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りんごきゃんでぃ
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2022年07月25日

半年間の記事まとめ

こんにちは!

今年の1/27に2年近く放置していたこのブログを再開し、半年が経とうとしています。
本日は、この半年間に紹介した作品をまとめてみました。

投稿する際に、その作品の掲載雑誌をもとに「少年漫画」「青年漫画」「少女漫画」「女性向け」とカテゴリ分けはしていますが、さらに内容に沿って分けてみました。

文字量が少ないという理由で、放置前(2019年)にネタバレなしを書いてある作品は含まれていません。
追記したら放置前に書いたものだけでまとめてみようと思います。




※リンク先はネタバレなし編です。


★ザ・王道少年漫画が読みたい

SPY×FAMILY
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/59/0?1658105342

鬼滅の刃
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/40/0?1658541444

東京卍リベンジャーズ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/53/0?1658105342

葬送のフリーレン
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/49/0?1658105342


★ダークファンタジーの世界に行きたい

ファイアパンチ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/63/0?1658105342

チェンソーマン
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/32/0?1658541444

★胸キュン!したい

ハコイリのムスメ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/88/0?1658105174

キス、絶交、キス ボクらの場合
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/64/0?1658105342

ママレード・ボーイ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/35/0

★リアルでドロドロ!?大人な恋愛を覗きたい

失恋ショコラティエ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/57/0?1658105342

liar
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/38/0?1658541685

来世ではちゃんとします
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/47/0?1658105342

1122
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/61/0?1658105342

★肩の力を抜いてゆるりと楽しみたい

ゴリラ女子高生
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/78/0?1657772185

姫様“拷問”の時間です
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/44/0?1658105342

ごほうびごはん
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/83/0?1658105174

★明日もお仕事!気合入れたい

左ききのエレン
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/85/0?1658105174

★汗を流す青春がしたい

ちはやふる
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/72/0?1658105174

★頭脳戦にハラハラしたい

マイホームヒーロー
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/55/0?1658105342

ミステリと言う勿れ
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/80/0?1658105174

★動物が主人公の作品が読みたい

BEAST COMPLEX
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/70/0?1658105174

★意外な展開に驚きたい

さよなら絵梨
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/66/0?1658105174

珈琲いかがでしょう
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/28/0?1658541444

SANDA
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/74/0?1658105174


このブログではたまに小説も紹介していました。
5つ紹介したので、改めて。


★未来へ過去へ大忙しな元祖SF作品

夏への扉
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/82/0?1658105174

★江戸時代に行った気分に

時雨のあと
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/68/0?1658105174

★ピュアラブストーリー

デビクロくんの恋と魔法
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/52/0?1658105342

★ほっこり!家族っていいな

スイート・ホーム
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/46/0?1658105342

★ロイヤル、パニック、サクセス、ラブストーリー(by中田敦彦さん)

源氏物語
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/30/0?1658541444


以上、この半年間で紹介した漫画と小説のまとめでした。
興味を持っていただけたら嬉しいです♪

こうやって半年ごとにまとめるの、自分としてもいいかも……!
また半年後にまとめます!

来週はまた漫画紹介に戻ります。
タグ:漫画 小説

2022年07月18日

ゴリラ女子高生/大友しゅうま/39〜44話(完結)までのネタバレあり

こんにちは!


本日は、先日最終回を迎えた、「ゴリラ女子高生」の続きです。

★ネタバレなし
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/78/0?1657772185

★38話までのネタバレあり
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/79/0?1657772185





★完結までのあらすじ

40話から文化祭の話になり、ゴリと萌はミスコンに出場し、優勝したほうが桜井に告白できる権利を得ることになった。
ミスコンは接戦になったが、優勝は萌。萌は桜井に告白するも、桜井はゴリのことが好きだと言い、それをゴリに伝えると決意した。
その頃ゴリは、男子生徒にゴリラ呼ばわりされ(実際ゴリラだけど)、落ち込んでいた。
だが、萌に「ゴリちゃんはそれ以前に女子高生でしょ」と背中を押され、桜井に気持ちを伝えることになった。
そして、ゴリと桜井はついに両想いに。
時は流れ、10年後、同窓会の場面。ゴリと桜井は結婚しており子どももいて、萌はOLになっていた。
ぱっとしない日々に元気のない萌に、高校のときからずっと萌のことを好きだった一文字が花火を打ち上げ、2人は付き合うことになった。


