2018年04月29日
シュビムワーゲン typ 166
どうもです。
今日は少しいつもとは違うジャンルですが、WW II(第二次世界大戦)で使われていたドイツ軍のシュビムワーゲンという車両について少々書こうかと思います。
シュビムワーゲンとは、第二次大戦中に活躍した車両ですが、最大の特徴は水陸両用車ということです。
このシュビムワーゲンと言うクルマ、いかにもドイツ的というか機構的に凝っていて軍用車としてはちょっと勿体無い車両なんですよね。
まあ、ドイツの軍用車両は大概そうなんですが、生産性よりも性能重視で量産するには手間のかかる作りの物が多い。
単純なトラック系でも、ポルシェの空冷V8エンジン搭載とか訳分かんないことやったりしてますんで本気で大量生産する気があったんかいな?と疑いたくなりますが、そこがドイツ軍用車両が人気の理由のひとつのような気もするので、その辺りの事情についてはあまり突っ込まないようにして本題に入りたいと思います(笑)
シュビムワーゲンとは先に書いたとおり、第二次世界大戦中にドイツ軍が装備した車両のひとつで水陸両用なのが最大の特徴。
かのポルシェが設計したこの車の正式な名称は「Leichter Personenkraftwagen K2s (4x4) Volkswagen Typ 166」と言い、日本語に訳すと「軽乗用自動車K2s(4輪駆動)フォルクスワーゲン166型」となります。
このシュビムワーゲン、実はtyp128と言う先輩がいるのですが、そちらは一回り大きくホイールベースも長いために何となく間延びしたスタイルでして、ある程度まとまった数の試作車は作られましたが性能的に軍の要求には至らず不採用となります。
typ128・・・全体的にのっぺりしてますね
そこで改めてtyp166が作られたんですね。
1941年に最初の試作車が完成。
その後1942年春ごろから夏にかけて先行量産車がテストを開始して同年秋から量産がスタートします。
当初は武装親衛隊オートバイ部隊へサイドカーからの転換用として優先的に供給されたようですが、後には偵察部隊や工兵隊などへ主に配備されたようです。
しかし1944年の夏には生産工場が爆撃により破壊された為に実質的にはここで生産はストップ。
その後は残ったパーツをかき集めて極少数が生産されたとの事。
総生産台数は14,276台といわれています。
主要諸元
全長 3,825mm
全幅 1,480mm
全高 1,615mm(幌を上げた状態)
軸距 2,000mm
車両重量 910kg
乗車定員 4名
エンジン 空冷4気筒水平対向 1,131cc
出力 24.5hp/3,300rpm
変速機 前進4段 後進1段 (別途不整地走行用ギア有)
最高速度 路上80km/h 水上10km/h
このシュビムワーゲンですが、前線では人気が高かったようで常に車両不足な状態でした。
4輪駆動のためキューベルワーゲン等に比べれば機動性も高く特に東部戦線等では重宝されたようです。
リアエンジンですがマフラーは車体後部のエンジンフードよりも上についており、水上航行時に水が入らないように考慮されていました。
また、リアにあるスクリューはエンジンの回転をカップリングで接続して回すことが出来るようになっていて、使用する際にはロッドで降ろし、陸上に上がった後はまた折りたたんで固定できるようになっています。
各部駆動部分はシールされており、もし水が入ってもグリスで押し出せるように各部へ一箇所からまとめてグリスアップできるようにチューブが繋がっているそうです。
また、もし水上航行中にエンジンに不具合が生じても大丈夫なように木製のオールが装備されていました。
まあ、水の中を走った(航行)後は手入れが大変そうではありますが、戦時中にどこまでしっかりとメンテナンスをしていたのでしょう?
ドイツ軍の場合は割としっかりとした整備部隊があったようなので、日本軍などに比べたらかなりしっかり整備していそうですが(整備して使わないと補充が少なく車両が足らなくなると言う事もありそう)
アメリカ軍なんかだと壊れたらまた新しいのを補充して貰えや!
