2017年03月06日
南さつま市田布施の「金蔵院 跡」
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前回ご紹介した二連鳥居、「南方神社」のすぐ近くに「金蔵院(こんぞういん)」という寺が
かつて在りました。百済の僧「日羅」が、西暦500年代に浦之名に創建したのが始めともいわれて
いるそうですが、確認出来るのは、この辺りに勢力を持っていた「阿多氏の一族」の忠景が
1138年に、寺に土地を寄進した事が記録に残っているので、それ以前から存在していた事は
間違い無いでしょう。その後1400年代に、島津家9代当主「忠国」が尾下村に移し、さらには
島津忠良(日新斎)が、この地に移したそうです。
藩から寺高120石をもらい、幕末まで存在したといいますから、南薩摩では結構な格式の神社
だったのでしょうか。
しかし、例外なくこの寺も「廃仏毀釈令」の洗礼を受け、痕跡すら残されておりません。
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