★ネタバレあり感想

ラストスパートのあらすじを書いてると、普通の恋愛漫画に思えてくる……おかしいな。
あらすじで「ミスコンは接戦になったが、優勝は萌」とサラッと書いたけど、これもだいぶ濃かったよね。

まずゴリの歌唱シーンでは声量が大きすぎてスピーカーが爆発する事故が起きたし、音楽が途切れたから歌えなくなったゴリを応援するために萌がリズムをとって、それが盛り上がって2人で激しいダンスにヒートアップ。
ダンスは観客をも巻き込み、その熱量で体育館が爆発。
優勝した萌へのファンサービスを求める男子生徒たちがゾンビのような状態になって萌を追いかけまわし、当初は萌を守ろうとした一文字もゾンビ状態に。

「萌に「ゴリちゃんはそれ以前に女子高生でしょ」と背中を押され」のシーンも、ただの会話シーンじゃなくて、学校の壁を突き破って校舎の外に着地するまでの間に行われた会話だしね。

サラッと済ましたけど、本当はサラッと済ませられない内容でした。
絵もいちいち面白いし。

失恋した萌はこの漫画における「敗者」だけど、10年後は萌ちゃんが全部持っていったと言っても過言じゃなかった。
一文字君も何気にMVPでは!?雰囲気作るために花火打ち上げるなんてやるなぁ。

そんでもってラストは、ゴリが女子高生時代にしていたヘアピンを萌が自分の髪にさして、自撮りしようと言って終わるの良い!2人の友情に乾杯

こうやって書いてて思った。ゴリラ女子高生はジャンル分けするとギャグ漫画だけど、「努力・友情・勝利」っていうジャンプ漫画の三大原則にのっとった、超王道ジャンプ漫画なんじゃないの!?
あ、「努力」は可愛くなるための努力ね!この努力もなかなかのツッコミどころだった。

アニメ化しても全然不思議じゃないけど、これ、インディーズなんだよね。
まずは単行本化してほしいな。そして作者さんは続編を描いてほしいな〜
という願望で締めくくります。

次回は、この半年間で紹介した作品をまとめようと思います!

2022年07月11日

ハコイリのムスメ/池谷理香子/13巻(完結)までのネタバレあり

こんにちは!
本日はネタバレあり編です。





★完結までのあらすじ

(ネタバレなし編の続き)上京後、一緒に生活していくうちにお互いのことを好きになり、本当の恋人同士になる。
婚約時の条件通り、大学卒業後は紀之は珠子の祖父の会社を継ぐ予定だったが、紀之にはジャーナリストになりたいという夢ができた。
紀之は、婚約時の条件を破ることにはなるが、自分のやりたい仕事も珠子との関係もどちらも守りたいという考えに至った。
だが、珠子はそんなうまくいくとは考えておらず、お互いの将来のことを考え、別れを提案した。
破局後、大学をしてからは珠子は実家に戻りキッチンカーの仕事を、紀之は世界を旅して動画配信をする生活をしていた。
祖父は珠子の結婚相手を探すが見つからず、紀之以外にふさわしい相手がいないことに気がつく。
会社は祖父の部下が継ぐことになり、祖父は紀之に、会社に縛られず好きな仕事をしていいから珠子と結婚してくれと話し、まだお互いのことが好きな2人は本当に結婚することになった。


★ネタバレあり感想

最終巻泣いた〜!!
最終巻の前の巻で、これ、珠子、別れ切り出すフラグなんじゃないかって思ってたらやっぱり切り出したね。
私冷静だから、と言いつつホテルを出たら泣いてしまう珠子。
マンションに戻って部屋が異様に綺麗なことに気がつき、珠子はここには戻ってこないつもりで最後の掃除をしたことを悟り泣いてしまう紀之。
お互い好きなのに別れるなんて辛すぎ。

