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0能者（れいのうしゃ）ミナト　葉山透

価格:620円
(2013/7/9 23:46時点)
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科学が隆盛を極める現代。だが、その片隅にひっそりと息づく異形のものたちがいた。存在を知る一部の者たちは、それを「怪異」と呼んだ。当然、怪異を相手にする生業もある。修験者、法力僧、呼ばれ方は様々だが、その中でひと際変わった青年がいた。九条湊―どこか斜に構えたクセのある青年だが、彼が同業者から疎まれているのはそこではない。霊力、法力、神通力、彼はそんな力を一切持っていない。それにもかかわらず怪異を倒すという。その手腕は驚くべきものだった。

図書館でみかけて面白そうだったので、読んでみました。表紙のイラストをみてすぐに面白そうな本だなって思いました＾＾主人公、湊の不敵な表情がいいですよね。

題名で気になるのが、なんで０能者？？っていうところですよね。普通だったら、　霊能者ですが、この本の場合は数字の０〔れい〕なんですよね。それも読んでみると納得。

○主人公　九条湊

霊感、法力、神通力といった特殊な能力を一切持たず、己の知恵のみで怪異事件を解決するが、やっかみと疑いから同業者からは「零能者」や「無能力者」などと呼ばれている。

なるほど。確かに０能者ですよね。特殊能力ゼロながらも、あらゆる知識を活用し、大胆な方法で解決に導いてくストーリーが軽快で読みやすかったです。ミナトのクセのある性格が、また気持ちいいんですよね。

一見駄目人間で悪人そうなのに、〔事件に関わると〕実は優秀なキャラって好きです＾＾ｂ

１話目の事件で関わった女子高生巫女の沙耶ちゃんや、10歳の天才法力少年のユウキくんもその後メインキャラ〔ミナトの助手的な位置〕になり、ますますおもしろい展開になったなと思います。

調べてみると、漫画化もしているようです。こちらも読んでみたくなりました。