2016年02月17日
[Review] オデッセイ
【タイトル】オデッセイ (原題: The Martian)
【原作】アンディ・ウィアー 小説『火星の人』
【監督】リドリー・スコット
【脚本】ドリュー・ゴダード
【出演者】マット・デイモン ジェシカ・チャステイン マイケル・ペーニャ クリステン・ウィグ 他
【URL】http://www.foxmovies-jp.com/odyssey/
【公開日】2016年02月05日
【閲覧日】2016年02月16日
【あらすじ】
植物学者であり宇宙飛行士のマーク・ワトニーは火星有人探査計画機のアレス3のクルーの一人として火星の調査にあたっていた。火星での任務中に大きな砂嵐に遭遇した為、火星での任務を放棄して退避の決断をする。その退避中に折れたアンテナがマークに直撃し、防護服に致命的な損傷を受けてしまう。他のクルーは彼が死んだと判断し火星上の軌道に戻り、その後地球帰還の為にヘルメス号に移り出発してしまう。
ところが、アンテナが深く刺さったことが逆に幸いしマークは奇跡的生き延びた。マークは地球から2億2530万km離れた火星(水なし、酸素ほぼなし、通信手段なし、食料31日分、次の救助1400日後)に独り取り残された。絶対生存不可能のその現状中でもマークは希望を捨てなかった。。。
マークは前ミッションで残された設備より、水と空気と電気を獲得する。さらに、植物学者としての知識をフルに活用して、火星でのじゃがいもの栽培に成功する。そして、4年後の次のミッションでアレス4が到着するまで生きながらえようと考える。しかし、火星の厳しい環境はそう簡単にはいかせてくれない。
この映画はマークが生き残るために火星で独り奮闘する姿と、それを遠く離れた地球から助け出そうとするエンジニアの奮闘を描いている。
この映画は『エイリアン』や『プロメテウス』のリドリー・スコット監督が指揮をとっています。宇宙SFが得意なスコット監督にしては、エイリアン的な敵が居ない宇宙でのストーリーに若干の物足りなさも感じます。やっぱりスコット監督のその場にいるような感覚(疑似体験?)に陥りそうな映像は凄いって感じました。また、過酷な環境の中にもユーモアを交え、力強く生きながらえようとする主人公を演じたマッド・デーモンの演技力には魅せられました。このちりばめられたユーモアが2時間という時間を感じさせず、観ているものを飽きさせない工夫なのかもしれない。
たった一人の人間を助ける為に、地球で奮闘する関係者の緊迫感も臨場感がありました。登場人物一人ひとり立場が違えど、それぞれの場面でその登場人物のその人間性がうまく表現されていて、たどんどん映画に引き込まれていきました。
個人的には、ここ最近ずっとマッドデイモンが落ち目になっていたので、この作品で取り戻したかな?って感じました。
おすすめ度:★★★★☆
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