珠子が実家に帰り祖父に別れを報告した当初、祖父は津川家との縁を切りそうな勢いだったけれど、最終的には紀之の弟、ヒロを不憫に思い津川家との縁は切らないことを決めた。
ここがおじいちゃんの活躍その1。

その2はもちろん最後に祖父が紀之にプロポーズ(笑)をしたところだね!
きっとなんやかんやでヨリを戻してハッピーエンドになるんじゃないかなという予想はしてたけど、このヨリの戻し方は想像してなかった。

想像してなかったことと言えば、珠子のキッチンカーと紀之の動画配信。
珠子がファミレスでバイトしてたとき、お客さんに丁寧な接客を褒めてもらってたシーンがあって、あれはキッチンカーをやるフラグだったんだね。
そもそも珠子は料理上手だから、いずれにせよ飲食関係の仕事するのかなって思ってたけど。
(ファミレスといえば、緑田やばかったね〜〜。ああいう人リアルにいそうで怖いな。
ネックレスが台無しになったのは残念だった。)

で、紀之は紀之はジャーナリストへの足掛かりとして動画配信を始めるっていうのが意外だった!
なんて現代的!
質問に答えますのコーナーで、彼女の作ってくれるひじきの煮物が好きって言ってたのが嬉しくも切ない気持ちになった。

珠子は誰に知らされるでもなく、偶然紀之の動画チャンネルに行きついて、「ひじきの煮物」っていう単語を聞いたんだよね。
こんなん一生好きなままでいちゃうじゃん。

でも結果結婚できて一安心でした。「恋愛と家族」、何も失うこともなく締めくくられて良かった。

番外編では祖父の過去への後悔と、珠子の出産が描かれてたね。こっちも良かった。
皆さん末永くお幸せに!

子育て編とかも出たらいいのにな〜
赤ちゃんにメロメロな紀之見たい。笑

2022年07月04日

ハコイリのムスメ/池谷理香子/ネタバレなし

こんにちは!
本日は、池谷理香子さんの「ハコイリのムスメ」(Cookie)を紹介します。

池谷理香子さんの作品は、過去記事に紹介した「シックスハーフ」もおすすめです。

★シックスハーフの記事はこちらから↓
ネタバレなし
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/12/0?1656829001

ネタバレあり
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/13/0?1657438356

コロナ前に書いた記事。文字量少なかったので、7/8に少し書き足しました。

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出典:「ハコイリのムスメ」コミックス1巻より
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★あらすじ

主人公は祖父は不動産会社を経営するお嬢様、園田珠子(そのだ たまこ)。
東京の大学に進学したいと思うが、祖父に反対されていた。
そんなとき、仕出し屋の夫妻が祖父に借金を申し込みに来ており、一緒に来ていた息子、津川紀之(つがわ のりゆき)と出会う。
珠子が紀之のことを好きと勘違いした祖父や母により、仕出し屋を金銭的に助ける代わりに珠子と紀之は婚約し、将来は紀之が珠子の祖父の会社を継ぐことが決まった。
珠子は祖父に「紀之が目指す大学と同じ大学に受かれば東京に行ける」という条件を出され、無事合格。
お互いに恋愛感情のない2人は、家族の前では婚約したふりをして、上京するのだった。

★ネタバレなし感想

この作者さんの作品はどれも面白く、こちらも期待感ありありで読み始めました。
過去に紹介した「シックスハーフ」のほかに、「微糖ロリポップ」(こちらもいずれ紹介したいと思います)も好きな作品で、この「ハコイリのムスメ」も、もちろん当たりでした!

珠子は天真爛漫で明るいお嬢様。紀之は超絶イケメンだけど性格はクールで言いたいことはなんでも言う。
そんな正反対な性格な2人は、偽装婚約ということで、大学生活が終わったら珠子から紀之を振るという予定で、東京でいきなり共同生活を始めます。

最初は、珠子の若干世間知らずな言動や、紀之の歯に衣着せぬ物言いにハラハラすることもありますが、裏を返せば珠子はピュアで、紀之は正直な性格なんだなと話が進むにつれて思えてきました。
だから、一見相性が悪そうな2人でも温かい目で見守っていられる気持ちになります。
2人の関係性の変化にも注目です。

