トラップ幅が徐々に広くなる注文管理表を作成してみた
シダ植物さんが提唱しているレンジのコアから離れたらトラップ幅を広げる戦略(リピート売買・幅広トラップを採用する理由について)をやってみたいと思い注文管理表を作成しました。個人的な意見ですが20pip幅は薄利すぎてコストの占める割合が大きくなるし、逆行したときに抱えるポジションが多くなるのでリスクを考えると30pip以上に設定したほうが無難な気はします。
特に資金力の無い場合狭い注文幅を安易に選ばない方が懸命だと思います。
あんまり約定→決済を繰り返すと手動で頻繁に注文入れ直すのが面倒すぎるという欠点もありますし。
どうしても20pipでやりたいなら自動リピートも視野に入れた方ががいいかもしれません。
ただしスプレッドが広いので更にコスト高で薄利になるというジレンマを抱える事になります。
それから利確幅は作成した表ではトラップ幅と同じにしてありますが、ここを広く取るかどうかは良く意見が割れるポイントです。
1ポジションの利益を大きくとると長くポジションを抱えてしまうリスクもあるので一概にどっちが良いとは言えませんね。
現在のレート推移ならかなり使える手法
AUD/NZDは1.07-1.08辺りを中心にウロウロしながら適度な上限下限で跳ね返されるという動きを繰り返しています。ですのでこのような中心となるレートを基準に徐々にトラップ幅を広げる設定は、コアの部分で稼ぎつつ大きく外れた場合のリスクを抑えるという非常に有効な設定なのではと考えます。
他の通貨ペアではこのような「コア」といえるレートがほぼ無く、一方的な上昇・下落を繰り返すレンジ推移をしています。
そして上限と下限の差がありすぎるので逆張りでポジションを抱えてひたすら待つのは余り良くない手なのではと思います。
AUD/NZD以外は反転を確認してから順張りのリピートを仕掛ける方が低リスクなのでは無いでしょうか。
今回はわかりやすくする為に界隈で当たり前のように扱われているハーフ&ハーフと言われる手法に基づいて表を作成しましたが個人的にこのやり方に関しては懐疑的です。
真ん中で分ける理由がただわかりやすいからだとしか思えないからです。
それから、どちらかのゾーンはマイナススワップの支払いが発生するので長く捕まった場合ジリジリとダメージを喰らいますからね。
セントラル短資の売買ゼロスワップが終了したのでマイナススワップを回避する事ができませんし長く決済されなかった場合結構きついですね。
下半分は順張りで仕掛ける、lotを減らす等何らかの工夫が必要でしょう。
とはいえマイナススワップもクロス円に比べれば微々たるものでこのままでもそこそこ良い結果が出せると思います。
可変トラップは3パターンで作成したので簡易的な注文表となっていますが、注文数も少なくて済みますしこれから始めたい方がお試しでやってみるのに丁度いいような気がします(ただし資金管理には充分ご注意を)。
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