的な感じでしょうかね?(勝手な想像)
因みにアメリカ軍の水陸両用車であるフォードGPAの生産数は12,700台ほどといわれ、実はシュビムワーゲンよりも少ないというのは意外な事実です。
フォードGPAwww.net-maquettes.com
このシュビムワーゲンですが、現在でもある程度の台数が残っており、博物館等のほかにも個人で所有されている方々が結構いらっしゃるようです。
ヨーロッパなどではドイツ軍用車のクラブもあって、そこにはかなりの数のシュビムワーゲンも所属しているみたいです。
写真やyoutube等で見ると、アメリカやヨーロッパ等の国々では軍用車でも家族で楽しんでいるのが分かり羨ましい限りです。
かなりレアな車両が個人で所有されているみたいで(ハーフトラックや装甲車、はては戦車まで!あります)
日本では基本的に装甲のある車両の輸入等は難しいようなので、個人でハノマーク(タミヤのプラモデルで育った世代ならこれで通じるかとw)とか所有するのは難しいのかな?
それでもキューベルワーゲンやシュビムワーゲン等は日本でも個人で所有しておられる方がいらっしゃるので、イベントなどで見る機会はなきにしもあらずです。
自分も以前ミリタリーイベントで実物を見る機会があったので写真を撮影させていただきました。
他にも複数台国内にあるようで、割と有名なのは空冷ワーゲンの専門店さんが所有しているもの。
www.flat4.co.jpより
他にも静岡県の株式会社カマドさんでは海外から軍用車の輸入販売を手掛けていて、以前シュビムワーゲンを販売しています。(社長の小部屋というページに写真があります・・・下記リンクで飛べます)
ここの社長様は軍用車の保存活動などを積極的にしており、軍用車の輸入販売だけではなく太平洋戦争時の旧日本軍戦車の里帰りを計画したり、戦車などの兵器を機械産業遺産として技術の継承や保存活動をするため、NPO法人の立ち上げをするべく活動もされておられるので、ご興味のある方は一度こちらをご覧いただくとよろしいかと思います→社長の小部屋
また、割と最近ですがマイナーな戦争映画に出ているシュビムワーゲンを見つけました。
邦題は「アイアンクロス ヒトラー《SS》親衛隊」という武装親衛隊が主役の映画。(youtubeにあったのでリンクを貼っておきます)
この映画、内容や時代考証的には正直アレなんですが、シュビムワーゲンが水上航行をする貴重なシーンがあります。
他にも実物と思わしき車両もチラホラ出演しているので気になった人は一度見てみてください。
私の場合は近所のツタヤで借りました(笑)
でも今ならツタヤオンラインかゲオ宅配レンタル のほうが楽かも。
どちらも最初の30日間は無料でレンタルできるんで、その間に見たいものをゴッソリ借りてみて、その後はどうするか決めればよいのが魅力。
自分は以前に店頭にないDVD(シリーズ物が歯抜けでね・・・)が借りたくてこの手を使いました。
何故ここまでシュビムワーゲン・・・否、ドイツ軍が好きになったのか?
その前にひとつだけ・・・
WW2ドイツ軍が好きなんていうと一部の人は不快に感じる場合があるかと思います。
ただし、あくまでも工業製品としての優れた機能やデザイン、また軍服等のスタイルがビジュアル的に好きというだけで当時の思想や主義主張に賛同しているわけではないので誤解の無いようにお願いします。
(それでもそういった組織の装備や服装が好きなんて言うのはやはりおかしいと言われたらそれまでですが・・・)
男の子って基本カッコイイ物が大好きですよね?