そして、少女漫画の王道テーマといえば恋愛ですが、この漫画では恋愛だけでなく家族もテーマになっています。
家族も、というか「恋愛と家族」の2大テーマですね。
たまに「家族どこ??」となるような漫画もありますが、実際生きていくうえで家族は切っても切り離せない関係です。
そこに真正面から向き合った作品と言えます。

超お金持ち、偽装婚約、と一見現実的ではないおとぎ話のような設定ですが、おとぎ話はおとぎ話でも、現実的で人間味のあるストーリーです。
13巻完結でほどよい長さなのでぜひご一読を。

では次回はネタバレあり編です!

2022年06月27日

ファイアパンチ/藤本タツキ/8巻(完結)までのネタバレあり

こんにちは!
以前1巻のみ紹介した「ファイアパンチ」を完結まで読みましたので、続きの紹介と感想を書きます。

★「ファイアパンチ」1巻のあらすじ、ネタバレなし感想、途中からネタバレあり感想の記事はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/63/0?1656244368





★完結までのざっくりあらすじ

あらすじを書けと言われて(言われてないけど)ここまで困った漫画はなかった。8巻完結で短いから簡潔にまとめられると思ったけど、無理でした。。

とりあえずかいつまんで。
・トガタはネネトをアシスタントにして、アグニを主人公とした映画を撮る。
・アグニはトガタが生きている間はドマに会っても殺さなかったけど、トガタが自分の炎で自殺したあとはドマを殺す。
・アグニは木になっているユダを殴り殺し、次にユダが目が覚めたときはユダとしての記憶がなくなっていたので、アグニはユダをルナと呼び、自分のことを兄だと教える。
・ドマが育てていた娘たちとルナと10年近く生活することになり、平穏な日々を送っていたが、サン率いるアグニ教と戦うことに。
・サン死亡、ユダは再び木になり地球を暖めることになる。
・アグニはサンが死んで悲しむネネトのために、サンと名乗り生きていく。

からの、ユダ、宇宙行ったわ……。
数千万年たって、地球もとっくの昔になくなって、ずっと無の状態を生きる苦痛なのかと思っていた矢先、漂っていたアグニと再会。お互いに記憶はなく、名前を紹介し合う。
アグニは「サン」、ユダは「ルナ」と名乗り、2人は眠った。

★以下、ネタバレあり感想

1巻だけの自分の記事を読み直して、思った。私、結末の予想が全くできてなかったけど、ぼんやりと、「アグニの復讐の物語なのかな?ドマがラスボス?そんでもって結局は殺さないのかな」くらいに思ってた。
なんて甘っちょろい予想だったんでしょう。
でも、これは誰も予想できなかった結末なのでは。

トガタは死ぬし、ドマは別にラスボスじゃないし、アグニは結局殺すし、子どもの頃は可愛かったサンがアグニに狂信的になっててヤバいし、私ひたすら混乱。
過去記事でサンについて、「電気の能力を使って困難を切り抜けていくんだろうか」なんてことを書いていますが切り抜けていくなんてもんじゃなかったね。
町破壊するレベルだった。

トガタ、また出てこないかなと期待してたけど、生き返ることはなく残念。でも、最終回の前の回で、アグニがトガタの撮った映画を見ている中に少し映ってて懐かしい気持ちになった。
アグニがトガタを思い出せないこと、というかそもそも主に映っているのが自分だということに気がついていないのは寂しかったけど。

最後、アグニ、ユダがそれぞれ「サン」「ルナ」と本来とは別の名前を名乗ったのは、太陽と月を表しているのかな?
それで演じたままの自分で死ぬのも意味があることなんだろうね。
……浅い感想しか書けないのが辛い。

そして映画館へ。
以前、トガタが「人は死んだら映画館に行く」と言っていて、当時はピンと来なかったけど、アグニとユダが楽しそうに映画館にいて、ほっとした。
ずっと苦しかった日々(日々どころじゃない)からようやく解放されたんだね。
「ハッピーエンド」という言葉でくくっていいのか疑問だけど、良い終わり方だったと思う。

