ブルーレイディスクレコーダーを買ってから、番組を録画して見ることが多くなった。
番組の録画予約がすごく簡単になったことと、PCやスマフォからも予約や消去ができるので、とても便利だ。
しかし、ネットから予約する機能はPanasinicだけができる。
他のメーカー品は一部できるのがあるようだが、Panasonicの機能のほうが充実している。
不思議だと思わないか!
あの、真似っ子が得意な家電メーカーがネット予約機能を真似して製品を出さないとは?
ネット予約機能は、特許の壁てだけででガチガチにガードされているとは思わないけど、どうなんであろうか。
この程度の機能は、現在の技術レベルでは簡単に実現できると思う。
まさか、ブルーレイディスクレコーダーの主要な購買層に的を絞った結果、メジャーな見込み客はネット機能を使わないと判断したのでは?
もしそうだとしたら、とんでもない勘違いである。
これからのブルーレイディスクレコーダーのユーザーは間違いなくネット機能を使う。
ブルーレイを開発したソニーにはお生憎であるが、ブルーレイディスクには数回試験的に録画しただけ。
今はハードディスクに録画するのが主流である。
せっかく、VHSに負けたベータのリベンジを図ろうとしても、時代はハードディスクに移っている。
読みが甘いのだ。
このハードディスクもいずれSSD、つまりソリッドステートドライブに変わる。
SSDとは、USBメモリと同じく半導体メモリを使ったハードディスクで、つまり大容量のUSBメモリだと考えて良い。
今のハードディスクと違って、モーター等機械的に動く部品がないので、長寿命でデータの読み込みが桁外れに早い。
大変高価なドライブだったので、これまで一部のサーバーでしか使われていなかったが、量産で価格が下がって、かなり一般的に使うようになった。
実際、PCの世界では、急速にSSDが普及しようとしている。
そして、超高速回線が普及すると、ネットの巨大サーバーに録画を保存する時代が来る。
いまでも、ネット上のサーバーにオンラインストレージと言って、一般のファイルだけでなく、写真、動画、音楽を保存している。
なんと言っても、無料で使えるオンラインストレージがどんどん出てきているので、合計で100GB程度はなんとタダで使える。
これが、500GBまで無料で使えるようになると、現在市販しているブルーレイディスクレコーダーの容量に指摘する。
一方、iPhone等のスマートフォンやタブレットPCの普及が、これまでのパソコンの使い方を変えている。
すなわち、固定した場所での利用と、マイクロソフトのWindowsからのしがらみを開放した。
これに、高速モバイル通信の普及が益々いろいろなPC利用の束縛を放つことを加速している。
家電メーカーはもっとネットに注目すべきなのである。
録画した動画を大画面のデジタルテレビで見るのもいいが、タブレットPCやスマートフォンで見ることで、動画を楽しむ場所の制約を解放しようとしている。
地デジTVは家電メーカーが供給しているが、タブレットPCやスマートフォンはAppleやサムソンなどパソコンメーカーが提供している。
あのGoogleでさえ、「Nexus One」というスマートフォンを発売していた。
情報家電は、これまでの家電メーカーの独壇場ではないのだ。
しかし、これまでの家電メーカーはあいかわらずコピー制限だとかへったくれのしがらみに束縛されて、再生する場所のしがらみを解放しようとしていない。
そんなことに囚われているうちに、Appleなどのメーカーに益々差を付けられて遅れを取る。
あほか!!
そして、家電メーカーにいる一部の技術者もとっくに気がついているのだ。
最後に、ブルーレイディスクレコーダーや地デジTVを作っている家電メーカーに言いたい。
ようやく、それらのブラウザでネットを見ることができるようになったが、動画などを検索するときに、付属の小さなリモコンで日本語やアルファベットを入力させるのはやめてもらいたい。
なぜ、ワイヤレスキーボードやBluetoothキーボードを接続できるようにしないのだ!
技術的には簡単なのに。
そうすれば、地デジTVはインターネット接続端末になって、もっと楽しめる。
オンラインショッピングも今以上に番組連動でいけるではないか!
あと、ブルーレイディスクレコーダーで録画した動画を、家庭内のLAN経由でPCで再生できるようにして欲しい。
いちいち、外付けハードディスクやブルーレイディスクにコピーしてPCで再生するのは面倒なのだ。
そんなふうに利用の束縛を解けば、もっと家電は売れると思うが、それが何か!!