レモンをお金にかえるとはどういうことか。
不思議な錬金術の話なのかと思っておりましたら、至極当然な経済の話でした。
レモンと水と砂糖を原料にしてレモネードを作り、それを売るというところから話が始まります。
その後の展開は、この絵本で確認いただくとして、注目したいのは、この絵本が1976年(昭和51年)に出版されているということですね。
日本語の翻訳版は、昭和57年に出版されています。
37年も前の絵本であり、日本語訳版にしても31年も前です。
一読して名著であることが分かりますが、いままでこの絵本の存在を知りませんでした。
ある本でこの絵本のことが紹介されており、タイトルが興味深かったので読んでみたわけです。
本を読んで感じるのは、本は本を呼び込むということですね。
本には、他の本が紹介されており、そこから今まで知らなかった本を知り、その本を読むという流れになっています。
また、今では、インターネットがありますので、その中でさまざまさ本が紹介されており、本を知る機会が増えています。
いい時代といえるでしょう。
それに、その本がどのような評価を受けているかを確認したい場合には、アマゾンのレビューを見れば、おおよそのことは分かります。
どのような評価であれ最終的には自分が読んで評価すればよいのですが、如何せん書籍の数は膨大ですから、すべてを確認するわけにはいきません。
よって、レビューで評価の低い本は見送るという判断もあります。
逆にレビューの評価が低いからこそ興味が出てくるような本は確認しますが、そのような本はほとんどありませんね。
インターネットが普及する以前に比べ、読む本の数が増えたように思います。
やはり、知る機会がなければ、そもそも読むことが出来ないわけで、また、知ってしまうと読みたくなるわけで、時代は読書の時代に突入しているといえるでしょう。