1巻終了時からは予想できないほど壮大な話だった。
もしかしたら万人受けする漫画ではないかもしれないけど、私は好きだったな。

さて、藤本タツキさんと言えば、もうすぐチェンソーマンの第二部が始まるね!!
楽しみすぎる

2022年06月20日

左ききのエレン/かっぴー・nifuni/194話(〜20巻+α)までのネタバレあり

こんにちは!
本日はネタバレあり編です。
タイトルに「194話(〜20巻+α)」と書いたのは、コミックスは20巻まで出ていますが、ジャンプ+ではそれより先の194話まで掲載されているので、そこまでのネタバレになります。





★ネタバレあり感想

188話までで本編は終わっており、189話からはエピローグ「主人公たちのエンドロール編」が連載されています。

まず本編!

光一のデザイナーとしての話は、現実的で、もし自分が光一の立場になったらと考えるとゾッとするようなことがいくつかあり、応援する気持ちで読んでた。闇一になったときはどうなるのかハラハラしてたけど無事光一に戻ったね。

対照的に、エレンのニューヨークでの話は、まるで映画を見ているような気持ちだった。AK5の動画撮影のとき、エレンに扮するルーシーがピースしながら電話ボックスの上に着地するシーンなんて特に。


次にメインキャラそれぞれの印象的なシーンを紹介はこれ。

・光一…新人時代、先輩の不在により、いきなりケーキの撮影のディレクションをしなければならない状況になったシーン(さきほどの「もし自分が光一の立場になったらと考えるとゾッとするようなこと」の1つ)。
最初は適当に済まそうとするけれど、途中から気持ちを切り替え、わからないことをわからないとはっきり伝えて勉強しようとする姿勢がかっこよかった。

そして言うまでもなく園宮製薬の化粧水の撮影回。威風とのバトル(バトルではない)に敗れ、一時は帰ろうとするもみっちゃんからの電話によって復活!からのエレンとの再会!からの撮影再開!
怒涛の流れだったけど読んでいるこっちに力がみなぎってくる感じがした。

・エレン…ジェイコブスとの出会いのシーン。ジェイコブスの絵を見に行き、途中までわくわくした気持ちで見ていたのに、最後の絵は商業的に売れる絵で、個性を感じず怒ったエレン。
エレンがジェイコブスに怒っているとき、言葉は通じていないのにエレンの言っていることが伝わっているところにぐっときた。
その後のアート対決で、最後暴発したピストルの弾がちょうどモチーフの目のところに当たったのも粋。


・さゆり…岸アンナとのバトルシーン(バトルではない)。世界の岸アンナを前にして堂々とプレゼンができるなんて、肝据わりすぎ!って思っていたら、話し合いが落ち着いたあと震えてた描写があったね。やっぱり本当は緊張してたんだ。頑張ったね
高校〜大学時代は光一ノート作ってて、この子大丈夫!?って思ったのが遠い昔のようだった。

・あかり…ナタリーとのバトルシーン(バトルではない)。歩いて戻ってくるだけですごい汗が出てくる集中力ってどんなだろう?いるだけでオーラがあるってあかりのような人を差すんだろうな。
もう1つはエピローグでの言動(後述)。

大きく印象に残ったのはこの4人だけど、ルーシー、あやの、神谷さん、マリ、流川さんも好き。


そして本編ラスト、2040年、エレンの財団の人(顔は描かれていないけどさゆりだよね)と光一の再会シーンも感慨深かった。
エレンがもう亡くなってるのが辛い……
そんなエレンの光一への手紙で、「天才になれなかった全ての人へ」と、この漫画のテーマが回収されていたのが鳥肌もの。光一は退職前に最高の仕事ができたね。

エピローグでは、2011年3月11日の東日本大震災のことにも触れられていた。
27歳で死ぬ死ぬと豪語していたあかりが、27歳の誕生日の日がちょうど震災で、光一からの電話のおかげで命拾いをした。それで「残りの人生は誰かのために生きる」と決意し、佐久間威風やナタリーたちとチャリティー写真展を開くことになる流れ。泣ける。
威風もあかりもそんなキャラじゃなかったのに、あの震災はそう思いたつほどの異常事態であることを再認識させられたし、なにより園宮製薬の写真撮影の仕事で、光一と関わったことによる影響だよね。光一は「凡人」だけど、影響力の大きさはとんでもないね。

それにしても「私はスターだから」と言い放ったあかり、かっこよかった……!

