焼き鯖のおにぎりが神棚に上がっていた。
ビニール袋の口はしばられている。
時は冬。暖房の空気は物理法則で天井をかしらに蓄積しており、
神棚は部屋で一番高いところにある。
春が、近い。
先日、神饌物としてあがっていた
ちりめんじゃことミニトマトが冷蔵庫の中でカビていた。
高齢者と暮らすということは、そういうことだ。
すみやかに、焼き鯖のおにぎりを冷蔵庫に入れた。
*****
きっちりラップで包んでいても、最近のおにぎりは
冷蔵庫に入れるとご飯がばらばらにくずれる。
それを利用して雑炊にする。
大葉をまず半分に、次に細切りにする。
厚みが適当にある大き目の茶碗とかどんぶりに
フィルムをとった焼き鯖のおにぎりの入れるが、
大葉の半分をおにぎりの下に、半分を上に置く。
上に置く前に、コショウ(粉でいい)を少々、臭い消しに。
刻みねぎや、乾燥わかめ、ちりめんじゃこなど、
居合わせたものを好みで適当に加える。
鯖からダシがでるのを生かすので、
鰹節やうまみ調味料などはあえて入れないが、
入れてもいいんだぜ、好みだからw
塩(うちは岩塩)、出汁醤油、醤油など、好みで加える。
仕上げに熱湯をたっぷり注ぐ。気持ち多め。
すぐにラップし、香りを封じる。
熱湯をつかうので器を温める必要は無いが、
厳冬期はしてあげてもよいだろう。
入れたら最低3分は待ちたい。すべての具材がなじむ時間が要る。
お召し上がりの際は、真ん中からおにぎりをくずし、
全体をざっとよく混ぜていただく。
*****
腹は時間がたっても下らず、救出作戦の成功を示した。
十字は心の中で切った。
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