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2015年02月12日
国語が出来れば算数もできる !
国語が出来れば算数もできる!
小学校も高学年になってくると算数の「文章問題」が増えてきます。
そしてその文章も低学年のそれと比べると複雑になってきます。
たとえば
【6年生は遠足にきています。学校を出発して目的地は12Km先にある天守閣です。午前9時に学校を出発して正午ちょうどに天守閣に着きました。天守閣でお弁当を食べて、午後1時に学校に向かって帰ります。下校時刻の午後4時に学校に着かなくてはいけません。帰りは時速何Kmで歩けばよいでしょうか】
と言った具合です。
これは算数に限ったことではありません。
小学校では全ての教科で言語活動を基本、重点としています。
国語力を養うことは全ての教科の学力向上につながります。
とは言え、国語力を向上させることは、一朝一夕にはいきません。
国語力を向上させる方法として昔から言われ続けている方法に【読書】があります。
それを裏付けるデ−タとして「読書している子どもは学力が高い」と言う文部科学省・学力学習状況調査の結果もあります。
報道によると大阪市では学校の図書室のレベルを上げるために年間で3億円超の予算を組むと報じられました。
これは単に図書室の蔵書の数が少ないのでそれを増やすと言うことを示すものではありません。
学校の図書室が無人であるため閉まったままになっていると言った問題もあります。
学校図書室を開館するための学校司書の人件費と言ったものも含まれます。
同様の理由から横浜市や京都市でも全校に学校司書配置を進めています。
算数の学力を向上させるには本を読むよりも計算問題を数多くこなす方が効果的だと考えがちですが、学校図書室を有効に活用したり、自宅でも読書に慣れ親しみ、読書を習慣付けることが、遠回りに思えても算数のみならず全ての教科の学力向上のために大切なことです。
posted by marserTeacher at 09:01| 国語が出来れば算数もできる !