2009年12月07日
「ゴルフは僕の人生」賞金王射止めた石川遼
この日の賞金王決定を受けた記者会見で、「ゴルフとは何か」と問われた石川は、「僕の人生だと思います。ゴルフというスポーツが存在していることに感謝したい」と答えた。
練習熱心なだけでなく、石川はゴルフに強い愛情と誇りを持つ。
11月の三井住友VISA太平洋マスターズで、大会の思い出を聞かれ、「(1998年の)リー・ウェストウッドの3連覇を見た」と懐かしんだ。当時7歳。巨人のV9に興奮した野球少年、Jリーグ開幕に熱狂したサッカー少年は多いだろうが、ゴルフ中継の一こまを思い出して目を輝かせるゴルフ少年が、この国にどれだけいるだろうか。
小学校の卒業文集に、将来の夢を書き連ねた。高校1年生でプロツアー優勝、高校3年生で日本オープン優勝、20歳でマスターズ優勝――。今年の夢だった日本オープン優勝はプレーオフで敗れて惜しくも逃したが、賞金王に輝き、「日本一」の称号を手に入れた。
将来の夢は、こう締めくくられている。
「世界一強くて、世界一好かれる選手になりたいです」。日本一のゴルフ少年は、まだまだ夢の続きを見せてくれそうだ。
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