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登山歴は20年余り。スタイルは基本ボッチ登山です。 無雪期は、低山ハイクからテント泊縦走まで、雪山は日帰りハイクとテレマークでのBCスキーを楽しんでます。
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2024年05月08日

失敗しない富士登山【登る前にやっておくこと編】

みなさん、山渡ってますか?

今回はいよいよ富士登山実践編です。
基礎知識や持ち物の解説は別記事を参考にしてください。

ここでは、富士登山をするために事前にすることのTODOについて解説します

もくじ
@スケジュール作成(または確認)
A事前トレーニングと事前登山の実践
B山小屋の予約
C必要装備の準備
D前日の十分な睡眠
Eまとめ

@スケジュール作成(または確認)

主催者ならもちろんですが、グループやツアーに参加する際も必ずスケジュールは事前に熟読してください。
非日常の世界に行くわけですから、事前準備と事前学習は必要です。

特に確認することは、
1.集合時間・場所
2.休憩ポイントと時間
3.山小屋到着予定時間と出発時間
4.山小屋の消灯時間と起床時間
5.日本最高点到着予定時間と下山スタート時間
6.5合目到着時間とバスの時刻表
です。

タイムスケジュールがわからないと、スタミナの配分が決められず、疲労回復しにくくなります、
是非、人任せにせず、自分で確認しましょう。

A事前トレーニングと事前登山の実践

富士山の登山道は基本的に難所(危険個所)が少ないため、日中に歩く分には特別な技術はいりません(疲労軽減のコツはあります)ので、初心者でも歩けます。

しかしながら、基礎体力が無ければ登れませんし、また自分がどのくらいのペースで歩けるかを知らないと、オーバーペースでバテてしまったり、タイムスケジュールが滞ったりします。

その為、まずは体力づくりに1か月前あたりからトレーニングを始めましょう。ウォーキングなら1日30分程度で構いません。筋トレなら、ランジ20回を3セットがいいと思います。

そして、ご近所の山で1~2時間くらいで登れる山で、1時間休憩なしで歩けるか事前登山してみて下さい。
これを基に当日のタイムスケジュールと照らし合わせると効果的な休憩ポイントが見えてきます。
全く登山道を歩いたことが無い方には、疲れない歩き方を練習する上でも事前登山の実践をお勧めします。

B山小屋の予約

ツアーで申し込んだ方は別ですが、個人で予約するときは次の要望に応じて山小屋を選びましょう。
富士登山オフィシャルサイトでも
で紹介されています。
https://www.fujisan-climb.jp/index.html
1.高山病を予防したい

高山病は個人差がありますが、標高2,500mを超えてくると発症のリスクが高まります。
また、熟睡してしまうと自律呼吸が浅くなるために発症しやすくなります。
その為、高山病の発症を予防するためには6合目や7合目にある山小屋に宿泊することをお勧めします。
ただし、7合目から出発した場合、登山道の渋滞で山頂でご来光は迎えられないと思ってください。
吉田、須走ルートなら登山道は東面にある為、途中でもご来光は見られます。
2.できるだけ個室がいい

コロナ禍により個室を準備する山小屋も増えました。基本割増し料金になります。
3.ご来光を山頂のベストポジションで見たい

8合目以上の山小屋に泊まり、仮眠後即出発すれば可能です。出発時間は午前1~2時でギリギリでしょう。
4.ゆっくりペースでご来光登山を楽しみたい

これは高山病を予防したい項目でお話したように、山頂でのご来光にこだわらなければ、8合目付近の登山道なら雲海とセットで見ることが可能でしょう。
ですので、7合目あたりの山小屋に泊まって午前3時ごろ出発するか、8合目から9合目付近の山小屋に泊まってご来光を見てから登山を開始するのもアリです。

山小屋のリストは別記事で紹介しますので、そちらも参考にしてください。

C必要装備の準備

スケジュールが決まり、山小屋の予約も済んだら、装備の準備です。

必要装備については【持ち物編】にて解説していますので、そちらを参考にしてほしいです。

すべて新規購入となると、予算は大体8万円くらいです。
参考;登山靴20,000円前後 リュック20,000円前後 レインウェア(上下)20,000円前後 
   服装(上下)20,000円前後

予算的にまた、富士後に登山する予定がない人は、今は格安レンタルがありますので
デザインなどにこだわりがなければ10,000円から基本装備がレンタルできます。
詳しくはこちらを参考に⇒富士登山道具レンタル

D前日の十分な睡眠

装備も準備できたら、あとは前日までに体調を整えることです。高山病の要因の一つとされているのが
「睡眠不足」
です。

肉体的にはあまり疲労を感じていなくても、睡眠不足は脳が疲労しています。
そして、高山病は体内の酸素不足ではなく、脳の酸素不足によって引き起こされますし、
前日の睡眠不足で山小屋で熟睡して軽い高山病を発症することも少なくありません。
可能な限り、体調を万全に整えて臨みましょう。

Eまとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回は富士登山について解説していますが、登山全体とほぼ共通しています。
登山を安全安心に楽しむためには

事前の準備5割、自己体力3割、当日の天気2割

と思っています。

夏季シーズンの富士登山は特別な登山技術はいりませんが、事前準備によって良き経験になるかは大きく変わります。

是非参考にしてニッポンのテッペンを体験してください。



posted by yamwataritabi at 14:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 登山
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