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2017年08月28日

習熟度別授業

小学校における習熟度別授業。算数科における習熟度別授業。

ある意味、必要悪なのかなと感じる部分がある。

私たち教師は、極力子どもを能力で区別することを避ける。なぜなら、それがイジメのきっかけに繋がるかもしれないと感じるからだ。習熟度でクラスを分けるということは、子どもを(一部の限られた能力において)差をつけることである。できる・できないで差をつけることを公のもとに認めているのだ。冷静に考えると恐ろしいものである。

しかし、本音では授業をする上で、至極必要なことだと感じることも多い。全員がわかる授業を目指せば目指すほど、苦手な子の理解の遅さに頭を悩まされる。

習熟度別授業は、いわば現場の先生にとっての必要悪だとさえ感じてしまう。どうすればいいのだろうか…。



西川先生は、習熟度別授業に対する見解も答えている。単純に言えば、反対派。効率が悪いそうだ。習熟度別にすると、いろんな課題を作らなければいけない。その労力を考えると、そこまでして…というのも頷ける。

西川先生は『学び合い』で、様々な人と折り合いをつけながら、自分の課題を達成することを目指している。これは、将来子どもたちが大人になったとき、必ず必要になってくる能力だからだ。そのための訓練を、日々の授業の中で繰り返し繰り返し行っていっている。社会では、様々なタイプの人がいて、その人たちと協力して働かなければいけない。好き嫌いなんて言えないのである。その視点に立つと、能力でクラスを分割し、多様性を失うような集団を作ることは、子どもたちにとってマイナスにしか働かない。算数が得意な子、苦手な子。話の理解が早い子、時間がかかる子。いろんなタイプの子がいてるから、課題をすぐに会えた子たちも、あの手この手で対応していこうとする。そこに大きな学びがあると、私は信じている。本気で全員を救うというのなら、子どもの層を分けたり、人数をへらしたりするべきではないと思う。



子どもは大人が思っている以上に優秀である。その子どもを誰一人見捨てず、必ず全員が必要なことを学んで卒業していってほしいと本気で考えている。

『学び合い』にどっぷり浸かっているからなのか、やっぱり西川さんの話は説得力があってすごいなぁ…。



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