2017年02月11日
薩摩焼の故郷「美山」
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鹿児島市から国道3号線を北上する事約20`、日置市東市来町に美山(みやま)という集落があります。
天下人となった豊臣秀吉が、諸大名に命じて朝鮮に出兵した慶長の役。
薩摩藩からは第17代藩主、島津義弘公が7.000名程の兵を率いて参加しました。
義弘公は朝鮮から帰国する時、朝鮮人の陶工(約80名)を連れ帰り、美山に移住させて後の薩摩焼の基になる陶磁器の製作にあたらせました。
無理やり連れてきたのでしょうが、決して隷属的な扱いをせず、准士分として苗字帯刀の身分を与え代々丁重に扱ったといわれています。
現在でも美山には多くの窯元が集中しており、展示即売しておりますが、毎年11月上旬に開催される「美山窯
7元祭り」の時には多くの人が訪れ、にぎわいます。窯元の中でも一番有名なのは沈壽官窯でしょう。
代々美山の朝鮮人陶工のリーダーをされてきた家系で、世襲したら沈壽官を名乗るのが習わしになっておら
れ、現在の沈壽官さんは15代目です。
有田焼の柿右衛門のような存在で、一子相伝で伝えられてきた技法は、他の追随を許さぬほど突出しており、
価格もそれなりにお高いのですが、作品を見れば納得されるとおもいます。
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