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2016年03月04日

グッピーの歴史


最初のグッピーの発見者は誰なの?




グッピーが世界で初めて紹介されたのが1850年頃と言われています。


日本の歴史上だとちょうど幕末時代の時代ですね。


イギリスの植物学者レクメア・グッピー氏が南米北部のトリニダード(現:トリニダード・トバゴ共和国)へ植物採集に行ったところ、


トリニダード(現:トリニダード・トバゴ共和国)には大変珍しい植物で溢れており


この地方の川や沼には色彩で活発に泳ぎ回っている小さな魚を発見し、


その英物を祖国のイギリスに持ち帰ったのが、グッピーが世界に登場した歴史の1ページ目になります。


発見者のレクメア・グッピー氏の名前が由来です。








トリニダード・トバゴ共和国ってどんな国?





トリニダード(現:トリニダード・トバゴ共和国)は、

北米のカリブ海の小アンティル諸島南部に位置するトリニダード島とトバゴ島の
二島と属領からなる共和制国家で、イギリス連邦加盟国です。

近隣諸国やアメリカとの関係が深いほか、旧宗主国のイギリスとの関係が深く、

イギリス連邦加盟国である。国際連合に加盟している。

1962年に独立したばかりの独立国です。

その国からイギリスの植物学者レクメア・グッピー氏が現地で

採取した生物をイギリスに持ち帰った事によってグッピーの情報が世界に広がりました。










グッピーをイギリスに持ち帰るのが大変だった




トリニダード・トバゴ共和国から祖国イギリスに持ち帰るのは大変だったそうです。



当時は飛行機など存在しない時代です。



1か月の航海を終えてグッピーをイギリスに持ち帰りました。



当時はグッピーが初めてイギリスにやってきた時は大変騒ぎになったそうです。



確かにそうですよね、今では私達は世界中の珍しい魚達を水族館で見る事も出来るし



インターネットが発達した今日、気になる魚の生態もキーボードを叩けば安易に調べることが出来ますが



当時はそんな技術がないので今まで見たことないような大変美しい魚を見たい人は多かったようです。



更にイギリス人が驚いた事にトリニダード・トバゴ共和国から1か月も船に揺られてきたにもかかわらず



グッピーは、ほとんど無事で元気がよかったとの記録も残っております。





この記録から読み取れるようにグッピーたちは環境への順応性の強さを物語っていますね。





グッピーが日本にやってきたのはいつなの?





グッピー達が日本にやってきたのは1920年(大正9年)頃と言われています。



そして10年後の1930年頃には、日本橋の三越や銀座の千疋屋にグッピーは陳列されていたそうです。



世界では戦争が真っただ中の日本で三越や銀座の千疋屋にも陳列されていた



高級熱帯魚をとても一般市民が買えるような品物ではなかったです。



では、いつから一般市民にも飼えるようになったのか・・・









日本が第2次世界大戦で負けポツダム宣言(1945年)をした3年後



1948年頃から日本でもグッピーが誰にでも飼えるようになりました。



当時のグッピーのほとんどが野生タイプで、稀にアメリカ陸軍兵士が缶詰で持ってきてたと記録されています。





グッピーが最も美しかった時代は日本人が一番頑張ってた時期





日本は戦争に負け敗戦国となりましたがそんな敗戦国を世界中の国が驚きました。



それが有名な日本の高度経済成長期です。



この頃の日本は日本経済が飛躍的に成長を遂げ日本の「精神の復興期」の時代でもあって



グッピーはもちろん、他の観賞魚、植物も動物もすべて美しかった時代です。



そんな時代を生き抜いた先人たちは美しい物に魅力されました。
posted by AZARASHI at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚と歴史
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