2016年01月17日
「きみを救えたら…答えさえ見つかれば。今のこの状況を打破するために。」―21年という月日は何をもたらしたのか分からないけど… 『Save You』 by Simple Plan
2016年1月17日。
1995年1月17日の未明に起きた「阪神淡路大震災」から21年。
当時、「戦後最大級の被害」と言われたこの事件が起きた時、自分は小学5年から6年になる年だった。
TVや新聞では連日のように高速道路が横倒しになった映像、そして火災が各地で発生して燃え広がり、戦争特集のドキュメンタリー番組で見たような、戦後の日本の焼け野原と見間違えるような被災地の町の映像が報道されていたのを今も覚えている。
朝、学校へ行く前に新聞をポストへ取りに行くと、記事のトップに「死者○○○○名、負傷者○○○○名」という見出しがいつものように載っていて、これは恐ろしい、悲しい、大変な事態なんだと頭では思ったけど、あまりに衝撃的で逆に実感が湧かなかった。ただわけも分からず―語弊を恐れずに言うのなら、毎日数字が更新されていくだけのように感じられた。
あの震災は、東日本大震災が津波と原発で2次災害的に被害が大きくなったのに対して、火災が被害を大きくした要因の一つだったように思う。地震で建物などの下敷きになって亡くなるというだけでも悲しくて恐ろしい事なのに、家族が下敷きになっているのが分かっているのに火災が広がって、目の前で家族が犠牲になるという状況、自分にはもうその気持ちは想像を絶する。
今年の阪神淡路大震災に関するニュースを見てみると、「追悼行事が減っている」・「記憶や教訓の風化」というように、この事件を“継承していく”ことへの問題が取り上げられている。
一方では「語り継ぐ事が目的ではない」・「追悼という言葉で経済を停滞させてはいけない」という意見が見られた。自分としては、こういう事はずっと忘れてはいけないと思うし、当事者の方々の気持ちを想像すると、ちょっと酷い言い方ではないかと思ったりした。
でも確かに、悲しみの中にとどまり続ける事の方が、結果としてもっと苦しむことになるのかもしれない、とも思った。
今日ご紹介する音楽は、カナダ出身のバンドSimple Plan(シンプル・プラン)の『Save You(セイヴ・ユー)』という曲。
直訳すると「君を救う」というタイトル。
『Save You』 by Simple Plan ↓
歌詞の和訳より一部を引用
MVのラストに出てきた文章を訳してみた ↓
《このビデオでフィーチャーされている全員が癌生存者(=癌患者)、または癌生存者を近しい人にもつ人。彼らの勇気と回復の驚くべきストーリーは私達に希望をもたらしてくれるが、癌への闘いはまだまだ続く。詳しい内容は“シンプル・プラン基金”へご訪問下さい。》
この曲は、癌と闘う人々への応援歌なのかもしれない。
Simple Planというバンドは欧米で特に売れていて、知名度もけっこうあるように思う。アメリカ発の“モンスター・バンド”と呼ばれるLinkin Parkと同様に、彼らは売れたらそれを社会貢献活動にも生かしているようで、音楽も大好きだったけど、彼らのそういう人間性にもすごく魅力を感じた。
“シンプル・プラン基金”というのも、彼らの社会貢献の一つなのだと思う。
よって『Save You』という曲は、阪神淡路大震災のために作られた曲ではなく、全く関係ないとも言える。
でも「癌」と「震災」という、とても大変な状況に遭っている人々への想いとしては、そう違わないモノがあるように思える。
曲の歌詞だけを見ていると、「ちっぽけな自分だけど、困っている方々の何かお力になれないだろうか」と重なる想いが浮かんでくる。
自分は20歳くらいから、心の中で自分探しの旅を続けてきて、やりたい事を見つけて、それはまず自分が好きだからというのが一番の理由だった。
自分がやる事に対して誰かが喜んでくれたら嬉しい、という気持ちは昔からあったけど、最近は「人の役に立ちたい」という想いがより大きくなっている。それは東日本大震災があったことも大きい。震災のボランティアや、被災者の心のケアに関する事が今の夢としてはっきりと自覚した。
形にするには沢山の準備や、今以上の覚悟が必要かもしれなくて、阪神淡路大震災の方までお力になれるかは分からないけど…
でも再び1月17日を迎えて、自分の中で気持ちを確認できた。
草の根活動レベルでも、自分は困っている人や助けを必要としている人々の支援を頑張る!
