似通った要素がある通貨ペアはレンジになりやすいのか
トラリピ世界戦略で選択されている通貨ペアですが全て「隣国」という共通点があります。経済的なつながりが深いからレンジになりやすいのだとトラリピ公式ページに記載がありました。
FXだって安定を目指せる。トラリピ世界戦略
そうすると隣国でなくても「似たような要素を持つ国同士の組め合わせならレンジになりやすいのでは」と考えて通貨ペアを調べてみました。
私の頭の中では一つしか浮かびませんでしたのですぐ見つけ出すことはできました。
その通貨ペアは「AUD/CAD」です。
◆参考サイト◆
共に鉱物資源が豊富に埋まっている国です。
カナダはアメリカ、オーストラリアは中国との貿易の割合が大きく経済的影響を受けやすいようです。
経済的事情は置いておいて通貨ペアがどんな動きをしているのか実際チャートを見て見ましょう
※チャート画像はTradingViewのチャートを拝借しています。
週足を見てみましたが長期的にみるとレンジといえばレンジかな?という感じはします。
しかし今年に限ると下がり続けていますね。
長いスパンで見るといつか戻ると思われますが逆張りのナンピンだと戻るのが遅すぎてそれなりの資金力と時間が必要な長期戦を強いられそうではあります。
経済的には安定している国同士ですし、少なくとも新興国やトルコリラ絡みのような「もう戻らない」という心配はいらないと思います。
AUD/CADを運用するなら戦略はどうするか
ここから攻めるなら反転する可能性が高そうなので「買いの順張り」と行きたいところですが取り扱いのあるFX業者のスワップはマイナスです。基本的に長期戦を強いられそうな場合マイナススワップは禁物です。
大した金額でなくても期間が長くなればなるほどボディーブローのようにじわじわと効いてきます。
順張りの場合は思惑通りいけばポジションが解消されるとはいえ、もしも逆行したらポジションが増えない代わりにしばらく塩漬けとなるので注意が必要です。
もし買いの順張りでせめるなら最初のポジションは様子次第では早めの損切をして次の機会を伺ったほうが安全です。
一般的な売りのトラリピ手法を使うなら節目である0.90を抜けたあたりから仕掛けるのが安全策かと思います。
ちなみに取り扱いのあるFX業者は
国内業者→ヒロセ通商、外為どっとコム
海外資本業者→FXTF、OANDA他
かなり少ないですね。
共に世界的に見ると経済的に上位の部類ですがUSD/CADの取り扱い業者ですら少ないので何らおかしな話ではありません。
通常スプレッドも3.0〜と条件はあまりよくありませんので狭い感覚でのリピート設定はおすすめできません。
長期戦を覚悟して望むべきなので間隔は他の通貨ペアより広めにするのが良いでしょう。
個人的にはこの通貨ペアかなり良いのではと思っています。
ちょっとEUR/GBPの動きがイマイチな期間が長すぎるので代替通貨ペアとして運用を開始しようと考えています。
手動トラリピでは通貨ペアがよりどりみどりで選択肢が広いのがメリットですので今後も良さそうな通貨ペア探しは続けて行きます。
◆関連記事◆