金勝要神(きんかつかねのかみ)は、「大地の金神(こんじん)金勝要神」と呼ばれるように、大地の神霊です。
大本開祖・出口直の第五女で、王仁三郎の妻である出口澄子(二代教主)に懸かった神霊は、この金勝要神です。
神界経綸上は重要な神の一人ですが、霊界物語のストーリー上は、あまり多くは登場しません。
稚姫君命(わかひめぎみのみこと)の第五女の神です〔第1巻第24章〕。
金勝要神の四魂(しこん)の神が、次の四柱の女神です。
和魂(にぎみたま)…高照姫(たかてるひめ)神
幸魂(さちみたま)…真澄姫(ますみひめ)神
荒魂(あらみたま)…言霊姫(ことたまひめ)神
奇魂(くしみたま)…竜世姫(たつよひめ)神
そしてそれぞれ、地球の五大陸の国魂(くにたま)の神になっています。〔第3巻第45章、第6巻第25章〕
高照姫神…葦原(あしはら)の瑞穂国(みずほのくに)…ユーラシア大陸…本州
真澄姫神…竜宮島(りゅうぐうじま)…オーストラリア大陸…四国
言霊姫神…蝦夷(えぞ)の島…北米大陸…北海道
竜世姫神…高砂(たかさご)の島…南米大陸…台湾島
純世姫神(すみよひめのかみ)…筑紫(つくし)の島…アフリカ大陸…九州
最後の純世姫神だけは、金勝要神の四魂に含まれていません。
この四魂の神は、国祖・国治立命の下で天使として政治を司っていました(高照姫命が天使長)。
しかし天則違反により聖地から追放されてしまい、エデンの園で謹慎となりました〔第3巻第45章〕。
その後、国祖の隠退に先立って、大地の底の「地月(ちげつ)」の世界に追放されました。
地月は「地汐(ちげき)」とも呼び、地中に存在し、空を運行する月に対応するものです。第4巻第46章「神示の宇宙 その一」を参照して下さい。
ところで金勝要神は、「便所の神」でもあります。
第1巻の幽界探検で、上田喜三郎が初めて金勝要神と出会った時のシーンに、次のように書いてあります。
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm0108
==========
(略)次第々々に玉は大きくなるとともに、水晶のごとくに澄みきり、たちまち美(うる)わしき女神の御姿と変化した。
(略)愛情あふるるばかりの女神であった。女神は、自分の手をとり笑みを含んで、
「われは大便所(かわや)の神なり。汝にこれを捧げん」
と言下に御懐中(みふところ)より、八寸ばかりの比礼(ひれ)を自分の左手に握らせたまい、再会を約して、また元のごとく金色の玉となりて中空に舞い上り、電光石火のごとく、九重の雲深く天上に帰らせたまうた。
その当時は、いかなる神様なるや、また自分にたいして何ゆえに、かくのごとき珍宝を、かかる寂寥(せきりょう)の境域に降りて、授けたまいしやが疑問であった。しかし参綾後はじめて氷解ができた。
教祖の御話に、
「金勝要神は、全身黄金色であって、大便所(かわや)に永年のあいだ落とされ、苦労艱難の修行を積んだ大地の金神様である。その修行が積んで、今度は世に出て、結構な御用を遊ばすようになりたのであるから、人間は大便所の掃除から、歓んで致すような精神にならぬと、誠の神の御用はできぬ。それに今の人民さんは、高いところへ上がって、高い役をしたがるが、神の御用をいたすものは、汚穢(きたない)所を、美しくするのを楽しんで致すものでないと、三千世界の大洗濯、大掃除の御用は、到底勤め上がりませぬ』
との御言葉を承り、かつ、神諭の何処にも記されたるを拝して、奇異の感に打たれ、神界の深遠微妙なる御経綸に驚いた。
==========
5年くらい前に「トイレの神様」という歌がヒットしましたが、あれはまったく金勝要神さまのことですよ。
聞いてみて下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=Z2VoEN1iooE
★‥…―━―…‥・‥…―━―…‥★
●にんげんクラブのホームページに
ブログを掲載させていただいてます。
「大和の国から、霊界物語り」
第18回 ドイツの悪神と如意宝珠の謎
http://www.ningenclub.jp/blog01/archives/2015/07/18_1.html
「霊界物語スーパーメールマガジンから引用」
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image