2013年03月11日
阪急電車 有川浩
価格:1,470円 |
兵庫県宝塚市の阪急宝塚駅から兵庫県西宮市の西宮北口駅を経て阪急今津駅までを結ぶ阪急今津線。阪急神戸本線との接続駅であり運転系統が分割される西宮北口駅から宝塚駅までは、所要わずか14分のミニ路線である。この作品はその宝塚 - 西宮北口間の8つの駅を舞台とし、その乗客が織り成す様々なエピソードを、1往復に当たる全16話で描写する。
有川浩さんの作品は何作か読んで 読みやすくておもしろいので、つい他の作品も読みたくなります。図書館で阪急電車を借りて読んでみました。この作品たしか映画化されているんですよね^^
電車内というのは人が集まる空間です。電車に乗っているといろんな人がいますよね。そのひとりひとりにストーリーがあるんでしょうね。
この本の面白いところは
○1話ごとに主人公が違って、それぞれにストーリーがあること。
男女の出会いのストーリー、寝取られた女のストーリー、孫とおばあちゃんのストーリー…などいろんな登場人物のストーリーがあります。
○〔主人公が変わることで〕視点が変わっても、それぞれの登場人物が接点をもつこと。
前のストーリーの主人公が今度は脇役っぽくなって、他の主人公と接点をもつ。そこがおもしろいんです。
登場人物にはそろぞれに人生があります。素敵な出会いであったり、辛い経験をしていたり…それでも人と人が接点をもつことにより、前向きに生きようと努力する姿勢がかっこいいなと思えました。
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