果的です。
特に下山に大砂走を選ぶなら必須アイテムです!
10.トレッキングポール
整備されていない登山道を歩く時、「転ばぬ先の杖」としてトレッキングポールを活用することをお勧めします。登山道を歩きなれていない方には特におすすめします。
登りの時は体を押し上げ、下りでは転倒防止や速度調整に活躍するトレッキングポール。
1本よりは2本のダブルトレッキングポールがバランスが良く、疲労軽減となります。
ただ、富士登山では、記念品にもなる『白木の金剛棒』を使って登るのもアリですね。
A山小屋泊ご来光登山
1.防寒着
真夏でも、山頂の朝4時ごろの気温は2~3℃程度。
真冬の寒さです。その中ご来光を1時間待つのは相当寒い。
薄手のフリースやダウンジャケットにレインウェアのジャケットを重ね着して暖をとります。
2.防寒アイテム
防寒着だけでは寒い!という人や、防寒着は荷物になるから持っていきたくない人には、
ネックウォーマーと防寒グローブを持っていきましょう。
首回りと末端を保温すれば多少は暖かくなります。
それで足りないと思う方は使い捨てカイロを用意してください。
富士山頂は、真夏の暑さになれた平地の体にはかなり堪える寒さです
3.ヘッドライト
ご来光登山する方には必要不可欠。
ハンディライト(懐中電灯)で十分という人もいますが、ある一定の位置に腕を固定して照らし続けるのは結構だるくなります。
また、トレッキングポールを使うなら、ライトは手で持てません。そして日中の日帰りでも非常用アイテムとして持つことをお勧めします。
4.着替え
山小屋に着く頃には、晴れでも雨でもたっぷりと汗をかいているはずです。
汗で濡れた服のまま寝るのか、そしてそのまま起きてご来光を見に登るのかは個人の判断ですが、
山小屋の寝具を借りるエチケットとしては着替えたほうがよいでしょう。
トレッキングパンツも裾が泥汚れしたまま布団に入るのはちょっと、ねぇ。
薄手のパジャマのパンツやおしゃれステテコなどを用意することをお勧めします。
5.耳栓、アイマスク
山小屋で休むにはいかに他人より早く寝るかです。
基本仕切りのや壁のない雑魚寝状態にですので、他人の歯ぎしりやいびき、寝返りなどが気になって眠れないなんてことはざらです。
先に寝てしまえば勝ちです。
ただし、気をつけなければいけないのは、熟睡してはいけません。
自律呼吸が浅くなるので高山病のリスクが高まります。
浅く仮眠をとる程度の意識で寝ましょう。もし寝れなくても、目をつむって横になるだけでもかなり体力は回復します。
B持ち物チェックリスト
□ 登山靴
□ リュック
□ レインウェア
□ 水(ミネラルウォーター)
□ 食料(行動食)
□ ヘッドライト
□ 小銭(百円玉10枚)
□ 帽子
□ サングラス
□ 日焼け止め
□ ゲーター
□ トレッキングポール
□ 手ぬぐい(ハンカチ、ハンドタオル、バンダナ)
□ 防寒着(フリース、ダウンジャケット)
□ 防寒アイテム(ネックウォーマー、グローブ、カイロ)
□ 耳栓
□ 着替え
□ アイマスク
持ち物を検討するならレンタルサイトも参考になります⇓
登山道具のレンタルなら【やまどうぐレンタル屋】
Cまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は持ち物について解説しました。
富士山は厳冬期を除けば、10回以上は登っています。
その体験を基にリスト化もしてみました。
みなさんのお役に立てれば幸いです。
他にも富士登山に関する記事を載せていますので、そちらも参考にしてください。
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