バンドSimple Planの『Save You』はアルバム「SIMPLE PLAN 3」(セルフ・タイトル・アルバム)に収録
↓ ↓ ↓
素晴らしい曲が詰まった名盤!!
発売元:Warner Music Japan =music=
発売日:2008年02月06日
<トラックリスト>
1. When I'm Gone
2. Take My Hand
3. The End
4. Your Love Is A Lie
5. Save You
6. Generation
7. Time To Say Goodbye
8. I Can Wait Forever
9. Holding On
10. No Love
11. What If
12.When I'm Gone(Acoustic ver.)
13.Running Out Of Time
いつもお越し下さり、ありがとうございます(^_^)
PaleBlue(=SAI)はもう一つの音楽ブログを運営してます!
それは⇒『素敵な音楽のご紹介♪』(リンクして飛べます)
『井戸に差し込んだ光』より若干、新しめ、明るめなお話(^^;)??
よろしかったら遊びに来て下さい☆
1995年1月17日の未明に起きた「阪神淡路大震災」から21年。
兵庫県の淡路島北部を震源とし、1995年1月17日午前5時46分に起きたマグニチュード7・3の直下型地震。淡路島、神戸市、同県の芦屋市、西宮市などで気象庁観測史上初の震度7を記録した。
総務省消防庁のまとめでは、6434人が死亡、4万3792人が負傷、約25万棟の住宅が全半壊した。
「ボランティア元年」と言われる一方、被災後の疲れやストレスによる震災関連死の問題が浮き彫りになった。
(2014-01-17 朝日新聞 夕刊 1総合より 引用)
当時、「戦後最大級の被害」と言われたこの事件が起きた時、自分は小学5年から6年になる年だった。
TVや新聞では連日のように高速道路が横倒しになった映像、そして火災が各地で発生して燃え広がり、戦争特集のドキュメンタリー番組で見たような、戦後の日本の焼け野原と見間違えるような被災地の町の映像が報道されていたのを今も覚えている。
朝、学校へ行く前に新聞をポストへ取りに行くと、記事のトップに「死者○○○○名、負傷者○○○○名」という見出しがいつものように載っていて、これは恐ろしい、悲しい、大変な事態なんだと頭では思ったけど、あまりに衝撃的で逆に実感が湧かなかった。ただわけも分からず―語弊を恐れずに言うのなら、毎日数字が更新されていくだけのように感じられた。
あの震災は、東日本大震災が津波と原発で2次災害的に被害が大きくなったのに対して、火災が被害を大きくした要因の一つだったように思う。地震で建物などの下敷きになって亡くなるというだけでも悲しくて恐ろしい事なのに、家族が下敷きになっているのが分かっているのに火災が広がって、目の前で家族が犠牲になるという状況、自分にはもうその気持ちは想像を絶する。
今年の阪神淡路大震災に関するニュースを見てみると、「追悼行事が減っている」・「記憶や教訓の風化」というように、この事件を“継承していく”ことへの問題が取り上げられている。
一方では「語り継ぐ事が目的ではない」・「追悼という言葉で経済を停滞させてはいけない」という意見が見られた。自分としては、こういう事はずっと忘れてはいけないと思うし、当事者の方々の気持ちを想像すると、ちょっと酷い言い方ではないかと思ったりした。
でも確かに、悲しみの中にとどまり続ける事の方が、結果としてもっと苦しむことになるのかもしれない、とも思った。
今日ご紹介する音楽は、カナダ出身のバンドSimple Plan(シンプル・プラン)の『Save You(セイヴ・ユー)』という曲。
直訳すると「君を救う」というタイトル。
『Save You』 by Simple Plan ↓
歌詞の和訳より一部を引用
深呼吸して もうあと一歩で ドアに近づく
