※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 12巻 / 大森 藤ノ
(アニメ4期、1話〜6話の内容です)
・『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の関連記事へ
【評価】
・いつも通り面白かったです
・知能を持った厄介なモンスター
・くじけない心
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度: ★★★★
読みやすさ: ★★★★★
ラブコメ量: ■■■
戦闘・バトルの量:■■■■■
男女比: 男:女=1:2
・ダンジョン探索・異常事態・戦闘・ハーレム系
【感想(ネタバレあり)】
・ベルがレベル4にランクアップ!
☆――(あらすじ)――☆
アステリオスとの死闘を経て、ベル・クラネルは魂を昇華させLv.4にランクアップしました!
憧憬一途(リアリス・フレーゼ)、英雄願望(アルゴノゥト)に続く3つ目の《スキル》、闘牛本能(オックス・スレイヤー)を習得しました。
☆――(感想)――☆
ベルに新しいスキルが発現しましたが、猛牛系モンスターとの戦闘でしか効果を発揮しない、かなり限定的な効果です。
アステリオスに負けたことがそれだけ悔しかったということでしょうか。
役に立つ機会は少ないかもしれませんが、アステリオスとはもう一度戦うことになりそうです。その時はスキルの効果が遺憾なく発揮されることでしょう!楽しみです。(こんなピンポイントなスキルを発動させて闘うのはズルいような気もしますが……)
破竹の勢いで成長を続ける主人公は、それだけ困難を乗り越えてきたということでもあります。
きっとこれからも困難の連続かと思われます。
波乱万丈の冒険をこれからも応援しようと思います。
・遠征
☆――(あらすじ)――☆
ベルのランクアップに伴い【ヘスティア・ファミリア】の評価も上がり、ギルドから強制ミッションを受けることになりました。
ダンジョンに遠征に行き、「到達階層を増やす」「未開拓領域をマッピングする」などの成果を上げなくてはいけません。
ベルたちはダンジョンの到達階層を増やすことを目標に、仲間を集めてダンジョンへと挑みます。目指すは初めての『下層』!(25階層以降のフロアのこと)
新たな冒険が始まります。
☆――(感想)――☆
ベルだけが突出して強くなり、【ヘスティア・ファミリア】はパーティバランスが悪くなってしまったかと思いました。しかしヴェルフたち他のメンバーにもそれぞれに活躍の場があり、全員が強くなっていることが分かりました。
リリはダフネから、「専門(ただ)のサポーターでしょ? しかもLv.1。死んじゃうか、足手纏いだって」と言われてしまい、自分のダンジョン内での役割を考え直していました。厳しい言葉ですが、ダフネの言うことは尤もです。
リーダー(ベル)が凄すぎると、ついていく仲間たちは大変です!
それでも皆がベルについていこうと尽力します。
ひとえに、ベルがこれまでに積み重ねてきた信頼の賜物と言えるでしょう。
今回はダフネとカサンドラがベルたちの仲間として一緒に闘ってくれました!
かつて戦争遊戯(ウォーゲーム)で対立していた彼女たちは、【ヘスティア・ファミリア】と仲のいい【ミアハ・ファミリア】に入団していました。
カサンドラは待望の回復役!今までいなかったのが無謀と思える必須役職です。
相変わらずアイシャも冒険に助力してくれますし、味方が増えていくのは嬉しい限りです!
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・迫り来る強化種モンスター
☆――(あらすじ)――☆
ダンジョン内部の25階層から27階層にかけては、『巨蒼の滝(グレート・フォール)』という巨大な滝が流れています。
ダンジョンの25階層から下は『下層』と呼ばれていて、現れるモンスターの数や質段違い。さらに予想外のイレギュラーが発生する確率も高くなっています。
今回のベルたち遠征隊は、通常であれば問題なく下層を攻略できる実力を持っています。しかし彼らが初めて下層に到着したこの時、異常事態が発生していました。
通常、モンスターはモンスターを襲いません。しかし稀にモンスターの魔石をモンスターが食らい、一際強くなったモンスターが現れ、それは『強化種』と呼ばれています。
下層で強化種モンスターが発生し冒険者たちを襲い、既に何人も死人が出ていることが発覚!このまま放置していたら犠牲者が増える一方です。
ベルたちは覚悟を決め、強化種モンスターの討伐に打って出ます。
☆――(感想)――☆
今回の強化種は強敵ではあったものの、正直、アステリオスほどの絶望感はありませんでした。(あいつが強すぎた)
更に今となってはダンジョンにいる異端児(ゼノス)たちもベルの味方なので、いざとなったら助けてくれそうです。以前より少し安心感が増しました。これは【ヘスティア・ファミリア】の大きな強みではないでしょうか!(ウィーネを助けてよかった)
さて、今回は大勢の仲間と共にダンジョンを探索しました。
多人数の戦いというのも難しいもので、けが人が出ると足手纏いになりますし、連携も簡単ではありません。
斬撃、魔法、支援、回復、退避など。それぞれが考えて多方面・多種多様な動きをするので状況の移り変わりが激しく、読みごたえがありました。
・リュー・リオンが殺人!?
☆――(あらすじ)――☆
18階層リヴィラに、慌ただしい叫び声が響きます。
「殺しだ! 街の外で、同業者が殺された!」
「おい待て、モンスターの仕業じゃねえのか?」
「いや、人だ! 犯人も見たんだ!」
「【疾風】だ……」
「要注意人物一覧(ブラックリスト)の賞金首……あの、【疾風】の仕業だ!」
地上に帰る間も無く、新たな事件が起こってしまいました。
☆――(感想)――☆
――件落着かと思いきやまたしても事件。衝撃の終わり方でした。
私は事件や死闘を潜り抜けた後の、仲間たちとの談笑や恋愛シーンなどが好きなので、そんな暇もなく矢継ぎ早に次の冒険が始まってしまうのは少し残念です。
さて、リューは過去、復讐にとりつかれ、悪の組織はもちろん疑わしき人物を殺害して回ったエルフです。『豊穣の女主人』で働いている今は落ち着いていたものの、危ういところのある人物ではありました。
そんな彼女がとうとうやってしまったようです!
おそらくベルのことなので、リューと戦うことはできないでしょう。説得して連れ帰ったり、一緒に悪の組織と対峙したりするのでしょうか。
次巻を読まないことには分かりません!が、【疾風】ことリュー・リオンの真相がどんなものであれ、苦難が待ち受けているのは間違いありません。
正直、ワクワクやスリルを感じるよりも、『かわいそう』というのが一番の感想。
もうベルたちに休ませてあげて欲しいです!
(「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」12巻の感想・ネタバレあり)
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