2019年05月09日
審判たるものこうでありたい・・・
サッカーの陰の立役者と言えば・・・審判員もその1人です。
本来目立つ事なく、笛をピーピー吹き鳴らす事は極力控え、試合の流れを大切にし、サッカーと言うゲームを成立させる・・・地味ながら、重要な役割を担っている存在です。
私の様な、にわか4級審判員では、その半分も出来ていないのが現状なんですが・・・。(^^;
ただ、ジャッジングだけしてれば良い訳じゃ無いって事を思い知らされた出来事がありました。
Bチームの試合での事です。
相手は超強豪チームです。
大敗必死のカードではありましたが、そんな事は誰もが想定内だったと言えます。
そんな大一番なのに、主力の何人かが足の痛みを理由に戦線離脱です。(汗)
結果から言うと、大敗なんて言葉じゃ生温い位の、団始まって以来じゃ無いかと思われる大失点です。
およそ、2分で1失点の計算になりますか・・・スコアは敢えて書きませんがお察し下さい。(笑)
まぁ、それでも最後まで腐らずに頑張れたし、サンドバッグ状態の中にあっても、何度かゴール前まで侵入する様なシーンもあったりして・・・それなりに、観ていた親御さん達の想像を良い意味で超えてくれたとは言えます。
ただ、体格、スピード、キック力・・・全てにおいて圧倒されてしまっていたとは言えます。
試合後、子供達は「怖かった・・・」と口々に言っていたのが印象的でした。
同い年なのに、その成長の差をまざまざと見せ付けられた感じです。
まるで、小学4年生と中学生1年生が試合をしているかの様な試合でしたかね。(^^;
見た目からしてその位の差がありました。
そんな試合の最中・・・主審を務めてくれていた方が・・・。
「もっと、声を出して応援してあげて下さいね!」って、親御さん達が観ている応援席に向かって、一言声を掛けてくれたのです。
余りの大量失点に声を失ってしまっていた親御さん達が、我に戻ったかの様に声を出し始め・・・その声に応えるかの様に子供達も自分に出来る精一杯のプレイをしていた様に思います。
その後は、試合終了まで、黄色い声が会場に響き渡る事になります。
試合を裁く事・・・ともすれば、不正を見逃すまいと一生懸命で、こう言う試合の雰囲気までコントロールしようなんて発想は中々出て来ないのが現実です。
あの一言で、御通夜状態だった試合の雰囲気がガラリと好転してしまったのですね。
終わってみれば、大敗こそした物の、良い試合だったと言う印象は親御さん達の間には残ったみたいなんです。
子供達にも精一杯やって負けた・・・と言う、変な充実感は残った様でした。(笑)
試合の前に、挨拶がてら両チームの親御さん達に向かって、「精一杯声を出して応援して下さい」と言ってから試合を始める審判員の方もいると耳にした事があります。
こう言う雰囲気作りって、大事だな〜って思うのです。
そんな事笑顔で言われれば、盛り上がらない訳には行きませんものね〜。(笑)
盛り上がった試合は、やはり印象深い試合として心に何時までも残る物です。
サッカーと言うゲームは、皆が力を合わせて作り上げる物・・・そんな言葉を良く耳にするのですが、こう言う事なんだな〜って改めて思った不勉強者です。(^^;
子供達だけ一生懸命でもダメだし、大人だけが一生懸命でもダメなんですよね。
プレイヤーだけが燃えてもダメ出し、応援席だけが盛り上がってもダメだし、ベンチだけが熱くなってもダメなんですよね。
言うまでもないのですが・・・審判員がヒートアップしてしまう試合は最悪です。(^^;
少しでも良い試合に近付ける為に尽力する・・・審判員たるもの、こうでありたいな〜って思った出来事でした。(^-^)b
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