それはただ単純にカッコイイと思っているだけでそこには思想的な考えは微塵もないんです。
同じように旧日本軍の兵器も大好きで、零戦(ゼロ戦)や戦艦大和、各種航空母艦なんかも同じように大好きなんです。
(ウォーターラインシリーズとか好きだけど結局1隻も作らなかったな・・・)
それでもあえて理由をつけるならば兵器には工業の進歩を感じることが出来るから。
自分は基本的には乗り物全般が好きなんで、戦車や戦闘機、戦艦や航空母艦、これは乗り物ではないですが拳銃や機関銃なんかも興味の対象になるんですが、あの戦争では一気にそれらの開発に伴って技術が進んだわけです。
それが戦後は民生に応用され、日本に限らず欧州等でも復興が早まったんじゃなかろうかと個人的に思っていて、技術の進歩が戦争が起こったことによって一気に加速したというのは否定できないと思います。
そして日本の場合、戦後は当時の航空技術者の多くが自動車開発に回り、昭和の30年代以降は一気に花開くわけです。
富士重工(現スバル)やプリンスなどは元々航空機メーカーから出来た会社ですね。
他にも初代クラウンの開発者も元航空機メーカー出身者です。
そんな歴史的に重要な時代の事柄に興味を持つのは全く変なことでは無いよな〜と、個人的には思ってるんです。
まあ、後付な理由なんですけど遠からずな感覚ではありますよ。
ここでちょっと子供の頃の話をしたいと思います。
子供の頃から戦争とは関係のない普通のクルマやトラックバスだけではなく、戦争道具である戦車とかハーフトラック(前半分トラックで後ろがキャタピラになっている)も好きで、小学生の頃からタミヤのMMシリーズ というミリタリーのプラモデルを小遣いをやりくりして買ってきてはチマチマと作ってました。
中学の頃には近所の模型店で当時取り扱いがあったこともあって、海外メーカーのミリタリープラモにも手を出し始めて一時期はタミヤと半々くらいの割合で持ってました。
そんな中、気が付くとWW2ドイツ軍の虜になっておりました(笑)
子供心にもドイツ軍用車両はカッコ良かったんですよ!
戦車だけじゃなく、装甲車のあの独特の面構成なんかが堪らなくカッコよく見えて、そのうちプラモデルはドイツ軍車両しか買わなくなっていました。
その時代はテレビでも戦争モノの放送がそれなりにあって、各チャンネルの洋画劇場とか往年のテレビドラマ「コンバット」などの再放送をみてひたすら染まっていったわけですね。(あとマイナーですがラットパトロールとかねw)
今はBSとかCSで随分見れますが、当時はアナログ地上波のみでしかもまだその頃我が家にはビデオデッキは無かったんです・・・
殆どの場合はヤラレ役としてしか出てこないにも関わらず、軍服のカッコ良さはピカイチで最初はあの独特のヘルメットの形に嵌ります。
その後は車両(劇中のモドキじゃない本物)に興味が出てきて、気が付くとドイツ軍そのもののファンになってしまいました。
なのでキットの付属しているフィギュアも蔑ろにせず、しっかり階級まで細かく塗り分けて出来上がった車両と一緒に飾っては一人悦に浸ってました(笑)
タミヤのプラモデルには説明書に詳しく実車の解説が載っているんで、当時は専門書も持っていなかったのでこれで随分と勉強させていただきましたよ。
その内専門書籍等を少しずつ買うようになり、少年は徐々に軍用車両と軍装に詳しくなっていくのでしたw
その中でも比較的初期の頃から知っていた車両のひとつにシュビムワーゲンはありまして、水陸両用車ならではの独特のスタイルはかなりのインパクトを私に与えました。
タミヤのMMシリーズにも当然ラインナップされていて、最初期にNo.3として初の車両(それまでのNo.1とNo.2は戦車兵と歩兵のキット)モデルとして発売された歴史ある車両です。
今はもう絶版(多分)となり、その後だいぶ経ってから新たにNo.224 Pkw.k2s シュビムワーゲン 166型として再度ラインナップに加わりました。
現在自分で持っているこのモデルは新しいほうのやつなんですが、既に購入後10年くらい経つのに未だに未組立という・・・
旧いほうのモデルは中学生の頃に弟に頼まれて夜なべして組み立てた思い出があります(当然のように未塗装でしたがw)
シュビムではなくキューベルワーゲンならばやはり中学生の頃にイタレリ製のキットを組みました。
当時のタミヤに比べると足回り等が精密に出来ていて、わざわざ探して買ってきたのを思い出しました。
成形のヒケをアロンアルファで埋めてペーパーで研いで直したり・・・懐かしい。
その後ちゃんと塗装もやりましたが、エアーガンなどは持っていなかったので全て筆塗り。
それでもパクトラタミヤはエナメルだったので乾きが遅くムラになり難かったので重宝してました。
他にも4輪装甲車に8輪装甲車とか、クルップボクサーにホルヒ、戦車だとヘッツァー(正式には戦車ではないけど)とか・・・ちゃんと塗装まで終わらせたのは案外少ないかも(汗)
(一部リンクを付けましたけど現在販売されているもので、当時のものとは異なりますよ)
まだ他にも作っているはずなんですが、思い出したのを書き出してみたら案外思い出せない。
実のところ、買ったままで作っていないキットのほうが相当多くて未だに家の押入れに入っていたりします。
小学生から中学生にかけてはかなりミリタリー色の強い時期だったのは間違いなく、その後の人生にも少なからず影響を及ぼしました。
軍装品にも興味があり、一時期は実際に購入もしました。
今はもうさすがに無理な話ですが、結婚する前にはゆくゆくは実物の軍用車も・・・なんてアホな妄想もしてました。
でも本当は未だにドイツ軍用車には一種憧れのようなものがあるんですよね〜
もし、もしもtotobigで1等が当たったらカマドさんで探してもらおうかしら?
