「ユダヤ人は、出社すると一時間ほどは『ディクテイト』(dictate)といって、前日の退社後から出社時間までに届いた商取引の手紙の返事をタイプしてしまう。(中略)
有能なユダヤ人の机の上には『未決』の書類はない」(藤田田『ユダヤの商法』KKベストセラーズ 62頁)
仕事をしていますと、未決書類が溜まっていくものです。
つい、後回しとなるのですが、この文章を読んで、ハッとしましたね。
翌日から、未決書類を片づけ、常に未決書類が残らないように心掛けています。
そうしますと、気持ちがすっきりするものですね。
余裕も生まれます。
出来ることはさっさと行うことですね。
有能無能といっても、所詮は、すぐに仕事をはじめているかどうかだけの差であり、日が経つにつれて、その差が広がっていくということでしょう。
『ユダヤの商法』には、ビジネスのことだけでなく、ユダヤ人の習慣についても触れられています。
「ユダヤ人は、水が不足している場合でも、緊急事態の中にあっても、必ず、体の二ヵ所だけは洗うようにとしつけられている。これは、ジュウイッシュ・バスと言われている入浴法で、体の二ヵ所とは、陰部と脇の下のことである」(同書 133頁)
確かに、不潔な人や体臭がある人にビジネスチャンスは来ないですね。
人間の体の中で、陰部と脇の下は、他の場所以上に臭いを発します。
気をつけておかないと、他の人に不快感を与えてしまいます。
清潔にするということも、未決書類を片づけるのと同様、ちょっとした心掛けです。
特別なことをするのではなく、日常の行動を見直した方が効果的ですね。