あと、震災のときの柳さん。前はこの人怖いって思ってたけど、不謹慎だと言い続けるよりも、その中で自分がデザイナーとしてできることをするという姿勢に脱帽。

そして194話でみっちゃんやっと出社できて良かった。

この漫画はずっと熱い気持ちで読むことができて、私も頑張ろうっていう勇気をもらえる。
195話以降も楽しみだなー。

2022年06月13日

左ききのエレン/かっぴー・nifuni/ネタバレなし

こんにちは!
本日は、原作・かっぴーさん、作画・nifuniさんの「左ききのエレン」(少年ジャンプ+)を紹介します。

スパイファミリー、ゴリラ女子高生など最近はジャンプ+に掲載の漫画の記事ばかり書いている気がします。
でも、面白い作品に出会ってしまったら仕方ないですよね(?)

原作者のかっぴーさんによる本作の原作漫画もありますが、そちらは未読なのでジャンプ+バージョンのほうを紹介します。


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出典:「左ききのエレン」コミックス1巻より
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★あらすじ

広告代理店の若手デザイナーとして働く朝倉光一(あさくら こういち)。
高校時代は努力して美大を受験し合格、大学時代も努力して就活し、広告代理店へ内定する。
努力はするが才能はないので、凡人として扱われる。
そのため、自分が関わったコンペは通ったが、まだ力不足だと上司に判断され担当を外される。
落ち込んでいる光一は、高校時代を思い出す。
高校時代、とある美術館の壁にされた落書きを見た光一は、その絵を自分の100倍上手いと思い、誰が描いたのか気になる。
描いた人物は、光一と同じ高校の山岸エレン。
2人は絵を通して少し話した程度で、お互いのことをほとんど知らないが、社会人になった今でもエレンのことをライバルとして思い浮かべている。

大学卒業後の、光一のデザイナーとしての生活と、ニューヨークでのエレンの生活が主な話だが、高校や大学時代のエピソードも出てくる。

★ネタバレなし感想

最近の激推し漫画です。最初の6~7話くらいまでは1日か2日に1話のペースでゆるりと読んでいましたが、途中からハマり出してあっという間に最新話まで追いついてしまいました。

魔法やバトルなどの非現実な要素はなく、現実世界の話ですが、ジャンプ漫画王道のバトルシーンを読んでいるような気持ちになります。何回も。
光一はデザイナーですが、同じ広告代理店の先輩デザイナーや、モデル、カメラマンなどたくさんの天才に出会って刺激を受けていきます。
その天才たちの登場シーンや仕事ぶり、セリフといったいろいろな要素がバトルシーンのように感じます。

さきほど「ジャンプ漫画王道のバトルシーン」と書きましたが、王道と少し違うのは、光一の努力が必ずしも報われないというところです。
王道なら、天才に会って刺激を受けると主人公もレベルが上がるような描写になりそうですが、そういうわけでもありません。
ただ、報われないからといって救いがないわけではないので、読んでいて嫌な気持ちになりません。

また、主人公である光一のキャラが良い……!
よくも悪くも染まりやすく、例えば大学時代、のちに広告代理店で先輩となるデザイナーをOB訪問した際、その人に感化され、キャップを被ってタバコを吸うなんてばかみたいな真似をします。
このように学生時代〜社会人最初の方は、読んでいるこっちが恥ずかしくなるような発言や行動をしますが、だからといって嫌いになることはできない魅力があります。

準主人公のエレンも、とても魅力的です。
光一とは反対に絵の才能に溢れていて、周りからは天才だと思われていますが、彼女なりの苦悩があり、そことどう向き合っていくかが描かれています。

そんな「左ききのエレン」はジャンプ+で毎週土曜日に連載されています。
本編が休載ときは番外編でたまに数ページのおまけ漫画が掲載されるのですが、そちらも面白いです。
本編が緊迫しているシーンだとちょっとほっとする気持ちになります。

今日は月曜日。土曜日が待ち遠しいです。

2022年06月06日

ごほうびごはん/こもとも子/8巻までのネタバレあり

こんにちは!
6月から週1の更新にしたので、先週の水・金は書いていないことにちょっとそわそわしておりました。

というわけで1週間ぶりに更新します!