なんて妄想を未だに止められない一児の父親でした。
ではまた。
今日は少しいつもとは違うジャンルですが、WW II(第二次世界大戦)で使われていたドイツ軍のシュビムワーゲンという車両について少々書こうかと思います。
シュビムワーゲンとは、第二次大戦中に活躍した車両ですが、最大の特徴は水陸両用車ということです。
このシュビムワーゲンと言うクルマ、いかにもドイツ的というか機構的に凝っていて軍用車としてはちょっと勿体無い車両なんですよね。
まあ、ドイツの軍用車両は大概そうなんですが、生産性よりも性能重視で量産するには手間のかかる作りの物が多い。
単純なトラック系でも、ポルシェの空冷V8エンジン搭載とか訳分かんないことやったりしてますんで本気で大量生産する気があったんかいな?と疑いたくなりますが、そこがドイツ軍用車両が人気の理由のひとつのような気もするので、その辺りの事情についてはあまり突っ込まないようにして本題に入りたいと思います(笑)
シュビムワーゲンとは?
シュビムワーゲンとは先に書いたとおり、第二次世界大戦中にドイツ軍が装備した車両のひとつで水陸両用なのが最大の特徴。
かのポルシェが設計したこの車の正式な名称は「Leichter Personenkraftwagen K2s (4x4) Volkswagen Typ 166」と言い、日本語に訳すと「軽乗用自動車K2s(4輪駆動)フォルクスワーゲン166型」となります。
このシュビムワーゲン、実はtyp128と言う先輩がいるのですが、そちらは一回り大きくホイールベースも長いために何となく間延びしたスタイルでして、ある程度まとまった数の試作車は作られましたが性能的に軍の要求には至らず不採用となります。
typ128・・・全体的にのっぺりしてますね
そこで改めてtyp166が作られたんですね。
1941年に最初の試作車が完成。
その後1942年春ごろから夏にかけて先行量産車がテストを開始して同年秋から量産がスタートします。
当初は武装親衛隊オートバイ部隊へサイドカーからの転換用として優先的に供給されたようですが、後には偵察部隊や工兵隊などへ主に配備されたようです。
しかし1944年の夏には生産工場が爆撃により破壊された為に実質的にはここで生産はストップ。
その後は残ったパーツをかき集めて極少数が生産されたとの事。
総生産台数は14,276台といわれています。
主要諸元
全長 3,825mm
全幅 1,480mm
全高 1,615mm(幌を上げた状態)
軸距 2,000mm
車両重量 910kg
乗車定員 4名
エンジン 空冷4気筒水平対向 1,131cc
出力 24.5hp/3,300rpm
変速機 前進4段 後進1段 (別途不整地走行用ギア有)
最高速度 路上80km/h 水上10km/h
このシュビムワーゲンですが、前線では人気が高かったようで常に車両不足な状態でした。
4輪駆動のためキューベルワーゲン等に比べれば機動性も高く特に東部戦線等では重宝されたようです。
リアエンジンですがマフラーは車体後部のエンジンフードよりも上についており、水上航行時に水が入らないように考慮されていました。
また、リアにあるスクリューはエンジンの回転をカップリングで接続して回すことが出来るようになっていて、使用する際にはロッドで降ろし、陸上に上がった後はまた折りたたんで固定できるようになっています。
各部駆動部分はシールされており、もし水が入ってもグリスで押し出せるように各部へ一箇所からまとめてグリスアップできるようにチューブが繋がっているそうです。
また、もし水上航行中にエンジンに不具合が生じても大丈夫なように木製のオールが装備されていました。
まあ、水の中を走った(航行)後は手入れが大変そうではありますが、戦時中にどこまでしっかりとメンテナンスをしていたのでしょう?
