吹奏楽おすすめ練習アイテム

ハーモニーの練習って難しいですよね。
美しいハーモニーを作るためのポイントは「音のバランス」と「ピッチコントロール」だと思います。
まずは、ユニゾン練習の中で、低音〜高音までのすべてのパートのバランスを整えてます。このときの個人やパートの音の響きと音量のバランスが、「そのバンドとしてのサウンド」を作り出します。

そして和音になると、音のバランスだけでなく、「ピッチコントロール」が非常に重要になります。前にも書いたことがありますが、例えばドミソの和音で演奏するときに、「ド」の人も「ミ」の人も「ソ」の人も全員がチューナー上の±0の位置で演奏してもドミソの和音としてはきれいに響かないんです。
ではどうしたらいいのかと言いますと、ではどうしたらいいのかと言いますと、「ミ」の音がキーポイントになります。「ミ」の音を、チューナーの-14centあたりにある、▽の位置に合わせます。(大概のチューナーは▽印ついてます)

そうすると、全員が±0で合わせた時よりも、音の濁りがなくなり、透明感が増して、より一層響くようになります。これが「純正律」の響きです。これをチューナーを使わずに、感覚的に合わせられるようにならなければいけません。

感覚的に合わせられるようになるためのポイントは「倍音」です。
極力難しい話は避けますが、例えばテューバが「ド」の音を吹いたとします。吹いているのは「ド」の音なんですが、実は「ド」の音の中に、「ソ」や「ミ」の音の成分が混じっていてうっすらと鳴っているんです。これが倍音です。倍音は、平均律ではなく純正律の音程で混じっています。つまり、倍音の音にピッチを合わせて、「ミ」を吹けば、純正律の響きとなります。
だから、倍音を聴き取れるようになることが、ポイントなんです！

そこで、ハーモニー練習についてこのDVDがおすすめです。「小編成向け」に作られていますが、「アンサンブル」や「大編成」でも問題なく、役に立ちます。ハーモニートレーニングの教則DVDとして、「正しいサウンド作りのための『ハーモニートレーニング』」というものも出ていますが、こちらの小編成向けの方が1つあれば十分です。

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どの音にも「倍音」は含まれているんですが、実際に倍音を聴き取れる人は極わずかです。これは、耳の良い悪いの問題ではなく、実際には、「聴こえてはいる」んですが、「気づいていない」場合がほとんどです。
このDVDでは、見るだけで「倍音の聴き取り」ができるようになる、マル秘映像があります。私のバンドでも、最初から倍音を聴き取れていたのは数人だったのですが、この映像を一度見たら、7割以上の方が倍音を聴き取ることができました。たった一回「見る」だけでそれほどの効果があります！！


和音の中でも一番頻出するのはドミソのような「長三和音」ですが、それだけでなく、「短三和音」「増三和音」「減三和音」をどのようなステップで合わせていったらいいかが書かれています。


「ハーモニートレーニングの中ではそれなりにできるようになったけど、曲の中では一体どうしたらいいの？」
そのような疑問が生まれるかと思いますが、このDVDでは、曲の中でどのようにハーモニーを合わせていけばいいかが段階的に解説されています。また、一見気づかないスコアの中に隠れているハーモニーを見つけることについても示唆しています。

最後に、特典映像として打楽器のチューニング方法がありますので、正しいチューニング方法がわからない方は一見の価値がありますね。

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記載されている価格は2015/04/21現在のものです。