仏身を持つとは、我が身の外に仏無しと持つを云うなり。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1035頁(御義口伝)
仏というと自分の外にあるものであり、縁遠いもの、雲の上のものと思いがちです。しかし、日蓮は、我が身が仏であるといいます。
仏法を信仰するわけですから、仏になることが最重要課題です。その仏が自分の中になければ、仏になることなどできません。また、仏法を説く必要性もないでしょう。こう考えれば、当たり前のことなのですが、いざ、信仰をはじめますと、仏という崇高なものは自分とかけ離れたものと思うのですね。常に、仏とは我が身にあるという信仰を持ち続けるようにすることが大切ですね。