タコマ山(やま)は国祖が国魂を配置した12の山の一つです。
漢字で「蛸間山(たこまやま)」と書く場合もあります。
玉の色…銅色の玉
八王神…吾妻別(あずまわけ)
八頭神…国玉別(くにたまわけ) (妻)国玉姫
実在する山としては、アメリカ西海岸、カナダとの国境付近にあるレーニア山(Rainier)がタコマ山に相応するようです。
標高4392メートル。富士山より高いですね。
活火山で、最近は噴火する気配はありませんが、19世紀には何度か噴火していたようです。
先住民のピュアラップ族(Puyallup)がこの山をtacobet(水の母という意味)と呼んでおり、それが転じてタホマまたはタコマと呼ばれるようになったそうです。
山の麓に日本人などアジア系移民が多く住むシアトル市があります。
戦前移住した日系人たちは、この山が裾野が長くて富士山のように見えるので「タコマ富士」と呼んでいました。
この山を舞台に次のようなエピソードが出て来ます。
●言霊別命(ことたまわけのみこと)は神命を奉じてタコマ山に登り、国魂の神の鎮祭を行った。
祭典後に海辺で祝宴を開いていると、エトナ火山が大噴火を起こす。
言霊別がその光景に見とれているすきに、邪神は湯飲みに毒を入れる。
それを飲んだ言霊別は言葉を発することが出来なくなり、外に逃げ出した。
しかし一緒にいた他の神司(かみ)たちは酒に酔い潰れているので、言霊別の危難に気がつかなかった。
〔第2巻第9章「タコマ山の祭典 その一」〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm0209
●タコマ山に銅色の国魂を鎮祭したが、それ以前に言霊別が国魂の神を鎮祭していたため、二つの国魂の神が互いに主権をめぐって争った。
そのため天変地異が起き、二つの国魂神にそれぞれ憑依された八王(やつおう)と八頭(やつがしら)は、嫉視反目して大混乱となった。
国祖の神勅により、タコマ山を境に国土を南北に二分して国魂を祭り、北は八王の吾妻別が主管し、南は八頭の国玉別が主管することになった。
君主的神政の神界の経綸も、ここにいよいよ民主的神政の端をひらくことになる。
〔第3巻第24章「蛸間山の黒雲」〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm0324
●タコマ山の八王・吾妻別夫妻には、三人の娘がいる。
長女の月世姫(つきよひめ)は性質粗暴で、邪神と結託し、タコマ山を混乱紛擾させることに全力を集中していた。
重臣の日出彦(ひのでひこ)が涙をふるって非事醜行を諫めるが、月世姫は日出彦をセクハラ犯に仕立てて窮地に陥れる。
吾妻別が神に真実を乞うた結果、日出彦の潔白が明らかになった。
しかしそれでも月世姫はあきらめずに、「蛸間(たこま)の滝」に行き、悪竜の神に七日七夜祈願を籠めるが、天罰が下り、焼死してしまう。
〔第3巻第25章「邪神の滅亡」〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm0325
●大洪水後の修理固成で伊邪那岐命(いざなぎのみこと)は、吾妻別をタコマ山の国魂に任じる。
〔第6巻第27章「神生み」〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm0627
●タコマ山は東京のこと。また、富士山のこと。
〔「タコマ山」『新月の光』〕
●タコマ山は日本だと「八重垣」または「愛宕山」に相応する。
〔「霊界物語の地名」『新月の光』〕
タコマ山が物語の舞台となるのは霊主体従篇です。
それ以降は名前だけの登場となります。
「霊界物語スーパーメールマガジンから引用」
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