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2018年10月07日

ビョルン・ボルグ氏

 テニス史上最も優れた選手のひとりであるスウェーデンのビョルン・ボルグ氏は、11回のグランドスラム優勝を含む62回のシングルス優勝を果たし、1979年と1980年には世界ランキング1位となりました。

 ボルグ氏は幼い頃にテニスを習い始め、1973年の夏にウィンブルドンでのデビューを果たすと、1974年に17歳にしてプロへ転向しました。

 10代にしてセンセーショナルにそのキャリアをスタートさせると、ボルグ氏はそのプレースタイルと忍耐力、そしてコート内での冷静な振る舞いで高く評価されると共に、「アイスマン」というニックネームで呼ばれるようになりました。

 ボルグ氏はテニス界で最初のスター選手であり、1970年代のテニス人気の高まりに貢献しました。

 1983年、彼は26歳の若さで引退しました。

 彼のロレックスはコート内で彼が成し遂げた偉業の数々、そしてテニスに与えた影響を思い起こさせます。



<ビョルン・ボルグ氏の言葉>

 私の父は優れた卓球選手でした。

 父が故郷スウェーデンで地元の大会に出場した時、賞品として獲得したテニスラケットを私が貰うことになりました。

 私が7歳か8歳の時です。

 翌日にはコートへ行き、友人たとテニスをしました。

 テニスを始めた途端、最初のたった5分で、私はすっかりそのとりこになってしまいました。それがテニスを始めたきっかけでした。

 12歳でジュニア大会に出場した際、それまでにないほど不機嫌な状態でした。

 ラケットを放り投げ、叫び、不正を働きました。

 ご想像の通り、もしくは皆さんは全く想像がつかないほどに、コート上でひどい態度を取ったのです。

 そしてクラブから6か月のテニス謹慎処分を受けました。

 復帰以降は、口数が減りました。

 またテニスを謹慎させられることを恐れたのです。

 そして、自分自身の感情をすべて内に秘めることを学び始めたのです。

 子どもとは、何かで成功したいと常に考えるものです。

 初めてウィンブルドンで優勝した時は、まるで夢のようでした。

 チャンピオンになるためにコート上で過ごした年月、流した涙、苦労がすべて報われた瞬間でした。

 それらの末に、優勝杯を手にすることができたのです。

 その後に起こったこと、自分がテニス新時代の幕開けの一部となるなど思いもよりませんでした。

 それまでは、テニスはどちらかと言うと古めかしいスポーツでした。

 私はスター選手となり、テニス、スポーツ全般にとって素晴らしい新たな風が吹いたのです。

 この時代の一端を担えたことを誇らしく、また喜ばしく思います。

 何年も前にこの時計を見るなり、恋に落ちました。

 これは1956年に初めて発売されたデイデイトですが、まさにその年に私は生まれました。

 そのことは私にとって特別な意味があり、この時計を何年にも渡って愛用する理由でもあります。

 この時計は私の個性や信念に近いものだと思うのです。

 時計を見るたびに、大きな大会やトーナメントでの優勝などテニスコートで成し遂げた成功や偉業の数々を思い出します。

 それは、

「私は偉大さを信じる。
 自ら誇りに思える偉大なことを、テニスコートで成し遂げたのだ。」

ということを伝えてくれるのです。

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