2022年01月05日
夜空に輝く星座のものがたり!天秤座編
天秤座は黄道12星座の一つ、知識と美の星座とされています。天秤座は夏の星座です。夏に夜空を見上げると蠍座の頭に当たるところを西に移動してみてください。そこに天秤座が見えてきます。天秤座の星にはあまり明るい星がないために、蠍座の赤い星「アンタレス」を目印にして探すとよいでしょう。

天秤座はもともとは蠍座のハサミとして見られていた時代がありました。ローマ時代になってから独立して天秤座という星座になったと云われています。天秤座のものがたりは人間と深く関係しています。人間の欲が天秤座という星座を生み出したのかもしれませんね。
エデンの園を知っていますか?かつて人間は欲もなく神々とともに幸せに暮らしていた時代がありました。アストレアという女神がいました。彼女は善悪を計る天秤を持っていました。この天秤で善悪を計ることで死者の魂を天国に送るか冥界の地獄に送るかを決めていたのです。

日本でい云うところの閻魔大王のような役目をしていたといえばわかりやすいでしょうか。この時代には人が悪いことをすることがなかったためにアストレアの天秤の皿は善にのみ傾き、計るものがありませんでした。何事もない、平和な時がそこに流れていたのです。

パンドラの箱というものを知っていますか?ありとあらゆる災いが詰め込まれた箱と云われています。神であるプロメテウスは人間に火を使うことを教えます。火を使うことが出来た人間の暮らしは豊かになりましたが、この火を用いて争いが起こるようになります。
この様子を見ていたゼウスは怒り、人間を懲らしめるためにパンドラという女性に災いの詰まった箱『かつては壺』を持たせて人間界に送りました。ゼウスはパンドラに「この箱は絶対に開けてはいけない」と伝えます。しかし、好奇心に駆られたパンドラはこの箱のふたを開けてしまうのです。
すると箱の中からありとあらゆる災いが飛び出してしまいます。驚いたパンドラは慌てて箱のふたを閉めます。かろうじて箱の中には『希望』だけが残りました。

パンドラが箱を開けたことにより、今まで欲のなかった人間たちは人の持っているものを欲しくなり、盗みや暴力を振るい始めます。人よりも美しく、人よりも豊かになりたいとその欲に限度がありません。そのためにあらゆるところで争いが起こるようになりました。
こうなるとアストレアは忙しくなります。天秤をもって走り回り、人間の善悪を計らなければならなくなってしまいます。このような人間の様子に一緒に暮らしていた神々は人間とは暮らせないといって、次々と天界に戻っていきました。
アストレアだけは人間界に残り、悪を改めるように人々を諭して回りました。しかし、人間はそんなアストレアの言葉も聞かず、悪行を重ねるばかりです。アストレアの天秤は悪に傾いたままです。さらに人間は武器を作り戦争を始めます。戦いに明け暮れ、互いに殺し合う事を辞めません。
それを見て、人間界に残っていたアストレアも人間を見限り、天界へと帰ってしまいました。その姿が夏の夜空に輝く天秤座になったと云われています。
天秤座の神話に隠された想い

ギリシャ神話を作った古代の人の心の中には、人間の愚かさが見えていたのがわかりますね。今も、似たようなことが起きています。人は互いに憎み合ったり、欲には際限がなく人と比べては罵り合ったりしています。このような醜い人間の様は、今も昔も進歩していないといえるでしょう。
人間には理想があります。平和な世の中にしたいという理想です。しかしながら、そうではない人もいますよね。理想は希望なのでしょうか。平和で憎しみのない世界は実現するのでしょうか。天秤座のアストレアは夜空で人間を見下ろしながら何を思っているのでしょうね。





天秤座はもともとは蠍座のハサミとして見られていた時代がありました。ローマ時代になってから独立して天秤座という星座になったと云われています。天秤座のものがたりは人間と深く関係しています。人間の欲が天秤座という星座を生み出したのかもしれませんね。
争いのない世界
エデンの園を知っていますか?かつて人間は欲もなく神々とともに幸せに暮らしていた時代がありました。アストレアという女神がいました。彼女は善悪を計る天秤を持っていました。この天秤で善悪を計ることで死者の魂を天国に送るか冥界の地獄に送るかを決めていたのです。
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日本でい云うところの閻魔大王のような役目をしていたといえばわかりやすいでしょうか。この時代には人が悪いことをすることがなかったためにアストレアの天秤の皿は善にのみ傾き、計るものがありませんでした。何事もない、平和な時がそこに流れていたのです。
パンドラの箱

パンドラの箱というものを知っていますか?ありとあらゆる災いが詰め込まれた箱と云われています。神であるプロメテウスは人間に火を使うことを教えます。火を使うことが出来た人間の暮らしは豊かになりましたが、この火を用いて争いが起こるようになります。
この様子を見ていたゼウスは怒り、人間を懲らしめるためにパンドラという女性に災いの詰まった箱『かつては壺』を持たせて人間界に送りました。ゼウスはパンドラに「この箱は絶対に開けてはいけない」と伝えます。しかし、好奇心に駆られたパンドラはこの箱のふたを開けてしまうのです。
すると箱の中からありとあらゆる災いが飛び出してしまいます。驚いたパンドラは慌てて箱のふたを閉めます。かろうじて箱の中には『希望』だけが残りました。
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争い合う人間
パンドラが箱を開けたことにより、今まで欲のなかった人間たちは人の持っているものを欲しくなり、盗みや暴力を振るい始めます。人よりも美しく、人よりも豊かになりたいとその欲に限度がありません。そのためにあらゆるところで争いが起こるようになりました。
こうなるとアストレアは忙しくなります。天秤をもって走り回り、人間の善悪を計らなければならなくなってしまいます。このような人間の様子に一緒に暮らしていた神々は人間とは暮らせないといって、次々と天界に戻っていきました。
アストレアだけは人間界に残り、悪を改めるように人々を諭して回りました。しかし、人間はそんなアストレアの言葉も聞かず、悪行を重ねるばかりです。アストレアの天秤は悪に傾いたままです。さらに人間は武器を作り戦争を始めます。戦いに明け暮れ、互いに殺し合う事を辞めません。
それを見て、人間界に残っていたアストレアも人間を見限り、天界へと帰ってしまいました。その姿が夏の夜空に輝く天秤座になったと云われています。
天秤座の神話に隠された想い

ギリシャ神話を作った古代の人の心の中には、人間の愚かさが見えていたのがわかりますね。今も、似たようなことが起きています。人は互いに憎み合ったり、欲には際限がなく人と比べては罵り合ったりしています。このような醜い人間の様は、今も昔も進歩していないといえるでしょう。
人間には理想があります。平和な世の中にしたいという理想です。しかしながら、そうではない人もいますよね。理想は希望なのでしょうか。平和で憎しみのない世界は実現するのでしょうか。天秤座のアストレアは夜空で人間を見下ろしながら何を思っているのでしょうね。


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