★ネタバレあり感想

・気になる料理

お料理、というかスイーツですが、森ヶ崎部長が食べてた中華スイーツ、三不粘(サンプーチャン)が一番気になってる!
この漫画に出てくる料理は全部おいしそうだけど、食べたことがあるもの(ご飯、パンを筆頭に日本の家庭料理)だけでなく、あまり食べたことはないけれどなんとなく覚えているもの(エスニック料理)が載っていた回は「そういえば描かれてたな〜」という程度の認識だった。
でも、三不粘は未知の領域過ぎて、その回を読んだのはずいぶん前だけど覚えてる。当時YouTubeで三不粘を作っている動画を探したし、今もこのブログを書くにあたってまた検索してた。皿・箸・歯にくっつかないらしいけど一体どんな味なの!?一度は食べてみたい食べ物です。

・気になる人物
咲子の妹の桃子。学生だった当初は、お騒がせでちょっとワガママなキャラ、という印象だった。
咲子はほんわかなのに、姉妹で全然違うな〜って。
でも、就職先のペットショップと折り合いが合わず退職し、ホームセンターのペットコーナーで働くことになるくだり、「頑張れ……!!」とひたすら思った。
今後の成長に期待。

・気になる今後
社内のコンペで大賞をとった咲子。呼ぶと飛んでくる鳥のペンだなんてどうやって実用化するの?と思ってたけど、なんとか形になったらしい。
咲子のお仕事物語も気になるけど、企画の磯貝くんとは今後恋愛関係が発生するのかな?
8巻では、いつも仏頂面だった磯貝くんが、咲子に味噌の感想を言われての笑顔。そんな顔を見れてキュンとしたよ、私は。
咲子は……うーん、「地元のものほめられると嬉しいよね」って独白だったし、キュンとはしていなさそうだったね。でもわかんないよね、これから変わるかもしれないし。
グルメ漫画だけどこういう人間関係を見ていくのも楽しい。

料理、登場人物、話の展開と、読み応えがあってわくわくするごほうびごはん。
9巻以降も楽しみに読んでいきます

2022年05月30日

ごほうびごはん/こもとも子/ネタバレなし +お知らせ

こんにちは!
本日は、こもとも子さんの「ごほうびごはん」(週刊漫画TIMES)を紹介します。

現在15巻まで出ていて、昨年はドラマ化もされた作品です。
(放送当時は知らなくてあとから知りました;)

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出典:「ごほうびごはん」コミックス1巻より
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★あらすじ

主人公は社会人1年目の池田咲子(いけだ さきこ)。
多忙な会社員ライフだが、週に1度はおいしいものを食べようというポリシーで頑張っている。
外食であったり自炊したりと方法はまちまち。
第1話では、レストランのショーウィンドウで見たエビカレーがおいしそうで忘れられず、自分で作ってみることにした。

★ネタバレなし感想

グルメ漫画も好きです。お腹が空いているときに読むと飯テロくらいますが、それもまた幸せ。
忙しいと適当に食事を済ましてしまいがちですが、あえて丁寧に食事と向き合う咲子の生き方は素敵だと思います。
例えば1話のエビカレー、私なら仕事終わりにカレーを1から作る気がしません 。しかもエビカレーって、エビの処理まで無理無理!咲子のエビカレーへの執念おそるべし。

この漫画は咲子だけでなく、会社の同僚や上司、実家の家族など、他の登場人物も食を堪能しています。ジャンルもさまざまで、スイーツやパン、なんちゃってグルメまであり、読んでいて試したくなるレシピがたくさんあるのが楽しいです。

また、おいしそうな食事だけでなく、1話ごとのストーリーそのものも楽しめます。
グルメ漫画なので、ハラハラドキドキするような場面はありませんが、じわっと優しい気持ちになったりくすっと笑えたりする描写があり、疲れた心に良い感じに沁みます。
忙しい人ほど読んでほしい漫画です!