きみを見るたびに 心が引き裂かれそうになる
俺に何か言えたなら 楽にしてあげられる何かを
時々、きみを救えたならと思う きみに知ってほしいことが 山ほどあるんだ
絶対に諦めないよ、最後まで 永遠に時間がかかったとしても
もしきみが倒れたりふらついたりしたら この手で抱え上げてあげる
もし自分を信じる気持ちを失いそうになったら この俺が自信を取り戻させてあげる
ダメになりそうになっても俺がいる
答えさえ見つかれば 今この状況を打破するために
きみを救いたい わかってほしい きみを救いたい
MVのラストに出てきた文章を訳してみた ↓
《このビデオでフィーチャーされている全員が癌生存者(=癌患者)、または癌生存者を近しい人にもつ人。彼らの勇気と回復の驚くべきストーリーは私達に希望をもたらしてくれるが、癌への闘いはまだまだ続く。詳しい内容は“シンプル・プラン基金”へご訪問下さい。》
この曲は、癌と闘う人々への応援歌なのかもしれない。
Simple Planというバンドは欧米で特に売れていて、知名度もけっこうあるように思う。アメリカ発の“モンスター・バンド”と呼ばれるLinkin Parkと同様に、彼らは売れたらそれを社会貢献活動にも生かしているようで、音楽も大好きだったけど、彼らのそういう人間性にもすごく魅力を感じた。
“シンプル・プラン基金”というのも、彼らの社会貢献の一つなのだと思う。
よって『Save You』という曲は、阪神淡路大震災のために作られた曲ではなく、全く関係ないとも言える。
でも「癌」と「震災」という、とても大変な状況に遭っている人々への想いとしては、そう違わないモノがあるように思える。
曲の歌詞だけを見ていると、「ちっぽけな自分だけど、困っている方々の何かお力になれないだろうか」と重なる想いが浮かんでくる。
自分は20歳くらいから、心の中で自分探しの旅を続けてきて、やりたい事を見つけて、それはまず自分が好きだからというのが一番の理由だった。
自分がやる事に対して誰かが喜んでくれたら嬉しい、という気持ちは昔からあったけど、最近は「人の役に立ちたい」という想いがより大きくなっている。それは東日本大震災があったことも大きい。震災のボランティアや、被災者の心のケアに関する事が今の夢としてはっきりと自覚した。
形にするには沢山の準備や、今以上の覚悟が必要かもしれなくて、阪神淡路大震災の方までお力になれるかは分からないけど…
でも再び1月17日を迎えて、自分の中で気持ちを確認できた。
草の根活動レベルでも、自分は困っている人や助けを必要としている人々の支援を頑張る!
バンドSimple Planの『Save You』はアルバム「SIMPLE PLAN 3」(セルフ・タイトル・アルバム)に収録
↓ ↓ ↓
新品価格 |
素晴らしい曲が詰まった名盤!!
発売元:Warner Music Japan =music=
発売日:2008年02月06日
<トラックリスト>
1. When I'm Gone
2. Take My Hand
3. The End
4. Your Love Is A Lie
5. Save You
6. Generation
7. Time To Say Goodbye
8. I Can Wait Forever
9. Holding On
10. No Love
11. What If
12.When I'm Gone(Acoustic ver.)
13.Running Out Of Time
いつもお越し下さり、ありがとうございます(^_^)
PaleBlue(=SAI)はもう一つの音楽ブログを運営してます!
それは⇒『素敵な音楽のご紹介♪』(リンクして飛べます)
『井戸に差し込んだ光』より若干、新しめ、明るめなお話(^^;)??
よろしかったら遊びに来て下さい☆
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