2014年12月21日
<追い切り>の導入で、さらに「ジョッキー体感度」がアップします!
「追い切り」の導入につきまして。
公式ルールに「追い切り」を導入(追加)いたします。
<「追い切り」とは・・・>
競馬のレース開催の数日前に行われる、主に「最終仕上げ」の調教の事。
競馬新聞には追い切りのタイム(調教タイム)や状況などが掲載されており、
馬の状態の判断材料となる。
「ソフト競馬」では、
勝敗のタイムは相手(他のメンバー)との「相対的」な物になります。
つまり、
「相手がどのくらいのタイムで走るのか?」
また
「自分の騎乗馬がどのくらいのタイムで走るのか?」
が分からないと、
「作戦を立てる(勝ちを狙う)」ということが出来ません。
なので、レースの前に、すべての出走メンバーに一度「試走」をしていただきます。
この試走の事を「追い切り」と呼び、
公式ルールに追加することにいたします。
<「追い切り」概要>
@レース前に出走全メンバー
「レース当日(含める)から10日前」までに行う。
補足)乗馬クラブの競技会等に組み込む場合、
当日に「追い切り」を入れると時間が掛かるので、
例えば1週間前に出走メンバーで集まって、
「追い切り会」というイベントを行うのも面白いと思います。
A距離は「1000(せん=ゴール板からゴール板まで1周)」とする。
補足)レースが「距離2400」でも、追い切りは「1000」の距離で行います。
場合によっ ては「800」でもOKとします。
ただし、出走メンバー全員を同じ距離に揃える事が条件です。
※距離については「馬場」のページを参照してください。
Bスタート(最初のゴール板)前に最長1周の助走区間を設ける。
(この助走区間は短くても良い)
補足)通常レースと同じように1周までの助走区間を設けます。
騎乗者の意向で助走区間を短くしてもOKです。
(レース時はこの区間を「ゲートゾーン」と呼び、全馬「1周」の決まりとします。)
Cスタート時点で駈歩でなくても良いが、
ゴール通過時点で駈歩になっていない場合はやり直し。
として、そのままもう1周してくる。(その間に駈歩にする)
補足)レース時はスタート時点で「駈歩」になっていないと失格ですが、
「追い切り」では「ゴール時点までに駈歩」とします。
ただし、レー スと同じ感覚でやらないと、「自分の参考にならない」だけではなく、
本番でも馬が同じ事をする可能性があります。
D「追いきりタイム」はレース前に公開する。
補足)このタイム(=自分と相手の動き)を参考に作戦を立てます。
「追い切り」は「ただの試走」でありません。
この「追いきり」で
「自分の馬の動き」
(どのくらい仕掛けるとどのくらいのタイムになるのか?)
と
「相手の馬の動き」
(どのくらいの仕掛けでどのくらいのタイムで走るのか?)
をよく見ておく事が大事です。
そして、
「自分と相手の動きを考え、自分の騎乗馬をどのようにコントロールすれば勝てるのか?」
を考えることが出来れば、勝利により一層近づくことが出来るはずです。
「実力で勝てる」チャンスが増え、さらに「ジョッキー体感度」がアップ!
今までレースの勝敗は「運」の要素が強かったのですが、
この「追いきり」の導入により、
「自分と相手の馬の動きを読む」事で
「実力で勝てる」チャンスが増えます!
つまり「ジョッキー体感度」がアップ!
そして、
ソフト競馬のレースが、
より“深く”、より“エキサイティング”に!
…なるといいな(^o^;
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