2015年10月18日
『シャム双生児の秘密』エラリィ・クイーン
思いもかけない山火事に追われたクイーン父子は、山頂の一軒家に辿りつき、そこで不気味な一夜を過ごした。
その翌日、火事の恐怖に輪をかけるように、邸の主人が何者かの銃弾に倒れる、という惨劇が起きる。
死者の手に握られていたのは、ちぎれたトランプのカード。
殺人の容疑は、邸の裏に人目を避けて匿われた異形の少年たちにふりかかった・・・
陸の孤島を舞台にクイーンが必死の推理を展開する国名シリーズ中の異色作。
[裏表紙より]
今までに読んだ作品に『シャム双生児の謎』を想起させるものがあり、読んでみたくなりました。
クイーン父子、推理は間違えてばかりだし、容疑者(実際は犯人ではなかったのに)を殺しかけてしまうし、、、。
ちょっと情けなく感じてしまいました。
でも、トランプのダイイングメッセージの推理や、山火事がどんどんせまってくる緊迫感は楽しめました。
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