2016年03月05日
[Review] ザ・ブリザード
【タイトル】ザ・ブリザード(原題:The Finest Hours)
【原作】ケイシー・シャーマン マイケル・J・トーギアス
【監督】クレイグ・ギレスピー
【脚本】スコット・シルヴァー 他
【出演者】 クリス・パイン エリック・バナ ケイシー・アフレック 他
【URL】http://www.disney.co.jp/movie/bzd.html
【公開日】2016年02月27日
【閲覧日】2016年03月05日
【あらすじ】
1952年に起きたアメリカ沿岸警備隊史上最も不可能に近い救出ミッションであるT2 タンカー・SSペンドルトン号の救出劇を映画化した作品。
先日公開された『ブラック・スキャンダル』に続いての実話をもとにした映画。
荒れ狂う真冬のブリザードの影響をうけ、真っ二つに裂けて今にも沈没しそうな巨大タンカーに残された生存者は32人。その助けに向かったのが、たった4人の沿岸警備隊員。全長11m・定員12人の木製の小型救助艇でどのよう救出したのか描いているのが本作。
海の恐ろしさを知らない人でも、嵐の中へ船を出すことの危険性は解る。そんな中、真っ二つに裂けて今にも沈没しそうな船に取り残された生きる為の努力と、その生存者を助けようと無理を承知でこの嵐の海に救出に向い乗組員を助け出そうと最後まで諦めなかった沿岸警備隊員の勇気が共にあって奇跡が起きた。
実話をもとに作成されたものだから、ストーリーは淡々と進んでいきます。だからこそ、想像を絶するような災害を目の前に、死への恐怖と生への執着が交互に現れる。当事者の努力は勿論、多くの生存者を出せたのは奇跡としか言えない。ただ、沿岸警備隊の4人の勇気には敬服に値する。
救助に向かった乗組員のフィアンセの気持ち、同じ嵐で夫を失った妻の気持ち、救助を待つ乗組員の気持ち、救助に向かう警備隊員の気持ち・・・様々な登場人物の心情がうまく表現されている作品に感じられた。
映像も迫力があって見ごたえありです。
是非劇場で見てもらいたい作品です。
おすすめ度:★★★☆☆
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