投稿者 株式トレーダーM
世界各国の株式市場の今のPERはいったいどれくらいなのだろうか?
昔疑問に思った私は、ネットで世界の株式市場のPERを更新してるサイトがないか
探していました。
その時目に留まったのが、
キャピタルパートナーズ証券が毎日PDF形式
で提供している情報でした。
リンク先は
キャピタルパートナーズ証券提供の世界株価指数です。
もちろん無料で見ることができる情報ですが、著作権はキャピタルパートナーズ証券に
あります。
これを見ると日経225の予想PERは約21倍、いつも私が日本のPERと比較するのは
アメリカのNASDAQ総合指数で予想PERは約18倍です。
イギリス・ドイツ・中国の予想PERもまとめられていて参考資料としてたまにチェック
しています。
さて話は変わって昔、日本がバブル経済の真っ只中の頃、
ピーターリンチが日本に来たことがあって、その時日本の株式関係者がピーターリ
ンチに日本は企業どうしが株式を持合っていて、その持合株は市場に流通することは
ない。だから株式持合い株分を控除して日本の株式市場のPERは計算すべきだ。
そうすると日本株はまだまだ高くないと説明したそうです。
ピーターリンチはまったく理解できなかったそうです。
なにがいいたいかというと、その時その時の株価は、ロジック(論理)しだいで
どうにでも正当化できてしまうということです。もうひとつの例は1990年代後半に、アメリカで
ニューエコノミー論が幅を利かせました。
そのロジック(論理)は、今後はITを企業が活用することにより、在庫調整が加速し、景気
循環はもうない、永遠に好景気が続くという論理でした。
つまり、もう永遠に景気後退など来ないという今では信じられない根拠ではるかか
なたまでアメリカのIT株を押し上げました。これもニューエコノミー論というロジックによって、いかなる高値にある株価も正当化さ
れたケースです。
今回の日本は、アベノミクス一色ですが、今度はどんなロジックではるか彼方まで株
価を上昇させてくれるのか、ある意味楽しみにしています。
今日、ガンホーの時価総額が任天堂の時価総額を抜いたとニュースになっていましたが、
ガンホーをどこまで持ち上げてくれるか楽しみです。
2005年にPBR99.9 PER999.9という新興市場の銘柄を何度か見たことがあり
ますがたしか画面表示上PBR・PERともこれ以上の数値が表示できなかったような覚
えがあります。
今のガンホーはというと、連結PBR94倍 連結PER約77倍・・・まだかわいいものですね
ガンホーをこれ以上買い上げる面白いロジックが出るのを楽しみにしています。
株価は今売りたい人と買いたい人がつけた値段にすぎず、気にすること
はありません。
株価は所詮いま買いたい人と売りたい人が合意した数字で、その会社の
企業価値とは違うと一歩引いて眺めてみると、毎日の株価変動が楽しく
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