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2022年04月11日

さよなら絵梨/藤本タツキ/ネタバレなし

こんにちは!
本日は、本日「ジャンプ+」で公開されたばかり、藤本タツキさんの「さよなら絵梨」を紹介します。

数日前から200ページの読み切りが公開されるという情報が出ていたので、ワクワクしながら待っていました!
さっそく読んだので感想です。





★あらすじ

中学生の優太は、誕生日プレゼントにスマホを買ってもらった。
母親から、自分は病気でもうすぐ死んでしまうから、生きている自分をそのスマホで撮って残してほしいと頼まれ、動画を撮り始める。
母親の病状が悪化し、いよいよ死期が近づいたころ、優太は父親に、母親の入院する病院へ連れていかれる。「死ぬ瞬間まで撮ってほしい」とのことだった。
だが優太は病院の中には入らず、走っていってしまう。背景には爆発する病院

…という映画を作り、文化祭で公開した優太。母親が病気になって亡くなるまで動画を撮っていたのは本当だが、最後に病院が爆発するというフィクション要素を付け加えた映画の評判は最悪。あまりの評判の悪さにショックを受けて、母親が死んだ病院で飛び降り自殺をしようとした矢先、1人の少女に自殺を止められる。
少女の名前は絵梨で、優太の映画は面白かったのに評価が低かったことが悔しかったので、もう1度映画を作ってほしいと言う。

★ネタバレなし感想

最初から「えっ?えっ?」の連続でした。病院爆発?なにそれ?っていうか映画だったの?フィクション?いいえ最後以外ノンフィクション!っていう驚き。
過去作品の雰囲気から想像はしていたけれど、これもやっぱりぶっ飛んだ作品でした。

・どこまでがフィクション?
作中のセリフに、「どこまでが事実か制作かわからない」というものがありました。
これはあらすじに書いた映画を見た絵梨の感想なのですが、このセリフはこの漫画の感想そのものです。
どういうことかは読めばわかります。
こんなに読者に判断を委ねてくるなんて!!って思いました。
あれも?これも?とフィクションとノンフィクションの境界をさまよいます。


・作者、映画好きに違いない
「チェンソーマン」や最近読み始めた「ファイアパンチ」にも映画が出てくる(出てきそう)んですが、これはモロ映画をテーマにした作品でしたね。
おそらくたくさん映画を見てきたんだろうな…と想像しています。今まで見てきた映画が漫画創作の原点になってるのかな?と勝手に想像させてもらいました。

・カムバックマキマさん
いや、マキマさん(チェンソーマンに出てくる人)は一切出てきません。が、主人公の母親にマキマさんっぽさを感じました。
見た目だけじゃなくてセリフとか。
あと、映画好きなマキマさんがこの漫画を読んでどう思うのか知りたくなりました。笑

・私が藤本タツキというタグを作った
どうでもいい報告ですみません。今までこのブログの記事につけるタイトルは、「漫画」(または「小説」)と「作品のタイトル」だけでしたが、きっとこれからもこの作者さんの漫画の感想を投稿する気がするので、「藤本タツキ」というタグも入れました。
これを機に他の漫画の紹介のときも作者名もタグにつけようかな……。

というわけでネタバレなし感想でした〜
次回ネタバレします
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