★お知らせ

4月より月・水・金と週3回更新してきましたが、手持ちのネタが少なくなってきたことと、多忙になったことが重なったため、6月より毎週月曜日の週1更新へ変更します。
無理矢理書けないことはないですが、本当に読んで良かった!勧めたい!と思った漫画(または小説)しか載せたくないので、ネタを探さなきゃ!と思って読むのは違うと思うのです。
もし定期的にこのブログを読んでくださる方がいらっしゃったら申し訳ありません;

というわけで次回は6/6(月)になります。
よろしくお願いいたします

2022年05月27日

【小説】夏への扉/ロバート・A・ハインライン/途中からネタバレあり

こんにちは!
本日は小説回です。

ロバート・A・ハインラインの「夏への扉」というSF小説を紹介します。
このブログで海外の物語を取り上げるのは初めてです。

筆者は、1907年から1988年まで生きたアメリカの作家で、この「夏への扉」は日本では1958年に出版されました。
そんな約60年前の作品ですが、日本では昨年実写映画化もされて話題になりました。

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出典:「夏への扉」より

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★あらすじ

1970年、主人公のダニエルは冷凍睡眠<コールドスリープ>によって30年間眠りにつき、2001年に目覚める。
しかし、予想外のトラブルにみまわれ、過去をやり直したいと思う。
そんな中、タイムマシンが実は存在していることを知り、タイムマシンを発明した教授を発見し、そそのかし、再び1970年へ戻る。
再び戻った過去で、ダニエルを未来を変えるための行動を起こす。

★ネタバレなし感想

元祖、タイムスリップものという印象。
バックトゥザフューチャーを思い浮かべました。(「東京卍リベンジャーズ」の記事を書いたときにも書いたかも)
私、タイムスリップものが好きなのかもしれません。
でも、ただ過去や未来に行って物見遊山するんじゃなくてそこで四苦八苦するのにグッときます。ダニエルも、そりゃあもう大変な目にあいます。何が大変だったかは読んでください。笑

あと、昔の人が想像する未来を味わえたのが面白かったです。
昔の人が想像する未来といえば、空を飛ぶ車とか、気軽な宇宙旅行とか、思い浮かべますよね。そんな感じで、空を飛ぶ車こそ出てきませんが「なるほどね!」と思える発想が良かったです。

2001年は今より20年も過去ですが、1900年代半ばの人から見たらとてつもない未来なんだろうなと思います。今でいうと2070年くらい?空を飛ぶ車はなさそうですが、IT関係なら今よりもすごいことになっていそうです。

話はずれましたが、今で言うペッパー君みたいなロボットとか出てくるのですが、そういう「昔の、未来の発明」には興味深いものがあります。あ、ルンバみたいなのもあります。

話全体としては、SFものであるのは大前提ですが、恋愛要素や日本人好みの勧善懲悪な要素もあり、多方面から楽しめる作品でした!







★以下、ネタバレあり感想

1回未来へ行くところまでは想像できたけれど、過去へ戻ってまた未来に行くところには驚いた。
1度目の2001年ではピートもいなく、リッキィも行方不明で、ダニエルかわいそうすぎた。。ベルに注射打たれた時なんてこの世の終わりかと思ったよ。それを過去に戻って着実に良い方向へ直すところが痛快だった。頑張ってた……!

そもそも、過去へ戻るために教授に近づくところ、挑発するところ、なんて勇気があるんだろ。一歩間違えば正反対の時代に飛ばされてたかもしれないのに。そうなったら戻る手段もないからそこでおしまいになってたね。
賭けに出たダニエル、かっこいいよ!笑

最終的にはピートも側にいるし、リッキィとは結婚できてめでたしめでたしでよかった。
一つ言うなら主人公ロ●コンか!?
1970年では子どもだった相手と結婚…っていうのがちょっと個人的には残念ポイントだけど、ダニエルもリッキィも幸せならそれでいいですよ。

映画も気になるけど時代も国も違うらしいから、同じタイトルの違う映画だと思ってみたほうがいいのかな。ちょっと気になる。

では良い週末を!