ドイツ軍の場合は割としっかりとした整備部隊があったようなので、日本軍などに比べたらかなりしっかり整備していそうですが(整備して使わないと補充が少なく車両が足らなくなると言う事もありそう)
アメリカ軍なんかだと壊れたらまた新しいのを補充して貰えや!
的な感じでしょうかね?(勝手な想像)
因みにアメリカ軍の水陸両用車であるフォードGPAの生産数は12,700台ほどといわれ、実はシュビムワーゲンよりも少ないというのは意外な事実です。
フォードGPAwww.net-maquettes.com
現存するシュビムワーゲン
このシュビムワーゲンですが、現在でもある程度の台数が残っており、博物館等のほかにも個人で所有されている方々が結構いらっしゃるようです。
ヨーロッパなどではドイツ軍用車のクラブもあって、そこにはかなりの数のシュビムワーゲンも所属しているみたいです。
写真やyoutube等で見ると、アメリカやヨーロッパ等の国々では軍用車でも家族で楽しんでいるのが分かり羨ましい限りです。
かなりレアな車両が個人で所有されているみたいで(ハーフトラックや装甲車、はては戦車まで!あります)
日本では基本的に装甲のある車両の輸入等は難しいようなので、個人でハノマーク(タミヤのプラモデルで育った世代ならこれで通じるかとw)とか所有するのは難しいのかな?
それでもキューベルワーゲンやシュビムワーゲン等は日本でも個人で所有しておられる方がいらっしゃるので、イベントなどで見る機会はなきにしもあらずです。
自分も以前ミリタリーイベントで実物を見る機会があったので写真を撮影させていただきました。
上はエンジン上部にあるマフラーが良く分かるカット。 マフラーの上にはスクリューを上下させる際に使うロッドが 固定されています。 また、側面には手漕ぎ用のオールも見えます。 |
他にも複数台国内にあるようで、割と有名なのは空冷ワーゲンの専門店さんが所有しているもの。
www.flat4.co.jpより
他にも静岡県の株式会社カマドさんでは海外から軍用車の輸入販売を手掛けていて、以前シュビムワーゲンを販売しています。(社長の小部屋というページに写真があります・・・下記リンクで飛べます)
ここの社長様は軍用車の保存活動などを積極的にしており、軍用車の輸入販売だけではなく太平洋戦争時の旧日本軍戦車の里帰りを計画したり、戦車などの兵器を機械産業遺産として技術の継承や保存活動をするため、NPO法人の立ち上げをするべく活動もされておられるので、ご興味のある方は一度こちらをご覧いただくとよろしいかと思います→社長の小部屋
また、割と最近ですがマイナーな戦争映画に出ているシュビムワーゲンを見つけました。
邦題は「アイアンクロス ヒトラー《SS》親衛隊」という武装親衛隊が主役の映画。(youtubeにあったのでリンクを貼っておきます)
この映画、内容や時代考証的には正直アレなんですが、シュビムワーゲンが水上航行をする貴重なシーンがあります。
他にも実物と思わしき車両もチラホラ出演しているので気になった人は一度見てみてください。
私の場合は近所のツタヤで借りました(笑)
でも今ならツタヤオンラインかゲオ宅配レンタル のほうが楽かも。
どちらも最初の30日間は無料でレンタルできるんで、その間に見たいものをゴッソリ借りてみて、その後はどうするか決めればよいのが魅力。
自分は以前に店頭にないDVD(シリーズ物が歯抜けでね・・・)が借りたくてこの手を使いました。
何でドイツ軍モノが好きなの?
何故ここまでシュビムワーゲン・・・否、ドイツ軍が好きになったのか?
その前にひとつだけ・・・
WW2ドイツ軍が好きなんていうと一部の人は不快に感じる場合があるかと思います。
ただし、あくまでも工業製品としての優れた機能やデザイン、また軍服等のスタイルがビジュアル的に好きというだけで当時の思想や主義主張に賛同しているわけではないので誤解の無いようにお願いします。
(それでもそういった組織の装備や服装が好きなんて言うのはやはりおかしいと言われたらそれまでですが・・・)
男の子って基本カッコイイ物が大好きですよね?
