2013年05月02日投稿。
ここは暗い。
僅かな光が射し込む朝、僕は鉄格子から手を伸ばす。けれど空には届かない。
陽が落ちる。
向かいの牢の鉄格子の窓。眩しい眩しい光がいつも消えていく。
向かいの牢にはいつしか生き物が消えていた。
異臭を訴えたが除けるのも面倒らしい。暫く気にしてなかったら、よくよくみれば白くなっていた。
あぁ、これが僕の成れの果てか。
ぼんやり思った。
主人に飽きられた時点で判っちゃいたことだが、目の当たりにするとやっぱり堪えた。
あの人は特異な生き物が好きだった。真っ赤な髪に真っ赤な瞳が珍しいと、市場で僕が売られている僕をすぐに引き取り愛でていた。
あの人の望むことは何なりやったつもりだけど、暫くして飽きたのか、僕はここにぶちこまれて、来る日も来る日も、あの人と空を乞うだけになってしまった。
望むべくは、また、あの人の傍に行きたいのだけど。
小さな灯り取りの窓、冷たい台に毛布を敷いただけの寝床。服はぼろ。日に三食の飯だけが時を教えてくれる。
そんな生活、馬鹿馬鹿しいったらないね。
そう思うのに、閉じ込められ片羽根をもがれてしまっては、もう、与えられる生にすがるしかできなかった。
これは、そんな世界の物語。
こんばんわ、さまにゃんこです。
えっと先ほどと同じく子育て企画の世界観を、と思い書いたのですが…、
牢屋に世界観も何もないだろう!(爆)
となりまして、こんな雑になりましたすみません。
脳内ファンタジーですので、牢屋ってどんなのかなぁ、って考えたら同性恋愛か異形種倉庫しか浮かびませんでした(大爆)
異形種の方がまだ万人受けするかと異形種にしておきましたすみませんでも本当牢屋で男の子囲うのって名のある領主ぐらいなんで本当に同性恋愛にしようか考えたんですがまだ許されそうな異形種恋愛にしておきました(爆死)
こっちは割と何も考えてないです。
廓座お仙は一回考え出すとこう育ててこうするからきっとこうなるはずだ、的な妄想が膨らんだんですが、こっちは割と本気で、育ててみたら育つだろみたいな行き当たりばったりになりそうです。
どちらが先にどう進んでいくのか本当に怪しいんですが、禍因子育て企画、よろしくお願いします。
いや本当見捨てず見てやってもらえると嬉しいですよろしくお願いします…、(苦笑)
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