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2017年09月30日

夜勤終了においての解離性障害

本日の夜勤も無事終了し特変なく経過しました。
サブリーダーは主に隔離室担当と伝えましたが一人の患者について話したいと思います。
50代の女性で解離性障害と診断され他院での入院歴があり当院は初めてです。
入院に至る経過はある事がきっかけで衝動性を抑える事が出来ずに自傷行為に至り額に傷をつけて血を流しながら横になっており、家族が警察に連絡をし情動がまとまらずに23条通報に措置入院となっております。
入院、隔離の対応に不服を述べ弁護士と精神保健福祉センターに電話をして訴えたいと希望がありました。
通信の制限は出来ないため医師の指示により電話の許可が下りました。
いざ、公衆電話に誘導しようと促すと歩くことが出来ずに車椅子対応をしました。
その時に足をぶつけてしまったと足の裏の第一指付け根に腫脹が観察され湿布の希望をされました。
また、食事を食べれないから点滴をしてほしい事など多岐に渡り訴えを繰り返します。
また、敬語で話しをする事に不満を抱き、「ですます口調はやめてほしい」と述べ、目上の方には敬語を私は使うと返答すると「確かに私の実年齢は50歳かもしれないけど、今は別の人格で16歳の心なの。つまり、心は若いから敬語を使わないでほしいとの事でした。
彼女の中では4人の人物像がおり、それぞれが記憶をすることは出来るため人物は変わるが記憶は変わらないとの言い分でした。
実際の解離性障害では人物が変わると記憶もないため、わざと人物交換をしているのではないかとのアセスメントもしました。
しかし、彼女の様の要望は敬語を使わないとの事なので、使用せずに会話すると落ち着いて話す事が出来ました。
つまり、彼女の甘えや希望に寄り添う事で関係性は構築でき、穏やかになる結果を得ました。
また点滴をしたい理由をきくとトイレと同じ部屋でご飯を食べる事は人間として扱われていないから食べないと訴え気持ちを理解しました。
隔離室内にはトイレがあるため掃除は毎日し尿、便がある場合は流しますが食事を食べるのが嫌だという事はわかります。
しかし、隔離室の構造上と精神症状によっては居室で摂取してもらわなければなりません。
患者は衝動行為はなく違う所であれば食事を摂り点滴も必要ないと訴えるため、主任と相談し前室で食べてもらうように伝えました。
その後、普段なら入院すぐには出ていない食事開放の指示があった事を発見しホールで摂取してもらう事になりました。
他者や環境によって影響が起きる可能性もありましたが、調子が高く多弁の高齢者と話しをする姿もあり落ち着いていました。
しかし、朝は牛乳が出るのですが「なんでまた牛乳が出ているのよ。昨日も牛乳いらないっていったのに。言っても何も変わらないわね」と不服を言っていましたが謝罪と電カル上で直ぐに牛乳禁の指示を出し、代わりにゼリーを渡すと笑顔になっていました。
解離性同一性障害の話しが出来なかったですが、終了します。
今日もお疲れ様でした!!


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小学校:応援団長(優勝) 中学校:駅伝大会参加。サッカー部キャプテン  高校:部活と遊びと仕事。 ㊟看護師の法律的義務として秘密保持があります。 現場の話しがありますが、患者さんを特定する内容は控え患者はA氏と記載。 一つの事例としてお考えてください。
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