それはただ単純にカッコイイと思っているだけでそこには思想的な考えは微塵もないんです。
同じように旧日本軍の兵器も大好きで、零戦(ゼロ戦)や戦艦大和、各種航空母艦なんかも同じように大好きなんです。
(ウォーターラインシリーズとか好きだけど結局1隻も作らなかったな・・・)
それでもあえて理由をつけるならば兵器には工業の進歩を感じることが出来るから。
自分は基本的には乗り物全般が好きなんで、戦車や戦闘機、戦艦や航空母艦、これは乗り物ではないですが拳銃や機関銃なんかも興味の対象になるんですが、あの戦争では一気にそれらの開発に伴って技術が進んだわけです。
それが戦後は民生に応用され、日本に限らず欧州等でも復興が早まったんじゃなかろうかと個人的に思っていて、技術の進歩が戦争が起こったことによって一気に加速したというのは否定できないと思います。
そして日本の場合、戦後は当時の航空技術者の多くが自動車開発に回り、昭和の30年代以降は一気に花開くわけです。
富士重工(現スバル)やプリンスなどは元々航空機メーカーから出来た会社ですね。
他にも初代クラウンの開発者も元航空機メーカー出身者です。
そんな歴史的に重要な時代の事柄に興味を持つのは全く変なことでは無いよな〜と、個人的には思ってるんです。
まあ、後付な理由なんですけど遠からずな感覚ではありますよ。
昔のテレビや模型の話など
ここでちょっと子供の頃の話をしたいと思います。
子供の頃から戦争とは関係のない普通のクルマやトラックバスだけではなく、戦争道具である戦車とかハーフトラック(前半分トラックで後ろがキャタピラになっている)も好きで、小学生の頃からタミヤのMMシリーズ というミリタリーのプラモデルを小遣いをやりくりして買ってきてはチマチマと作ってました。
中学の頃には近所の模型店で当時取り扱いがあったこともあって、海外メーカーのミリタリープラモにも手を出し始めて一時期はタミヤと半々くらいの割合で持ってました。
そんな中、気が付くとWW2ドイツ軍の虜になっておりました(笑)
子供心にもドイツ軍用車両はカッコ良かったんですよ!
戦車だけじゃなく、装甲車のあの独特の面構成なんかが堪らなくカッコよく見えて、そのうちプラモデルはドイツ軍車両しか買わなくなっていました。
その時代はテレビでも戦争モノの放送がそれなりにあって、各チャンネルの洋画劇場とか往年のテレビドラマ「コンバット」などの再放送をみてひたすら染まっていったわけですね。(あとマイナーですがラットパトロールとかねw)
今はBSとかCSで随分見れますが、当時はアナログ地上波のみでしかもまだその頃我が家にはビデオデッキは無かったんです・・・
殆どの場合はヤラレ役としてしか出てこないにも関わらず、軍服のカッコ良さはピカイチで最初はあの独特のヘルメットの形に嵌ります。
その後は車両(劇中のモドキじゃない本物)に興味が出てきて、気が付くとドイツ軍そのもののファンになってしまいました。
なのでキットの付属しているフィギュアも蔑ろにせず、しっかり階級まで細かく塗り分けて出来上がった車両と一緒に飾っては一人悦に浸ってました(笑)
タミヤのプラモデルには説明書に詳しく実車の解説が載っているんで、当時は専門書も持っていなかったのでこれで随分と勉強させていただきましたよ。
その内専門書籍等を少しずつ買うようになり、少年は徐々に軍用車両と軍装に詳しくなっていくのでしたw
その中でも比較的初期の頃から知っていた車両のひとつにシュビムワーゲンはありまして、水陸両用車ならではの独特のスタイルはかなりのインパクトを私に与えました。
タミヤのMMシリーズにも当然ラインナップされていて、最初期にNo.3として初の車両(それまでのNo.1とNo.2は戦車兵と歩兵のキット)モデルとして発売された歴史ある車両です。
今はもう絶版(多分)となり、その後だいぶ経ってから新たにNo.224 Pkw.k2s シュビムワーゲン 166型として再度ラインナップに加わりました。
現在自分で持っているこのモデルは新しいほうのやつなんですが、既に購入後10年くらい経つのに未だに未組立という・・・
旧いほうのモデルは中学生の頃に弟に頼まれて夜なべして組み立てた思い出があります(当然のように未塗装でしたがw)
シュビムではなくキューベルワーゲンならばやはり中学生の頃にイタレリ製のキットを組みました。
当時のタミヤに比べると足回り等が精密に出来ていて、わざわざ探して買ってきたのを思い出しました。
