2016年02月19日
[Review] ブラック・スキャンダル
【タイトル】ブラック・スキャンダル (原題: Black Mass)
【原作】ディック・レイア ジェラード・オニール ノンフィクション『Black Mass』
【監督】スコット・クーパー
【脚本】ジェズ・バターワース
【出演者】ジョニー・デップ ジョエル・エドガートン ベネディクト・カンバーバッチ 他
【URL】https://warnerbros.co.jp/c/movies/blackmass/
【公開日】2016年01月30日
【閲覧日】2016年02月19日
【あらすじ】
犯罪組織「ウィンター・ヒル・ギャング」のリーダーのホワイティの人生を追い、アメリカ史上最大の犯罪スキャンダルを描いた映画です。FBI捜査官コナリーはボストンで幼馴染として育ったホワイティ(アイルランド系マフィアのボス)に、共通の敵であるイタリア系マフィアを協力して排除しようと持ちかける。その過程でホワイティはどんどん歯止めが利かない状態になり、法の網をかいくぐって最大の権力を握るようにり、ボストンで最大の力を持つギャングに成り上がったホワイティはあのウサマ・ビン・ラディンに次ぐ最重要指名手配犯となった。
この映画を見て本当の主人公はFBI捜査官コナリーなのか?って思ってしまった。
物語の展開が、捕まった後のホワィティの部下が司法取引に応じて、それに伴う回想シーン的な感じで進んでいくため。中心人物一人ひとりの物語が弱くなってしまう。これだけ悪名を轟かせたホワイティなんだから、もっと人間的に深いものがあったはず。しかし、映画の中からではホワイティの人となりは強く印象に残らずに、どちらかというとFBI捜査官のコナリーの人となりが強く印象に残った。
ジョニー・デップの言い回しも、途中途中でホワイティではなく、ジョニー・デップらしさが強くでちゃってたし。。。
(ジョニー・デップファンからしたらそれが好きなのかも知れないけど・・・)確かに、見た目はかなり高いクオリティで近づけていたけど、話し方(言い回し)がいつものジョニー・デップになってしまっては、せっかくホワイティって見ていたのにリセットされちゃう。これがノンフィクションの難しさなのかな???それともジョニー・デップの演技の灰汁の強さなのかな?
どちらにせよ・・・やっぱりノンフィクション作品は淡々と話が進み、ハラハラドキドキも少ない。。。しかも、海外の汚職事件だけあって伝わってくるものも弱い。。。ここまで豪華な俳優を使っていなければ、きっと興行成績も伸びなかったと思う。それはやっぱり俳優の力なのかな?って思います。
おすすめ度:★★☆☆☆
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