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2014年06月06日
「中1の壁」
「中1の壁」
「中1の壁」と言う言葉をご存じですか?
「中1の壁」とは小学校から中学校に進学して学習環境に適応することが出来ないで不登校になったりすることを言います。
現在の義務教育は、小学校1年から中学3年までの9年間です。
文部科学省の調査によりますとその9年間のうちで不登校になる子供たちの数は学年が上がるにつれて増える傾向にはありますが小学校6年から中学1年にかけては3倍近くに増加します。
この原因には環境が変わることや人間関係等の様々な要因が絡まっていますが、要因の大きな一つとして学習面での不適応か考えられています。
では、学習面では何が変わるのでしょうか?
小学校と中学校の授業での一番大きな変化は教える先生です。
小学校では学級担任の先生が原則全ての教科を教えます。
それに対して中学校では教科別に教科担任の先生が教えます。
国語の先生は国語を教え、数学の先生は数学を教えます。
これが学校になじめなくなる「中1の壁」の一番大きな原因ではないかと推測されています。
この解決に向けて文部科学省は小学校・中学校の義務教育の教員免許制度を抜本的に改革する方針を固めました。
現行免許制度では小学校の教員免許と中学校の教員免許は異なっています。
中学校の教員免許は中学英語・中学数学と言った具合に科目別の免許になっています。
今回の改革では、「中1の壁」の解消に向けて小学校高学年からの教科担任制を実施すべく小学校中学校の両方で教える事の出来る免許を新設されます。
また2011年度から小学校でも必修となった外国語活動・小学英語でもスム−ズな連携が出来ることが期待されています。
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posted by marserTeacher at 07:21| 「中1の壁」