成形のヒケをアロンアルファで埋めてペーパーで研いで直したり・・・懐かしい。
その後ちゃんと塗装もやりましたが、エアーガンなどは持っていなかったので全て筆塗り。
それでもパクトラタミヤはエナメルだったので乾きが遅くムラになり難かったので重宝してました。
他にも4輪装甲車に8輪装甲車とか、クルップボクサーにホルヒ、戦車だとヘッツァー(正式には戦車ではないけど)とか・・・ちゃんと塗装まで終わらせたのは案外少ないかも(汗)
(一部リンクを付けましたけど現在販売されているもので、当時のものとは異なりますよ)
まだ他にも作っているはずなんですが、思い出したのを書き出してみたら案外思い出せない。
実のところ、買ったままで作っていないキットのほうが相当多くて未だに家の押入れに入っていたりします。
小学生から中学生にかけてはかなりミリタリー色の強い時期だったのは間違いなく、その後の人生にも少なからず影響を及ぼしました。
軍装品にも興味があり、一時期は実際に購入もしました。
今はもうさすがに無理な話ですが、結婚する前にはゆくゆくは実物の軍用車も・・・なんてアホな妄想もしてました。
でも本当は未だにドイツ軍用車には一種憧れのようなものがあるんですよね〜
もし、もしもtotobigで1等が当たったらカマドさんで探してもらおうかしら?
なんて妄想を未だに止められない一児の父親でした。
ではまた。
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コメントの返事が遅くなってしまいごめんなさい。
スロットカーとは1960年代くらいに流行っていたやつのことでしょうか?
実際に見た事はないですが、以前スロットカーのサーキットがある模型屋はありました。
スロットカーとしてはタミヤの24分の1プリンスR380だけは知っていますが、それ以外はメーカーも含めて詳しくは無いです。
HOサイズのスロットも知識としては知っていますが、実際に見た事はないですね。
まだ、教えていただいた画像検索はまだ出来ていないので時間のある時を見計らって一度見てみようと思います^_^
トモさんがスロットカーに興味が無くてもお暇な時に、「Peace tank AFX」を画像検索(注:画像検索)してみて下さい。ピースタンクの可愛さは抜群ですので。私は自称Peace tankマニアですのでPeace tankファンを1人でも増やしたいと笑。(ファンが増えてヤフオクなど値段が上がると困りますが)長くなってすみません。追伸.コメントがエラーになる原因がたぶん分かりました。コメント文に24分の1の所を半角のスラッシュをやめて24分の1に変更したら突然送れました。それまで、かっこ外したり、英文外したり、コロンを点に変えたりやっとわかったみたいです。終わりです。
何かずいぶん戦略大作戦のベタ褒めコメントになってしまいました。追伸:もう一つ好きな趣味を前回書き忘れましたが、未だに集めているのが、24分の1スケールのスロットカー(24分の1スケールと言う所が時代と逆行しますが)とHOスケールのスロットカーです。
つづく
こんばんは
戦略大作戦のあのシーンは実際にタイガーの弱点なんで、分かってんな〜、なんて勝手に思ってましたね。
オドボールはやる気があるんだかないんだかよく分からないいい加減な戦車長ですけど、仲間思いなのがにくめないですね。
続きお待ちしてますね
シリアスな戦争映画とはちょっと違う映画の為、戦闘シーンよりは、オドボールが戦車の整備?(休んでるシーン?)とか、キリッとしているドイツ兵とちがい、アメリカ兵の雰囲気も、実際は違うのかもしれませんが、アメリカ兵らしく描かれている様に感じます。細い道にタイガー戦車をさそい出し射撃角(左右でも、射撃角と言うのか不明ですが)の自由を奪う所など(モドキ戦車の見せ所ですね)戦闘シーンの中では大好きなシーンですね。タイガー戦車がモドキだと成立しないシーンでしょうね。そう思うと、コメディーあり、戦闘シーンありと脚本がしっかり??してると思うのですが・・・。まだつづきます。
おはようございます。
長文ありがとうございます(笑)
昔の戦争ドラマとか映画、自分もかなりの影響を受けてます。
コンバットは当然再放送でしたが毎回楽しみにしていました。
ドイツ軍は今見ると?な格好でしたが、子供の頃はそこまで詳しくないのであのヘルメットの形だけで満足してましたね〜
戦略大作戦、自分も大好きです!
