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2007年11月15日
オオヒシクイってこんな鳥 2 越冬地と観察について
「オオヒシクイってこんな鳥 1」からの続きです。 オオヒシクイ 瓢湖にて
オオヒシクイは、福島潟で越冬中、福島潟をねぐらと餌場にして、 日中は周辺の田んぼに食事をしに出かけます。 田んぼでは、稲刈り後に稲株から出た二番穂や落ち籾(もみ)などを食べます。 福島潟内では、イネ科の水生植物マコモや、ヒシの実を食べています。 ヒシクイの名前の由来は、このヒシを食べることから、 ヒシ食い→ヒシクイと名前がついたといわれています。 潟をねぐらにすることと、潟内ではマコモを食べ、 日中田んぼに二番穂や落ち籾を食べに行く行動はハクチョウも一緒ですが、 どうしてオオヒシクイは、ハクチョウほどあちこちで見られないのでしょう? それは、オオヒシクイが非常に警戒心が強いためです。 警戒心が強い = 臆病 なわけではありません。 雁はカモに比べて大型ですし、渡りをするために翼の力が強いので、 タヌキくらいの動物なら、翼の一打ちで脳震盪をおこさせるくらいの力があるそうですし、 タカに襲われた仲間を助けるために、他の仲間が助けに行き、 皆で翼を打ちつけてタカを撃退したという話を聞いたことがあります。 実際、福島潟で観察していると、潟の中でカモを獲ったタカがその場でカモを食べる際に、 他のタカやカラスを警戒するのと同時に、 オオヒシクイの方も大分警戒している様子もしばしば見られます。 また、オジロワシなどのタカ類がカモを狙って潟の上空を飛ぶと、 カモたちは皆飛び立って逃げ惑いますが、 オオヒシクイは警戒はしても、即飛び立つことはありません。 家族愛が強く、夫婦は死ぬまで同じ相手で、 (日本では雁の銃猟は禁止ですが)片方が銃で撃たれると、 片割れは自分の危険も顧みず、必ず戻ってくるといいます。 そんな風に、むしろ頭が良くて強い野性的な鳥です。 福島潟は広さが193haもあって、潟の外縁は葦(ヨシ)原で覆われ、 その葦原が、オオヒシクイのねぐらの潟の中を人間の眼から覆い隠してくれています。 餌場にしている周辺の田も広大で、オオヒシクイの視線を遮るものが少なく、 外敵の接近が容易にわかります。 安全でマコモやヒシなど食物豊富なねぐらと、 安全で広大な餌場がその近くにあること、 そして真冬でもねぐらの水場が全面結氷しないこと、 積雪量が多すぎず、降雪しても食物を探せること、 これらの条件を満たす場所でないと、オオヒシクイは越冬しないのです。 そうした場所は、現在国内では少なく、限られてしまっています。 上の写真は、瓢湖で写したのですが、 通常、オオヒシクイは瓢湖をねぐらにしても、人目につかない奥の方にしか降りません。 田んぼにいる時でも、人間をすごく警戒するため、 あからさまに観察しよう写真を撮ろうと近付くと、 すぐに飛び立って移動してしまうので、 観察するにはひどく気を使わなければいけません。 写真のオオヒシクイは4年ほど前に望遠で撮ったのですが、 なぜかあまり警戒が強くなく、瓢湖の手前の方、 クジャク舎の前の庭園に1羽だけでコハクチョウと一緒にいました。 どこかで保護されてたりしたのかな?
福島潟近郊の田んぼにて オオヒシクイとコハクチョウ こちらも同じく望遠で撮ったのですが、車の中から撮影。 撮影できる距離だと鳥の方が眼がいいので、 撮る側もオオヒシクイに観察されているのです。 オオヒシクイは、車の中の動きも見ているので、 オオヒシクイに警戒されている間は、 車の中でも変な動きをすると、やっぱり飛び立って移動してしまいます。 あまりそういうことが続くと、頭の良いオオヒシクイは その場所に来なくなってしまう恐れがあります。 また、渡りのためには、たくさん食べてエネルギーを蓄えなければいけないので、 それを邪魔する行為、エネルギーを浪費させてしまう行為は、 渡った先の繁殖にも悪影響があるといいます。 繁殖に悪影響があれば絶滅にも繋がるわけで、 厳に慎みたいものです。 大抵オオヒシクイは家族単位で行動しています。 そして何家族も集まって100羽とか500羽とかの大きな群れになります。 食事をしている時、休んでいる時、必ず周りを見張っているのがいます。 写真でも手前の1羽が見張りをしていますね。 オオヒシクイを観察する際は、 群れの半数が警戒して、この見張り役のように首を上げてしまうと みんな飛び立ってしまうので、 そうならないように近付き過ぎず、 オオヒシクイが警戒を少しずつ解いて、群れの大半が首を下げるまで、 望遠鏡やカメラを向けるのを待って、 急な動きを避け、物陰に隠れたりして観察すると良いです。 なかなか面倒でしょう? 初めてだとちょっと難しすぎる相手です。 水の公園福島潟を管理運営している水の駅「ビュー福島潟」では、 オオヒシクイの越冬中、毎週金曜日にオオヒシクイ調査をしています。 広大な周辺の田も車で周って調査するので、午前中半日かかりますが、 希望者を同行させてくれます。 あくまで調査なので、ガイドしてもらうのではなく、 調査のお手伝いという形になりますが、 初心者でも水の駅「ビュー福島潟」のレンジャーが教えてくれるので心配いりません。 また、毎週日曜日にNPO法人ねっとわーく福島潟でも同じように調査をしています。 その他、福島潟でのオオヒシクイ・雁の観察については、 水の駅「ビュー福島潟」TEL:025-387-1491 に問い合わせるといろいろ教えてくれます。 すんごい長文になっちゃった…。も少し続く

Posted by 杉森 ゆき at 02:00 | 野鳥 | この記事のURL
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