本尊とは、法華経の行者の一身の当体なり云々。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1059頁(御義口伝)
本尊とは何なのか。非常に大きいテーマです。日蓮仏法でいえば、大曼荼羅が本尊ですが、その本尊とは、法華経の行者の一身の当体であるという。信仰心が透徹している法華経の行者は、その身そのまま本尊であるというのですね。
本尊といえば、自分の外にあると思いがちですが、そうではないのが日蓮仏法なのですね。我々としては、我が身が本尊であるといえるほどの信仰心を持ち、法華経の行者たるべきでしょうね。
日々の勤行は、まさに我が身が本尊であることを確認する作業といってよいでしょう。また、法華経研鑽、御書研鑽も我が身が本尊であることを確信するために行うことといえましょう。