「霊界物語を読み解くための100のキーワード」シリーズ
╋ 鬼城山 ╋
鬼城山(きじょうざん)は、国祖・国常立尊が国魂を配置した12の山の一つです。
この12の山は、第3巻の第1〜2章で説明されています。配置した国魂(国玉)とは、太白星(金星)の女神が地球に与えた12個の玉のことです。
玉の色…灰色の玉
八王神(やつおうじん)…真鉄彦(まがねひこ)
八頭神(やつがしらがみ)…元照彦(もとてるひこ) (妻)元照姫
鬼城山は常世国(とこよのくに)(米国)にありますが、実在の山としてはどこに相応するかはよく分かりません。
鬼城山は「ナイヤガラの滝の水上」にあると書かれていますが〔第7巻第45章〕、地図を見ると滝の南西に位置するエリー湖が上流で、北東に位置するオンタリオ湖が下流なので、この二つの湖の南側が上流ということになります。
しかし特に該当する山は見当たりません。
大洪水後に、12の山には、あらためて国魂の神が任命されていますが〔第6巻第27章〕、このとき鬼城山だけは記載されておらず、代わりに「常世の都」に国魂の神が任命されています。
このことを考えると、地図上の距離は少し離れていますが、鬼城山とは米国の首都ワシントンやニューヨークを指しているのかも知れません。
【鬼城山でのエピソード】
●国祖によって八王・八頭が任命されたが、鬼城山では美山彦(みやまひこ)(邪神の棒振彦の変名)と国照姫(くにてるひめ)(同じく高虎姫の変名)が、常世姫の権威を笠にきて暴威を振るっており、八王・八頭の赴任を妨げて、対抗姿勢を見せていた。
大八洲彦命は、帰順を勧告するために、使者として口子姫(くちこひめ)と須賀彦(すがひこ)を鬼城山に派遣するが、二人とも邪神の配下になってしまう。
三人目の使者として派遣された言霊別命は何度か殺されそうになるが、口子姫の返り忠(かえりちゅう)で救われ、裸で鬼城山を脱出する。
言霊別命は、従臣の村幸彦(むらさちひこ)を鬼城山に潜入させ、城の内外を偵察させるが、村幸彦は邪神に捕まり、言霊別命の居場所を吐け、と残酷な拷問を受ける。しかし国祖の神助で全く平気だった。
美山彦らはそれを見て、神徳の偉大さを感じて改心する。そして鬼城山を快く八王・八頭に明け渡した。〔第3巻第9〜12章〕
●三五教の宣伝使・足真彦(だるまひこ)は、鬼城山の山奥で邪神・美山彦の一派に捕まり、アジトに連行される。そこには春日姫(かすがひめ)と月照彦(つきてるひこ)も囚われていた。
春日姫は一計を案じ、美山彦の求婚を承諾して祝宴を開く。美山彦たちを酒で酔い潰れさせ、寝込んでいる隙に縄で縛りつけてしまう。
月照彦、足真彦、春日姫は、天地の大道を説き宣伝歌を謡い、遂に美山彦一派を改心させた。〔第6巻第2〜7章〕
●鬼城山は日本だと福知山(ふくちやま)に相応する。〔「霊界物語の地名」『新月の光』〕
「霊界物語スーパーメールマガジンから引用」
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