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2022年04月06日

キス、絶交、キス ボクらの場合/藤原よしこ/ネタバレなし

こんにちは。

今回は、藤原よしこさんの「キス、絶交、キス ボクらの場合」(Cheese!)を紹介します。

こちらは2002年から2005年に連載された20年前(2002年って当たり前だけどもう20年前なんですね)の作品です。
私が中学生のときに好きだった作品で、当時全巻揃えていました。たぶん今でも実家の押し入れに眠ってる…のかな…?
何回も繰り返し読んでいたので、読み終わって十数年経ちますがまだ結構鮮明に話を覚えています。
先日この漫画のことをふと思い出し、「もっかい読みたいな〜」とこのブログのタイトルを回収した独り言を言ってしまったので紹介することにしました。

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出典:「キス、絶交、キス ボクらの場合」コミックス1巻より
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★あらすじ

彼氏と彼女、W主人公。
彼氏…羽鳥裕也(はとり ゆうや。以下、羽鳥)。典型的なヤンチャ坊主。金髪。授業サボったり掃除サボったり。
彼女…向坂真緒(さきさか まお。以下、真緒)。典型的な学級委員タイプ。実際学級委員だった。まじめで頭もいい。
「キス、絶交、キス」という小5〜中3までの物語(1巻完結)の続きを、付き合いだした高1から始まり、10巻に渡って描いた物語。

◇小5〜中3「キス、絶交、キス」概要
小5のときにお互いを好きになるが、性格が正反対な2人は仲良くなれず、お互い片思いだと思ったまま中学の卒業式を迎える。
ところが真緒が卒業生代表の答辞を読んでいる最中、高校は羽鳥と別々になるため、感極まって羽鳥のことを好きだと言って泣いてしまう。
羽鳥は驚きながら、壇上にいる真緒の手を引き体育館から連れ出す。
やっと両想いだということがわかった2人はキスをし、付き合うことになる。

そしてこの作品、「キス、絶交、キス ボクらの場合」はそんな2人の彼氏彼女としての話。
付き合い始めたものの、喧嘩ばかりでなかなかうまくいかない。
喧嘩して真緒が泣いていると、真緒と中学時代仲が良く、同じ中学から唯一同じ高校に進学した布施(ふせ)が、真緒にキスをし告白する。
仲直りしようと会いにきた羽鳥に、布施にキスされたと真緒は告げる。

★ネタバレなし感想

この漫画は、1つの話がそれぞれ羽鳥目線、真緒目線で2回繰り返されて進みます。
なので、なんであのとき相手はこう言ったのかとか、どんな気持ちだったのかなど、相手目線になったときにわかって「なるほど…!」となります。
逆に、こういう気持ちで言っていると読者はわかっているのに、羽鳥ないし真緒が誤解している様子を見て「あー!違うんだよー!!」ともどかしくもなります。
このもどかしさ、嫌いじゃないですけどね!可愛くて!

2人ともピュアピュア。ピュア過ぎるんです。
まず小5〜中3まで、いわゆる「両片想い」ってやつですね。10代前半の5年間、付き合ってるわけでもないのに、というかほとんど話してないのに、ずっと一途に好きっていうのがすごいです。

で、そんな5年間を経て付き合い始めたわけですが、なかなか相手に伝わっていないなりにも、お互い好きすぎて可愛いです。
羽鳥は真緒とのキスを机に彫って(学校の机に彫るな)数えていて、何回キスしたら苗字呼びから名前呼びに変えようなんて考えてるシーンもあります。

これを読んでいた中学時代は彼らを「可愛い」と思う目線はまだなく、純粋に2人の恋をヤキモキしながら応援していた記憶があります。笑
今はもう、微笑ましいなーっていう、大人になるとまた違った見方になりました。

そんな「キス、絶交、キス」、青春当事者の中高生から、大人になった元中高生まで、いろいろな見方で楽しめる恋愛漫画です。
では次回はネタバレあり編です!

追伸:この記事、「キス」という単語が多すぎて恥ずかしい。
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