日蓮の書を読むにあたり、骨格となる御書を確認しておくことは有益でしょう。
また、日蓮の生涯を「初期日蓮」「佐渡期日蓮」「身延期日蓮」と区切り、以下のとおり、それぞれの時期に2つの御書を選定するのがよいでしょう。
【初期日蓮】
「守護国家論」「立正安国論」
【佐渡期日蓮】
「開目抄」「如来滅後五五百歳始観心本尊抄」
【身延期日蓮】
「撰時抄」「報恩抄」
結局、五大部に「守護国家論」を付け加えただけですが、やはり、五大部が日蓮仏法の骨格といえます。また、初期日蓮の著作として「守護国家論」は外せません。
上記6つの御書を丹念に研鑽することによって日蓮仏法の骨格が出来上がります。その上で他の御書を研鑽していくならば、充実した御書研鑽となるでありましょう。
まずは、骨格から固めていくという姿勢は大切ですね。