コメディ色の強い映画ですけど、兵器類も沢山登場するし予算は凄く掛かってそうですよね。
キャストも豪華だし、一応ハッピーエンドなんで今でもたまに見たくなります。
あの映画に出てくるタイガーほソ連のT34を改造した物で本物ではないのですが、結構雰囲気があって好きです。
個人的には他に「戦争のはらわた」と「レマゲン鉄橋」も好きな映画ですね。
サバイバルゲーム、自分はもう少しマニアックなやつを一時期やってました。
服装をドイツ軍とかアメリカ軍で揃えて、双方に分かれて行うやつです。
今はもうやっていませんが、その頃揃えた軍装品が今でも手元にあるのでどうしようかと思っていたりします。
ちなみに私は数ある戦争映画の中でも、ベタになるかも知れませんが、「戦略大作戦」が好きですね。一癖も二癖もあるアメリカ兵のキャラクターの逹の中、シャーマン戦車の車長のオッドボールが群を抜いて好きですね。
ちなみに、トモさんほどは詳しくないので、わからないのですが、劇中のタイガー戦車は本物のなのでしょうか?もしモドキ戦車ならドイツ戦車特有の車輪の重なりなど(その他の部分も含め)結構頑張ってばけているな〜と思います。また、もし本物なら出演俳優はわりと豪華で俳優のギャラも高額でしょうし、そもそも走行可能なタイガー戦車がアメリカに存在し、映画に借し出し可能なのかとか?この映画ではタイガー戦車が重要なキャラクターの一つになっていると思います、もしこのタイガー戦車がモドキ戦車だったら(アメリカ軍の戦車にドイツ軍のマークを描いただけの)好きな度合いも違ったと思います。まぁ〜映画は好き嫌いの個人差もあると思いますが、トモさんの見立てでは、本物かどうか判りますか?(兵器博士ではないと怒られそうですが)まだつづきます。
今回は、車の話しではないページへ、コメントさせて下さい。シュビムワーゲンかわいいですよね。
前回ニューイヤーミーティングのコメントの追伸にもコメントさせていただきましたが、私もWWIIが好きになったのは、TVドラマコンバットが(再放送だと思いますが)当時の私に刷り込まれたのが一つの要因になったのでしょう。
コンバットは流石アメリカドラマアメリカ軍がいい者で、
徹底的にドイツ軍が悪者で、低予算の割には、たまに出てくるドイツ軍(風)のモドキ戦車やトラックも当時はまだ詳しく無いので強引なモドキも気にならず夢中になって観ていました。
駄菓子屋で買った銀ダマ鉄炮を片手に、戦争ゴッコもまだまだ近所には、空き地が沢山ある時代でしたので、泥だらけになりながら遊んでいました。
まさかいい歳になってサバイバルゲームにはまるとは、この時には思いもしなかったです。さすがにテルテル坊主弾
(まだ、中学生?時代の空気銃の弾はまだテルテル坊主
弾だったと思います)では、サバイバルゲームはしなかったですが(安全ゴーグルもなく、まだ世の中にはサバイバルゲームもない時代でした)話はだいぶそれましたが、
長文?のためつづく
おはようございます。
コメントについては特に規制はしていないので、何故投稿できなかったのかは分かりませんが、もしかするとあまり長いコメントはエラーしてしまうのかもしれません。
もし宜しければ一度短めの文章でコメントしてみて頂けますか?
頂いた確認のコメントは投稿出来てますので、おそらくあまり長文でなければ投稿出来ると思いますので。
お手数ですが一度お試し下さい。