今、日蓮等の類いの意は、総じては「如来」とは一切衆生なり、別しては日蓮の弟子檀那なり。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1048頁(御義口伝)
「如来」は仏の十号のひとつです。よって、仏と考えてよいですね。この「如来」とは誰のことなのか。日蓮によると一切衆生なのですね。個別にいうと日蓮の弟子檀那となります。
如来となるために信仰をしているわけですね。この一節は御義口伝の寿量品二十七箇の大事の中にある御文です。寿量品といっても正式には、如来寿量品であり、如来が付いています。如来の意義を踏まえながら寿量品を読むことが肝要ですね。