2017年02月17日
島津氏由来の花尾神社
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島津家の祖先は、朝廷の権力者藤原氏の有力な御家人近衛家に仕えていた、惟宗氏だとされています。
鎌倉幕府の開府に伴い鎌倉に移り、忠康が近衛家の荘園、島津荘(今の都城付近)の荘官に命じられました。
その子忠久が源頼朝より直接その地の地頭に任ぜられ、続いて薩摩・大隈・日向三国の守護職に追任されました。それを期に名字を惟宗から島津に変え、島津氏の初代となりました。
当初、今の出水市に拠点を築き薩摩の平定の第一歩を踏み出しました。
ところで、鹿児島市郡山町に「花尾神社」があります。ここからは伝説のようなものですが、島津家初代忠久は実母の丹後の局を呼び寄せ、この花尾一帯の領地を授けました。
源頼朝の木像を御神体に花尾神社を建立し、丹後の局が亡くなると、その地で荼毘に付し墓を建て霊を弔ったとされています。小さな神社ですが、格子状の天井には一枚一枚に鮮やかな絵が書かれ、贅を尽くした造りから地元ではさつま日光と呼ばれてきました。
鹿児島市中心部から車で30分ほどでしょうか、周辺には「南泉院」や「隠れ念仏洞」などが在りますので、観光にお勧めです。
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